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CL決勝を予想してみた件

時は欧州サッカー戦国時代。2010年代ヨーロッパの覇権を握った5強クラブは過渡期を迎え、覇権争いは混迷を極めていた……

そんな中、フットボールの母国が覇権争いの一番手として名乗りを挙げる。彼らは、その圧倒的な資金力と自国の有望な若手の力によって急速に力をつけていた。欧州サッカー覇権争いはイングランド勢を中心に回ることとなる。そして2021年、イングランド勢の両雄が決勝の舞台で相まみえる。マンチェスターシティか、それともチェルシーか、フットボールの女神が微笑むのは果たしてどちらになるのか。

今、戦いの火ぶたが切って落とされようとしていた……




イングランド対決となった決勝

皆さんこんにちは。サッカーを見る人です。

ぶっちゃけ上の駄文は必要か?と思う人も多いとは思いますが、どうしても書きたい欲を抑えきれませんでしたww でも無駄なことをしてみたいと思う時もありませんか? ちなみに僕は生産性のないことしか出来ないタイプですww


という訳で今回は、イングランド勢同士での決勝となったマンチェスターシティ vs チェルシーの一戦のスタメン予想と試合展開の予想をしていきたいと思います。

この試合は面白くなりそうだぞ~( ̄ー ̄)




本当にマンチェスターシティは4-4-2を選択するか?

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まずは両チームのベストメンバーを並べてみました。チェルシーはトゥヘル体制になってから継続して採用されている3-4-3です。今季プレミア最優秀補強選手(僕調べ)であるメンディが怪我から戻ってこられるかは、一つカギとなりそうです。一方、マンチェスターシティはゼロトップでの4-4-2が直近のベスト布陣でしょう。

このマンチェスターシティのゼロトップ4-4-2は流動性が非常に高い上、全員が引いて受けることがなく裏のスペースへの飛び出しを誰かが行う仕組みになっている点などを見ても非常に完成度が高いシステムです。純粋なCFを起用しない4-4-2は、まるでアンリとベルカンプを擁し破竹の快進撃でプレミア無敗優勝を成し遂げた、史上屈指のチームと語り継がれるベンゲル時代のアーセナルを思い起させますね。まぁ僕はその時代のアーセナルは一切見たこと無いんですけど。


ただし、グアルディオラが決勝の舞台でこの布陣を採用するとは断言できないと感じています。というのも、決勝の前哨戦となった5月9日に行われたプレミアリーグ第35節では4-4-2ではなく3-5-2を採用していました。

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両チームともにCLベスト4の試合後ということもありターンオーバー気味の布陣となっています。おそらく多くの人が、この3-5-2は単なるターンオーバーだと感じていると思います。しかしながら私はこの3-5-2はCL決勝を見据えたテスト的な意味合いもあったのではないかと疑っているわけです。




対チェルシー3-4-3 守備編

対チェルシーを考えた際、3-4-3にどのように対抗するかが重要な課題の一つとして挙げられます。そして、その対策候補として3-5-2は選択肢に入ってくるのではないでしょうか。その理由は守備面にあります。

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3-4-3は4-4-2に対して非常に相性が良いです。(4-3-3に対しても悪くないと思います。)

というのもダブルボランチの陣形は中央で数的優位を作られやすいからです。特に前から積極的にプレスを掛ける場合はボールの出どころから押さえないと簡単にやられてしまいます。しかし3-4-3は、まず相手の2トップに対して3CBで数的優位を形成していますのでプレスが掛かりにくく守備を困難なものにしています。


また、4-4-2側の中央攻撃対策としてサイドハーフが絞るポジショニングを取ることで中央を厚くすることが挙げられますが、3-4-3相手にこれをやると高い位置取りをしているWBを放置してしまうことになるんですよね。このWBに4-4-2側のSBがプレスを掛けると、SB裏に広大なスペースが生まれます。

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要は3-4-3は4-4-2の守備の網目にポジショニングする形となるので、プレスを掛けるには相性が良くないという訳です。しかし、3-5-2ならば上記で挙げた問題が全て解決します。


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ちなみに3-4-3でマンツーマン気味にプレスを掛ける方策は対チェルシーにおいては得策ではありません。チェルシーの選手は1vs1でもプレスを剥がす技術を持っていますし、マウントとプリシッチの巧みなポジショニングによって3-4-3の薄い中央を突破されてしまうからです。これらはレスターやレアルマドリードが証明していますね。

対チェルシーの守備で重要なのはWBを自由にさせすぎないことと中央を厚くすることです。これらを同時に行える3-5-2が対チェルシーでの守備陣形として最も適切であると考えます。




対チェルシー3-4-3 攻撃編

では攻撃面ではチェルシーをどのように攻めればよいでしょうか? やはり3-4-3は中央の守備が薄くなっている点を攻めるべきだと考えます。

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チェルシーはカンテの超人的な守備範囲とインサイドハーフの巧みなプレスである程度は中央をカバーしています(対レアルマドリード戦では中央を明け渡さずプレスを嵌めていた)。しかし、中央が構造上のデメリットであることはやはり明らかでしょう。

前哨戦のプレミア35節では、マンチェスターシティの3センターを抑えることに苦労していました。

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3センターはダブルボランチに対して中央で数的優位を形成する手段として第一候補に挙がります。

ただし、マンチェスターシティの場合は4-4-2を選択したとしても流動性の高いポジショニングで中央でダブルボランチと前線の選手が三角形の形成するため、4-4-2を選択しても中央を効果的に攻めることは出来ると思います。




予想スタメン

という訳で予想スタメンを発表します。

まずチェルシーは3-4-3以外に選択肢はないでしょう。自軍の練度を考えてもぶっつけ本番で新しいフォーメーションを試す理由はありません。そもそも3-4-3を変えてまで試す対マンチェスターシティ用の新しいフォーメーションがあるとも思えません。


そしてこれまでの話を振り返ると、対チェルシー3-4-3に対しては(特に守備面で)3-5-2に分があり、前哨戦で試した経緯を考えると決勝戦でサプライズ的に採用する可能性も考えられます。

ただし、普段マンチェスターシティは4-4-2で戦っているにも関わらず決勝で普段とは違うフォーメーションを採用するリスクは当然あります。奇策によって自軍のクオリティを損ねてしまえば意味がありませんし、3-5-2は前線の枚数を1枚減らすので前線のタレントを多く抱えるマンチェスターシティが3-5-2を採用するのは勿体無いとも思います。


ただ、守備面では4-4-2で戦うより3-5-2で戦うメリットが明らかに大きいと思います。なので攻撃時は4-4-2で守備時に3-5-2に可変するフォーメーションがベストな気がしますが、そんな方法があるのだろうか……



あった! 一つだけあったで!



(これが4-4-2 → 3-5-2の可変フォーメーションだ!)

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はい、単にロドリ → フェルナンジーニョにしただけです。


ただし、守備時にはフェルナンジーニョがCB化します。

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これで完璧だぁww


まぁ、今まで書いたことって全て机上の空論なんで、ぶっちゃけ普通の4-4-2を選択する可能性が高いとは思うのですが、それじゃあ面白くないのでこんなフォーメーションがあっても良いとは思いますねww




(ちなみに、可変ではなくガチの3-5-2を選択する可能性もあるのではと思ってはいます)

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こんな奇策を採用して負けた日にはシティズンがグアルディオラをこき下ろしまくるでしょうねww




(このハゲ~!!!!!)

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今回も読んでいただきありがとうございました! 良かったと思ったら応援よろしくお願いします。

ちなみに予想ですが、マンチェスターシティが普段通り戦えば互角かチェルシーが6-4で有利、僕の提案したフォーメーションで戦えば6-4でマンチェスターシティが有利(願望100%)だと思いますww



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