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#27 疑問を持つことから始めよう

あなたには「物事の本質」を見抜く力は備わっているだろうか?
生活していくうえで「物事の本質」が見抜けないと様々な場面で弊害が出てくる。

例えば勉強。
数学の公式だけを丸暗記したとする。
それで文章題は解けるだろうか、はたまた応用問題は解けるだろうか。
解けないのである。

公式の本質を捉えなければ問題は解けないだろう。
逆に公式の本質さえ捉えておけば他の単元に公式を用いることができることもある。

このように「物事の本質」を見抜く力は実力を発揮するためのスキルともいえる。
今回は実力を発揮するのに重要なスキルである「物事の本質」を見抜くことについて執筆する。


こんにちは、大学生レフティこと川北健斗です!

今回はリクエストを受けて、「物事の本質」を見抜くことについて細分化してこの力を身に付けるのに重要だと思うことをまとめました!

誰にとってもより良く生きていくのに必要なスキルだと思うので、ぜひご一読ください!


本質を見抜くことはなぜ必要?

そもそも「物事の本質」を見抜くことはなぜ必要だと考えられるのか?
世の中では本質を見抜けないと大変なことが起きてしまうからである。

例えばある財やサービスを受けるとする。

考えればわかることだが、
財・サービスの価値=支払う金額
であるのが一般的である。(価値には人件費等も含む)

しかし財・サービスの本質を見抜けないとどうなるか。

まず、実際にはその価値がないものに必要以上のお金を支払うことになりうる。
「そうするとあなたが損をする。だから必要である。」なんていう生ぬるい話ではない。

価値以上の金額を支払うことで質の低い財やサービスが世の中に蔓延るのである。
そうなると、良い財やサービスがなくなるとともに、素晴らしい技術は必要なく、歴史や文化が失われうるのだ。

つまり、消費者全員が損をする、財・サービスの成長もなくなり、社会としてマイナスの影響を受けるのである。

一方で実際の価値以下の金額しか支払わないとする。

一見これは消費者にとってはお得のようである。
良いものを安く仕入れられる。これが商売の基本だ。」

だがよく考えてほしい。
その生産者はどうなる?
価値以下の金額しか支払われないがために、やがてその財・サービスを諦めるだろう
どんなに必要なものでも生産者がいなければ消費できないのである。

つまり、必要な財・サービスが失われてしまう可能性があるということである。

財・サービスを例に挙げたが、他のことにも同様のことが言える。
だから「物事の本質」を見抜く力が必要なのである。

本質を見抜くのに大切なこと

では本題に入ろう。
「物事の本質」を見抜くために必要なことは何だろうか?

豊富な知識、コミュニケーション、経験、技術、コツ、カン…など様々なことが必要になるだろう。

もちろんこれらのことは「物事の本質」を見抜くうえで大切であるため、あるに越したことはない。
しかし、これらがなくともあることを意識すれば「物事の本質」を見抜く力を身に付けることができる。

そのあることとは、最も根本的かつ重要な要素である。

それは
「批判的思考力」
である。

ここでいう「批判」は「非難」とは異なる
簡単にいえば「物事に対して疑問を持ち考えること」である。

この批判的思考力に優れた人物がいる。
その人物は、眼鏡をかけて蝶ネクタイをした、やたらと大人っぽい少年探偵である。
名前は「工藤し…江戸川コナン」とかいう人物だ。

彼のことはみんな良く知っているだろう。

彼が頻繁に事件の時に口にする言葉がある。

「あっれれー、おかしいぞ~」

このセリフは警察が大方犯人の目途を立てた後に言われる。
つまり彼は警察にすべてを任せるのではなく、「物事の本質」を見抜くことに注力しているのである。

またある回では、たばこをコンビニで千円札で買っただけで

「妙だな」

なんて言っている。
彼は恐ろしい「批判的思考力」を持っているのだ。

「批判的思考力」のない人は、「○○さんが言っているから」「一般的には~と言われているから」などと考えて、思考停止に陥る

その結果、「物事の本質」を見抜けず、人に騙されたり、練習しても上達しなかったり、タメになる話を聞き逃したり、古い考えで新しい時代に適応できなかったりと損をする

したがって、「批判的思考力」があることは自分を救うことになるのである。

「批判的思考力」があることで、邪魔なフィルターを排除したうえで自ら考えることができるため、「物事の本質」に近づくのである。

でも最初からは難しい…

「批判的思考力」を持った方が良いのは分かったが、いざ実践と言われても難しい人もいると思う。

そんな人に参考にしてほしい人がいる。
それは、アルプスの大自然の中でブランコに乗っている少女である。
そう、ハイジである。

「人里離れた自然の中でブランコに乗って物思いにふけって考えろ!」なんてことではない。

ではどういうことか。
次の歌詞を見てほしい。

口笛はなぜ遠くまで聞こえるの?
あの雲はなぜわたしを待ってるの?
おしえて おじいさん
おしえて おじいさん
おしえて アルムのもみの木よ

おしえて(伊集加代子 作詞:岸田衿子/作曲:渡辺岳夫)

これは『アルプスの少女ハイジ』のオープニング曲の『おしえて』の一部である。

これを見て目を見張るのは疑問の多さ
何気ないことに対して疑問を持っていることが分かるだろう。


しかし先ほどの眼鏡の少年探偵とは異なる部分がある。

それは「自分で考えてはいないこと」である。
あくまで「疑問」を持ちはするが、おじいさんに「おしえてもらおう」としているのだ。

そう、これこそが「批判的思考」を実践するのが難しい人が真似すべきことなのである。

「まずは疑問を持つ。そして有識者に納得するまで教えてもらう。」

これこそが「批判的思考力」を身に付ける第一歩なのである。

終わりに

ここまで、「物事の本質」を見抜くことや、そのために必要な「批判的思考力」の身に付け方を書いてきた。

世の中にはあんなにすごい批判的思考力や疑問を持てる眼鏡の少年探偵ブランコ少女のような人なんて滅多にいない。

今からでも全く遅くない。

はじめは抵抗があるかもしれない。
しかしやっていくうちに世界の見え方が変わってくるのは間違いない。

それからは仕事の効率性も上がるだろうし、成長速度が著しく伸びるはずだ。
そしたら理想の自分に近づき、よりよく生きていくことができるのではないだろうか。

そのためにまずは「疑問を持つこと」から始めよう!

コツコツと、継続的にやることで何か変化があるはずだ。


それでは、また次回!!

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