最近の記事

実際に見たジョアンのTR

こんにちは。 今回は去年ジョアンのTRを見て感じたことについてまとめていこうと思います。 奈良に来るまでは講習会などで1つ1つの技術に関してこうやってやるということは理解していましたが、それをどのように選手に落とし込んでいるかは未知の部分でした。 去年はそれを実際に見ることができました。 そこから感じられたことは、 選手がなぜそのアクションをしないといけないか理解した状態に導くことで、焦りのない状態をつくることができ、より広範囲のスペースを閉じることができるという点です。

    • 大会を終えて

       こんにちは。  ここ数ヶ月で高円、全日、県内大会など大きな大会が続いていました。関西大会出場、県内ベスト4と結果はそれなりに出たと思いますが、コーチとしてはまだまだだなと痛感した数ヶ月となりました。  それはプレッシャーのかかる試合になるにつれ、選手がどんどん消極的なプレーになっていってしまったからです。それが1人だけでなく、ほとんどのGKがポジションが低くなり普段なら飛び出すクロスや背後へのスルーパス、ロングボールに飛び出さない、フリーな味方をうまく使えずロングボール

      • 半年振り返って

        こんにちは。 奈良に来て約半年が経ちました。 現在のチームではジュニアからユースまでのGKを僕1人で担当しています。 チームの都合上毎日GK練習をすることができない状況で、理解してやる選手、理解できずにやっている選手で成長に差があると感じています。(要するに賢い選手、賢くない選手で差が出てきている状況です) 選手のタイプは ①理解できていない ②理解しているがプレー中は意識できていない、忘れてしまう ③理解し実行している の3つにわかれていると感じます。 ①の選手には

        • コーチとしての考え方

          こんにちは。 やることが多くだいぶ更新が滞っていました。。 今回は育成コーチの考え方について書いてみたいとおもいます。  以前ジョアンが育成コーチは我慢、辛抱強さが必要だと言っていたことがありました。奈良に来る前は高校生を教えていて、理解力もあり毎日ほとんどGK練習の時間が確保され、試合もほぼ毎回帯同していたので、その場でエラーがあったら指摘して修正するサイクルがうまく回っていました。そのため、我慢、辛抱強さが必要という言葉があまりピンときていませんでした。  

        実際に見たジョアンのTR

          試合の振り返り

          こんにちは。 週末に試合を行えるようになり、やっとスタートしたという感覚になっています。 毎年ですが、新しく教わった選手たち試合中に考えなければいけないことが多く、頭を休ませる時間はないので、頭の疲労が増すと思います。  今はポジショニングをテーマにしています。ポジショニングというとゴール前、シュートエリアのことをイメージしますが、ボールが相手陣地にあるときも考えてポジションをとり続けないといけません。ボールが前にあるときもGKはどこまで上がるのかという基準があるので、常

          試合の振り返り

          2ヶ月間の取り組み

          こんにちは。 今回はこの2ヶ月を振り返ってみたいと思います。 この2ヶ月はコロナで練習が週1、2ほどで充分にできなかったため、通常通りTRを行っていても選手は確実に知識の面、技術面(自分で実際に行うプレー)ともに忘れてしまうことが多いだろうとイメージしていました。体を動かすのが週1、2回程度だとその日にできるようになった動きも次のTRでは忘れてしまう、できなくなってしまうということが起こっても仕方がないと思います。 そのためこの期間はもちろん正しい動きをすることも大切で

          2ヶ月間の取り組み

          ミスの改善

          こんにちは。 ばたばたしていて間隔空いてしまいました。 コロナの影響でTRができない、長期でオフなど挟み久しぶりに指導してみると見るべきポイントなど抜けてしまうことがたまに起こります。そういう中で映像で振り返ることの重要性を改めて感じました。 いつから通常のシーズンに戻るか不透明で、TR回数も限られているので1回1回のTRの質が求められます。映像をとって気になるシーンを選手に送り、TR前にもう1度見ながら解説して始めるということは前からもしているのですが、確認作業をする

          ミスの改善

          地味だけどためになる作業

          こんにちは。  最近はGKに向けての資料作り、評価シートを作る作業が続いています。  この作業している中で思ったことは ・頭の中の情報を言語化する重要さ ・評価基準を作ることでポイントが明確になる ことです。 自分用に技術については文字化してはいるのですが、それを資料として作るときに選手にどうしたら伝わるかという点が難しいなと思いました。頭の中でわかっていてもいざ人に伝えるとなると、別の行為になります。 話を聞いて頭で理解したつもりでも、こんな感じになるからだめだよねと

          地味だけどためになる作業

          対談2回目

          こんにちは。 今日は2回目の対談の感想を書きたいと思います。  立ち上がりについて話になったとき、大久保選手がセカンドアクション、リアバリーが速くできれば、ファーストアクションでそこまでプレッシャーがかからなくなり1発でキャッチできなくても大丈夫だと思えるようになったと言っていたのがとても印象的でした。FC東京で教わったGKの映像をみるとセービングしたあとの立ち上がり方が他のGKに比べ圧倒的に速いです。手のつきかた、足の使い方、起き上がり方すべての動作がとてもスムーズです

          対談2回目

          対談の感想

          こんにちは。 今日は昨日のジョアンの対談について書きたいと思います。  実際にプロ選手からの意見はメディアでもそこまで発信されていなかったのでとても楽しみにしていました。印象的だったのは、自分が何をしなければいけないのか明確に頭で理解でき、ミスの原因も自分で分析できるようになったという、講座を受けている感想と同じような考えをプロ選手もしていたということです。ジョアンほど理論が構築されているGKコーチはほぼいないと思いますが、さすがにプロを教えているコーチなので自分なりの理

          対談の感想

          最近の作業

          こんにちは。  最近はまともにTRができていないので、今までの映像の振り返りなどの時間が多くなっています。2、3年前のTR映像を振り返っていると、特に基準もなく教えてしまっていたなととても感じます。その時はちゃんと考えたし、分析もしっかりできていたと自負していましたが、時間が経ってから見るとなんでこんな動きになっているのという感じです。 この時は、少しジョアンの技術についての知識があり、それ通りにやっていたという感じで技術や試合中の動きが部分部分でしか考えられていなかったの

          最近の作業

          メモ

          こんにちは。  最近は1人で家にいる時間が長くなり十分にTRができていない状態なので、気持ちが沈んだり、考えたこと試してみたいことがなかなかできずモヤモヤした感情が続いています。 今回は今のモヤモヤを残しておこうと思います。(自分のためだけです笑) 思い当たるのはこの4つくらいかなと思います。 ・確定申告、年金(iDeCo、つみたてNISA) ・TR ・やったこと忘れてしまう ・コーチとしての可能性 大学卒業したばかりなので、確定申告とか年金のことなど、普通の会社員では

          MTG③

          こんにちは。  今回は実際にTRをつくってジョアンに見てもらったことについて書きたいと思います。  今はキャッチングをテーマにやっていて、前回のMTGで聞いたことからシチュエーションを踏まえて、目的、必要な動きなど考慮してTRをつくってみたんですが、簡潔にいうとまだまだ甘かったなという印象でした。 去年の試合から正面キャッチのあったシーンを抽出して、そこから起こりそうなシーンをメニューとして作ってみました。しかし、見せてみるとこのステップは本当にこの状況でするのか、ゴー

          TRメニュー作り

          こんにちは。  今日はTRの考え方をきいてからつくったメニューについて書きたいと思います。  まず言えることは、TRの作り方、考え方がとても変わり1日のセッションを作るだけでもとにかく時間がかりました。今はキャッチングをテーマでやっているので、試合中どういうシチュエーションで正面のキャッチングをしているか、今までの試合の映像から抽出しました。それまではイメージでこの技術はこういうシチュエーションだろうなでメニューを作っていましたが、試合で起こったプレーをもとにシチュエーシ

          TRメニュー作り

          MTGの続き

          こんにちは。  前回の続きです。  ここからは推測になりますが、このように緻密にTRを設定しているからこそ、年間のプランも立てやすいのではないかと思いました。キャッチのテーマの時はここまでをできるのを目的をしてそれ以上、遠くなったらセービングになるよね、それでセービングがテーマのときは目的がここまでで、キャッチできなかったらセカンドアクションになるよねといったように、テーマごとの目的がはっきりしていればいるほど、その目的を達成にするまでにどのくらい日数がかかるのか予測しや

          MTGの続き

          MTG②

          こんにちは。  先日2回目のジョアンとのMTGをしてきました。この前理解しきれなかったTRメニューの考え方についてまた聞いてきました。  ジョアンの考えを聞くまでは、自分としても正直TRメニューの作り方というのは漠然としたもので、この動きをできるようにさせたいからこのTRやるといったように、1つのメニューをやる理由というのが明確になかったです。 前回もシチュエーションが大事というのは書きましたが、今回言われたのはそのTRをどう機能させるかではなく、どういうシチュエーション