半年振り返って

こんにちは。

奈良に来て約半年が経ちました。

現在のチームではジュニアからユースまでのGKを僕1人で担当しています。
チームの都合上毎日GK練習をすることができない状況で、理解してやる選手、理解できずにやっている選手で成長に差があると感じています。(要するに賢い選手、賢くない選手で差が出てきている状況です)

選手のタイプは
①理解できていない
②理解しているがプレー中は意識できていない、忘れてしまう
③理解し実行している
の3つにわかれていると感じます。

①の選手にはとにかく説明すること、映像や図を使って1対1で話す機会を増やしています。1対1で話す方がより考えなければならないし、わかっていなくてもスルーすることはできないので、理解できるまで説明します。その際何回この話するんだよと思うこともありますが、態度に出さないよう気をつけています笑

②の選手も説明、話をしますが、より自分のプレーを見せながら話をしています。映像を見せて、なぜこの立ち位置はだめなの?ここに立たないといけない理由は?というように質問をしてとにかく考えさせます。よりそのプレーをしなければいけない理由を説明し、試合前には何を意識してプレーするのか伝えるようにしています。意識させるためにティーチングが多くなってしまいますが、選手も理解はしているので少しの変化でも褒めるように心がけています。

③の選手は理解はしているので自分で説明させるようにしています。ミスが起こった自己解決できるように情報を先に教えてあるので、そこから自分で解決策を出せるように誘導しています。

奈良にきてからは、以前よりGKを見ることができる頻度が減ったのもありますが、より1人1人と話す機会が自然と増えました。僕が見にいくことができない試合の方が多いため、何ができていて、何ができていないのか明確に伝えることが必要です。僕いないときでも考えてプレーする選手と考えていない選手で、差が生じてしまうのですが、そこは我慢をして急がないようにしています。お前またできていなじゃんではなく、その選手が何を考えてこのプレーをしたかを質問してから、それに対して納得させるために説明をするようにしています。ただ単に、これができていないじゃんだけでは、選手がどういった不安や悩みを抱えてできていないのかわからないため何を考えていたのか聞くようにしています。そうすることで意外な答えが返ってきたりすることもあるので、ただこれをやれだけではだめだなと感じるようになりました。選手の答えから他の伝え方をしないといけない時もあるので自分の思考力も鍛えられます。

毎週全カテゴリーの試合をチェックしているのでもう何試合みたんだよと思うこともありますが、少しずつですがGKできることが増えるようになったと感じています。週明けこの前クロス出れましたなど選手から言ってくれたりするだけでやってきたことの成果を感じられます。また、できるようになったと選手自身が実感し満足感を得られているので、その感覚をより増やせるように自分のできることを丁寧に続けたいと思います。

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