20181111

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今回は私が部活中にした怪我のことを書きたいと思います。

2018年11月11日
所属するバレーボール部の遠征先の高校で練習試合中、右足の前十字靭帯を損傷しました。

ボールをとるために一歩前に足を出し、コートに足がついた瞬間、膝が崩れるように内側にはいりました。
怪我した瞬間、頭をよぎりました。
「あっ、終わった。」
実は両足首の靭帯を伸ばし、完治させずにプレーしていたため、これ以上怪我はできない状態だったのです。

足首を治さずプレーを続けていたのは、自分がプレーしたかったというのもありますが、最大の理由は"メンバーから外されたくなかった"から。

顧問の先生は選手の怪我には無関心、プレーできない人はそれまで。というスタンスの人でした。

何としてもコートに立ち続けたかった私にとって、"休む"という考えはありませんでした。

前十字靭帯損傷は全治9ヶ月、早くても6ヶ月はかかると言われています。
しかし怪我をしたのは引退まで6ヶ月のとき。

顧問の先生には怪我した直後、靭帯は切れていないだろうと言われました。
なので、これまで通っていた接骨院に行きました。
接骨院にはレントゲン、MRIなどの機械がありません。
テーピングをしてもらい、練習に戻りました。
しかし、どうしても痛みが治らない。
足首のときとは何が違うと感じました。

でも、病院の先生ってやっぱりすごい。
様子がおかしいから整形外科に行けと病院を紹介してくださりました。

MRI検査の結果は、前十字靭帯損傷。

「最後の総体に間に合うか分かりません。」

そう言われたとき、自分でもびっくりするくらい落ち着いていました。

「休める」

直感でそう思ったのだと思います。

手術は1ヶ月後
まだ普通に歩けます。我慢すれば走れる。
怪我のことを話しながらも、なぜか笑顔でいれた。
何より、実感がありませんでした。

しかし、手術後は全く違った世界でした。
普通に歩ける人が羨ましい。
普通がどれだけ恵まれているか痛感しました。

そして私には時間がありませんでした。
手術が終わった時点では引退まで5ヶ月と少し。

みなさんならどんな選択をしますか?
1.間に合うか分からないが、リハビリをして選手としての復帰を目指す。
2.選手としての復帰を諦め、マネージャーとしてチームを支える。
3.バレー部自体を退部し、最低限のリハビリをする。

他にも選択肢があるかもしれませんが、私が選んだのは1の選手としての復帰。
しかし、即決できたわけではありません。

"頑張っても間に合わなかった。"
そうなるなら、頑張る意味がない。 

そんな愚痴をひたすら理学療法士の先生に言いました。

でもやっぱりバレーボールが好き。
その気持ちが私の原動力になりました。

選手としての復帰を目指して頑張ってよかった。
今は心の底からそう思えます。

復帰前から復帰後も、「怪我したのに頑張ってすごいね!」と声をかけてくれる人がたくさんいました。
いろんな人が見てくれているんだな、応援してくれているんだなと思えてすごく嬉しかったです。

しかし、リハビリを続けて選手に復帰する。という選択をしたのは自分です。
誰のためでもなく、自分が好きなバレーボールをもう一度したい。コートに戻りたい。と思ったから。
自分のために頑張ったので、全然すごくないし、偉くもない。
ただバレーボールが好きでよかったなと思います。

そして、このnoteに1番書きたかったことは、怪我をしてから自分が変わったこと。

"人生変わった"と言ったら大げさに聞こえますが、ほんとにそれくらい。

怪我をして強くなれた

これは胸を張って言えます。

もちろん怪我はしない方がいいです。
できればしたくありません。
ですが、生きている以上怪我をしない人なんていません。
スポーツをしている人はなおさらです。

怪我をしてよかった、と言えるほど私は強くありません。
でも、悪いことばっかりだったとは思いません。
病院で出会えてよかったと思う先生と出会って、いろんな言葉をかけていただきました。
怪我をしていなかったら出会えなかった人たちです。

そして前向きに物事を考えたり、先の分からないことに挑戦したり、自分で決断できるようになったり...。
夢も見つけました。

私は大学でスポーツ教育学科に入学しました。
選手を支えられる人になりたいと思ったからです。
それまでの自分には全くなかったことが夢になりました。

だから私にとって2018年11月11日は特別な日です。

怪我の治療中しんどいこともたくさんあったし、悔し涙もたくさん流しました。
でも、最後の総体はスタメンでプレーできました。
多くの人に支えられ、わがままを聞いてもらい、コートに立てました。
いくら怪我をしたと言っても、恵まれた環境だったと思います。

何度も書きますが、これからは自分が恩返しする番です。
大学での学びを少しでも選手に還元できるように頑張ります!

最後まで読んでくださりありがとうございました!
今回は少し長くなってしまいました🙇🏻‍♀️

次回も読んでいただけると嬉しいです!

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