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ニーゴユニットストーリー感想

正直舐めていた.
音ゲーで金を取るためにつけられたソシャゲ要素で,キャラを出すことで課金させるための取って付けたようなストーリーだろうと.
確かに経営陣は課金のためにキャラを出すように舵を切ったのかもしれないが,シナリオライターはストーリーを読んでちゃんと「いいものを出したい」という意思を感じた.
どうやら桝井愛さんという方がシナリオライターみたいだ.私の気に止めておきたい人物のリストに加えておこうと思う.

ネタバレ注意(傷物語のネタバレもあり)


特に終わり方が良かった.あまり他作品を持ち出すのは好きではないが,傷物語の「全員が幸せになる方法はないが,全員が不幸になる方法ならある」という終わり方に似ていて僕としては大好物だった.
奏の父は昏睡状態のままで,奏はまふゆのために曲を書き続けなければならない.奏からまふゆへ言った提案は今のニーゴの関係を続けるための応急処置でしかなく,根本的な解決にはなっていない.だが,20話ごときでは問題は解決しないというのがリアリティがあって良かった.

絵名がまふゆの厄介オタクを発動しているのも良い.全員なかよしグループという感じではなく,まふゆと絵名はなんか仲が悪いしあんまり全体としてコミュニケーションが取れておらず,瑞希が持ち前のコミュ力でどうにかつなぎとめている感じが不安定感を増している.
そのただのバランサーの役割として瑞希がいると思いきや,瑞希も一人の人間として性の問題を抱えているし,中高生がするゲームにしては「そこまでやるか」と思うシナリオである.これで性癖が壊れちゃう子供が生まれるのがすぐ想像できてしまうなwという感じだ.
これを書いたのはシナリオを読んで結構あとなので,このぐらいしか覚えていないのが悲しいところである.僕の記憶力は相変わらず弱いらしい.

今日はこのへんで


やめとけ