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【ティール組織勉強会】第Ⅱ部 第3章           自主経営/プロセス~意思決定-助言プロセス(P164)

<著書 要約>

正式な階層が存在しない場合人々は混沌する。
どのような解決策を目指すか?
AESの具体例→助言プロセス
問題が発生した場合、組織内の誰がどのような決定をしても構わない。
ただし、その問題の専門家に助言を求めなければならない。
内容が大きければより多くの情報が必要である。

「ティール組織」(フレデリックラルー著)

◆◆スタッフYさんの感想◆◆

 どのような業種であっても、困難に直面する事は何度もあると思います。
私が、かつていた業界ではCRMが徹底されており、航空機を一つ飛ばすのにも、地上クルーと同乗している整備士との連携が必要でした。
 航空業界では機長に全ての権限が与えられておりますが、問題の解決には機長はその部門の専門家に相談します。
チームが一つとなるには、まずはお互いの信頼が必要であり、誰もがチームリーダーに意見を言える様な環境が必要だと感じます。
個人の専門的な知識は、時にリーダーの知識や能力を超える時もあると思います。
 問題を乗り越える時、その個人の力は社会のピラミッド型の上下関係を超えて、問題を乗り越える一つの要因と捉えるべきだと感じました。
上司が部下の意見を受け入れる事、部下が上司に意見する事の難しさ。
より重大で緊急度が増した緊迫的な状況の中でその様な事をする事は団体行動の中で最も難しい事だと思います。
一人一人が与えられた分野にしっかりと責任感を感じ行動する。
団体での方向性がブレない様に、目的を忘れずに、その目的にどの様に行動を一致できるか。

難しい事だと思いました。
 ただ、失敗しても何度も自分で行動を見直したり、他からフィードバックしてもらう事で、常に自分の行動をブラッシュアップする必要があると思いました。


◆◆スタッフSさんの感想◆◆

お互いに言い合える環境作り、私も重要だと思いました。

◆◆スタッフNさんの感想◆◆

CRMという言葉を初めて知りました。
ありがとうございます。
医療の現場で、医師と看護師を例に取ると「医師の指示の元に~できる」などと法律で提示されているので、一般的にどうしても上下関係のようになりがちです。
そこは医師が専門分野であるからで、看護では私たちが専門なので、その分野では医師に助言できることがあるかもしれません。
 今も協力出来ていると思いますが、医師、看護師、事務、技師、リハがそれぞれの得意分野や専門分野を活かしながら、お互いの関係性を築いていけたらなと思います。

◆◆スタッフNさんの感想◆◆

 感想にある、チームが一つになるには互いの信頼が必要というコメントに深く頷きました。
信頼されることにより、それに応えようとする姿勢は成長を促すはずだと感じます。

◆◆加藤院長 コメント◆◆

ありがとうございます。
CRMはなんの略ですか? 
知らなかったです。 
おっしゃるとおり チーム員それぞれが、 意思決定していくうえで とても重要なことは 目的に立ち返られるかどうか。
チームがつながっているのは 目的 なので 存在目的 に つながっていけるかどうか?
だと思います。
 この思考は、原始時代に狩りをしていた、男性の思考です。
お互いの性格が嫌いでも 弓矢が上手い人は チームとして 一緒に狩りに出かけられたりします。
 実は 女性には難しい思考ですが、存在目的が、人間愛とか 地球への愛とか 宇宙への愛みたいに より本質的で 深いものになっていくと 逆に 女性のほうが、やりやすい思考方法かもしれません、、

◆◆スタッフYさんの感想◆◆

先生方、コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
CRM :Crew Resource Management(クルーリソースマネージメント)です。
航空業界から生まれた概念であるようです。
航空機を使用し任務を安全に遂行していく為に、グランドスタッフ、エンジニア、パイロットとそれぞれ行うべき仕事は異なりますが、一機の航空機を安全に運行して任務を達成すると言う目的を全員が忘れずに仕事を行う考え方です。
 私の体験談ですが、ヘリコプターの回転翼(プロペラ)に鳥が巻き込まれて、コックピットが血だらけになった事があります。
バードストライクはよくある事ですが、ヘリコプターでは珍しいです。
離陸直後で高さも速度も不十分で危険な状態でしたが、コックピットの計器類には何の異常もなく、振動や異音もありませんでしたが、整備さんがヘリコプターの回転翼の非常にシビアな部分(トリムタブ)が損傷している可能性を指摘され、その意見を信頼して、私は基地に引き返した事があります。
 基地に引き返すか飛び続けるかの最終的な判断は航空法でも定められておりますが、機長の決断となります。
しかしその判断材料となる様々なクルーの助言は安全に飛行する為に必要不可欠であり、ここにまさに上下関係を、超えた信頼があったのかと感じた事を覚えております。
 航空業界ではパイロットが、花形で一番偉いと思われがちですが、パイロット達はその様な姿勢で仕事をしていません。
私が以前働いていた会社は面白くて、ベテランの機長が偉そうにソファーに座っているのではなく、自ら率先して清掃をしたり、他のクルーのコーヒーやお茶を準備していたりと、そこにベテラン機長としての威厳を感じながらも、威圧感はなく、皆んなが自然と調和が出来る空気感を作っていた様な感覚を感じ取りました。
 私は、目に見える階級組織なんかよりも、その人のエネルギーとかオーラ的な物を見てしまいがちです。

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