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ティール組織勉強会         第Ⅱ部 第2章 自主経営/組織構造~自主経営チーム(P107)

<著書 要約>

 ビュートゾルフは、「患者がどうしたいのか?」を真剣に考えている。
目的は、患者ができるだけ自分の面倒を自分で見られるようにすることだ。患者は自分で何をできるようになるだろう?
自分の支援ネットワークをつくれるだろうか?
定期的に自宅に立ち寄って世話をしてくれる家族、友人、近所の人はいるのか?
看護師が患者の近所を訪ねて助けてくれる人を探すこともする。
 ビュートゾルフは、できる限り自分たちが実質的に「余計な存在になれる」よう努力している。
「自分の使命を果たす」という職業(Vocation)の本来の意味がここに取り戻される。
患者の幸福は組織の自己利益に勝るのだ。
その結果、患者はビュートゾルフの看護師から受けたサービスに心から感動するようになる。
患者の家族も同様だ。
病人や高齢者の人生の向上に、看護師が大きな役割を果たしてくれた、と患者の家族が深い感謝の言葉を表明することが多い(末期の患者が最後の瞬間まで看護師の世話を受けることは珍しくない)。

◆◆スタッフMさんの感想◆◆

 こちらの看護師さんは、仕事での関わりかもしれませんが、心理的にはもっと近く、深い関わりなのだと感じます。
そして、人間の最後に(無駄な延命などしないで迎える)関わらせていただくと、言葉には出来きない深い学びと素晴らしいエネルギーをいただける、そんな経験をするのでは、と思います。
 患者さまやご家族に深い感動と感謝があるとの記載ですが、看護師側にも同じように深い感動と感謝がある、だから組織の自己利益に勝るのだと感じました。

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◆◆スタッフNさんの感想◆◆

  看護師と患者の当然の形だと思います。
ただその当然が出来ているところは結構少ないかもしれません。
これは私の持論ですが、看護は与えることと受け取ることの両方をいかに大切に出来るかが重要だと考えています。
当院は外来なので一人一人ゆっくり時間をとって話したり関わることは難しいかもしれませんが、一回一回の関わりを丁寧に積み重ねてこのような関係性を築いていきたいなと思いました。

◆◆スタッフHさんの感想◆◆

 業務に流されてしまうと本当に大切な関わりを逃してしまうことが多いと感じます。
一つ一つ丁寧に関わって行きたいと思いました。

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◆◆スタッフSさんの感想◆◆

 体調確認の時「体調変わりない」と言われる方でも声のトーンや表情から
本当は違うんじゃないかと深掘りしてみたりしますが、それでも外来なのでずっと話を聴き続けられるような状況ではありません。
そんな中でも少しでも心が軽くなったり、不安なき持ちが和らいだり、何かの気付きを与えられるような働きかけが出来るようにしていき
たいです。

◆◆加藤院長コメント◆◆

 ありがとうございます。
目先では、 利益にならないような事でも長い目では、 本質的に、 患者さんに 利益になることをすることが 最終的には、自分たちに 一番利益をもたらすのだということを再確認したいです。
頭痛で言えば、安易に頭痛薬を渡せば儲かって、楽ですが、本質的に頭痛の意味を伝えていくことが、 患者さんの 本当の意味で利益になり最終的に 自分たちの 利益になるように。。。

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