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2020年の良かった曲

明けました。2021年!2021年!?

2020年は、その数字のアホっぽさも相まって嘘みたいな年になってしまいました。教科書でしか知らない歴史が今と地続きであることを思い知らされますね。最新の人類は飾り立てられた虚無を崇めずに疫病をやり過ごせるんでしょうか。
思い込みの強さだけで不安をないものにしようとするのは基本的に賛同できません。なんだか人間同士の思想の勝負みたいになっててうけますね。

それにしても2021年という字面はなんて未来的なのか。この感覚はどこまで通じるものなんでしょうか。例えば、2010年生まれの人は2021年という数字に未来を感じたりするんでしょうか。自分がこれから年を越すたびに未来を感じることになると思うと震えます。

ということで、2020年もしっかり終了したので一昨年に引き続き2020年にリリースされた曲から良かったものを列挙していきたいと思います。振り返っとかないとそのまま忘れていくからな!
2019年にやったときは「本当に良いと思ったのか? ”自分はこれを良いと思えるぜ”というかっこつけではないのか?」という自問自答と、プレイリストの曲順をいい感じに並べるのに時間を割きすぎて、記事を公開してからしばらく音楽を聴く気力が失われたので今回は気軽にやります。気軽なうちに終わってくれ!

年間ベスト的な記事には、これは個人的なものですとか気分によって変わりますとかそういう前置きを見かけますがそんなのは当然かつ前提でしょう!どこがやったって公式ではないから!こんなことはただの面白がりに過ぎません。
ちなみに年間ベストアルバムはありません!アルバム単位の良さって自分でもよくわかってない感がある。

例によって順不同です。お願いします!(Spotifyプレイリストは一番下にあります。)


2020年の良かった曲


GEZAN - 赤曜日

民族的ビートにテンションあがりました。鼓舞される!


ミツメ - 睡魔
最近のミツメはやばいモードに入ってる感ありますが特に好きな曲。Aメロのメロディーほんとに良い。曲名のつけ方も毎度しびれる。


吉田一郎不可触世界 - るーいん

比較的前作『あぱんだ』っぽい曲調ですが、”白い布を被って入道雲”という歌詞とメロディーが、一生戻ってこない子供の頃の無邪気さを想起させてエグイ切ない気持ちになりませんか?なります。


South Penguin - bubbles

好きなバンドを聞かれたら積極的に挙げていきたいバンドことSouth Penguin。アカツカさんのm7系M7系のコードに乗せてくるメロディーが大体好きなので毎回にやにやしてしまいますが、今回は+ファンキーな演奏で最高です。間奏のピアノがピーク!

この曲がリリースされる前に八神純子のジェラスという曲を知ってよく聴いてたんですが、なんとなくイントロのノリが近かったので嬉しかった記憶。


Yellow Days - Getting Closer

イントロのもたもたした各楽器がかっこいいですね。メロもかっこよし。サビ?の女声とビブラフォン的なフレーズの兼ね合いがナイス!


ドードー (dodo) - 大人のうちだあやこさん

以前からスタジオ練習録音がサウンドクラウドにありましたが、いつのまにか正式リリースされてました。イントロからのシンプルなコード進行にいいメロディーが乗ってきて当然のようにいいです。


Ginger Root - Why Try

イントロかっこよ!!!シンセの音色もいいな~


藤井隆 - 14時まえにアレー
パソコン音楽クラブ作曲ですが何やっても良いのかよという気持ちに。結構シリアスな雰囲気なんですが、サビ終わりの間奏でぽさがでてるというか、そこもかっこよすぎる。


tricot - 右脳左脳

”渋谷ステーションの午後9↑時ぃ↓”がかなり好きです。あと前半のベースの執拗なドゥ・イー ドゥ・イーっていうリズムが最高。こういうベースみんなやってください。


TAMTAM - Worksong!、Beautiful Bad Dream

力抜いてちゃんと引っ掛けてくるTAMTAMかなり極まってると思う。
必殺仕事人、働きすぎ注意!


SuiseiNoboAz - 月面源流釣行記

3020もやばいんですがこっちのほうが好みに突き刺さりました。ミニマルなビートにぬめるベースぐにぐにギターと綺麗なピアノの対比が素晴らしいです。SFアドベンチャー。それにしてもボアズの持ち曲に3020、それから、liquid rainbowがあるのとんでもなさすぎる。
3020のライブ音源聴きてー!

cero - Fdf
反復的なフレーズがちょっとコミカルでいい。”遠くMoonlight 真夜中の天啓”のメロディーが良すぎる。最初聴いたとき”真夜中の典型”だと思ってやばかっこよって思ったんですが、”天啓”でした。


パソコン音楽クラブ - Curved River

今作はインストアルバムですが、真顔なかっこよさ。


yuigot + 長谷川白紙 - 音がする

これは映像と一緒に聴いたほうが良さが倍増するかもしれない。長谷川白紙の歌は細かいニュアンスの動きがあって聴いてて楽しいですね。


tofubeats - 陰謀論

トーフパイセンの必殺チューン!!!!!!!!!
これもMV込みのほうがテンションあがるなぁ。トーフさんの全方面への抜かりなさは本当にいいですね...


堀込高樹 - 『共演NG』のテーマ

堀込高樹がドラマの劇伴を作る+歌うと聞いて楽しみにしてましたが、良すぎて笑ってしまいました。1分じゃ足りないよ!4分に伸ばしてくれー!


田中ヤコブ - cheap holic

よく名前を見るのと、堀込高樹と対談してたので聴きました。ハッピーで明るい感じもありつつコードの捻りがあって好きです。ギターソロの入りの瞬間が超かっこいい。


サニーデイ・サービス - 心に雲を持つ少年

後輩くんから聴きましたか。との連絡が入ったので再生したら1曲目からかっこよすぎてビビった。曽我部さんってするっとやばいメロディー歌う印象があってすごいです。フレッシュな曲なんだけど、曲終わりに突然入るピアノにちょっとハッとさせられるというか、なんか凄みを感じた。


赤い公園 - 絶対零度、ジャンキー

赤い公園はほぼ聴いてこなかったんですけど、2019年のHighway Cabrioletがやばすぎてからというもの新曲は結構気にしてました。
絶対零度のイントロの盛り上がりから3拍子に突入するのとか不意を突かれる感じが楽しい。サビのストレートな突き抜けもかっこいいです。これバンドで演奏するの楽しいよきっと。
ジャンキーもそうなんですけど、赤い公園ベースかっこいいな!?という気付きがありました。Aメロがめっちゃ好きなんですが、2番の”小雨よりどうせなら ザーザー降って虹が架かればいい”にかなりグッときますね...。傷付けてくれてサンキュー!


amazarashi - 死んでるみたいに眠ってる、帰ってこいよ

秋田ひろむ+amazarashiチームの信頼感。
死んでるみたいに眠ってるのダークなビートに力強すぎる秋田ひろむの声が良すぎる。一転、サビのリズミカルさも際立って印象的。”間違ってることは支持できない それは根本的な尊厳だ”。そうですよね...
帰ってこいよほど冬枯れを感じる曲あります?
花そぞろ芽吹くとも、芽吹かざるとも...


ROTH BART BARON - Voice(s)、極彩 | I G L (S)

強制的に耳を澄まされるぐらい音楽の説得力があると思う。聴いたことない人はどっちも聴いてほしい!音もめちゃくちゃいいし、MVも見とれるほど綺麗。


青葉市子 - Sagu Palmʼs Song

瞬間的に別世界に持ってかれるな?海が見える場所で聴いてみたい。


Meitei (冥丁) - 花魁 II

初めて聴いたときびっくりしました。音楽の要素で音の質感がいかに力を持っているか気付かされる。これはどこまでサンプリングなのかな~。ベースが効いててお気に入りです。


Black Boboi - gd612

シンセの冷たさ・深さと声の溶け合いがいいですね。異国情緒。


Kuro - Ayakashi

TAMTAMクロさんのソロ、かつ小豆島・妖怪美術館とのコラボ。妖怪ということもあってTAMTAMにはない和を感じる曲でめっちゃかっこいいです。ベースたまんね~。


Shin Sakiura - シンクロ

feat.クロさん。こういうシティ~R&Bな曲は流行りきった感ありますが余裕でかっこいい。よれたビート!


流線形、一十三十一 - 恋愛小説
かわい切ないめ。ミドルテンポ好きがちです。エレピいいよね。


Wild Nothing - Dizziness

ナイスギターリフですねこれは。重なるシンセもナイス。流れ込むようなサビが気持ちいい。


Someone - Once More, With Feeling

比較的物悲しいコードが好きなんですけど、なんででしょうか。悲しいのが好きなわけではないんですけど。リズムの効いた良いメロディ。


Hamabe - 夜を待てば

なんて屈託のない良いメロディー。みんなで歌えますよこれ!なんらかの最終回に流れてきたら沁みますね。


mei ehara - 歌の中で
イントロの薄暗さ好き。サビで明るくなると間奏で元に戻るときに破壊力でますね。


くるり - 益荒男さん

かなりイメージのくるりっぽい。へんてこ音楽。でも歌詞からちょっと怒りを感じる。ロックンロール!


METAFIVE - 環境と心理

さすがによかった。小山田圭吾の素朴な声と歌い方がマッチしすぎて全編歌ってほしい感もありました。


Perfume - Time Warp

イントロがサビ!えっ衣装かわいい


井手健介と母船 - イエデン
全体的にうわずった感じが笑っちゃうけどかっこいい。イエデンってなに?どれのこと?


Sunset Rollercoaster (落日飛車) - Candlelight (feat. OHHYUK)

これはやばい名曲ですよ!泣きのコード進行に研ぎ澄ましたメロディー。シンセの質感がまじですごい。


東郷清丸 - 七七

どよんとした音と東郷清丸の声の混ざり具合。スネアのコォンって音、最近あんまり聞かない気がしますが好きなんですよね。


waniwave - STILL SEPARATE, STILL UNEQUAL pt.1

トラックの立体的な質感がかっこいいしメロディもいい。人間社会のぐちゃりへの反発の歌詞と歌。


曽我部恵一 - 戦争反対音頭、ダンス

音頭と言いつついかついトラックにオートチューン最高です。
ダンスは本当にファンタジー!なんて良い曲なんだ。曽我部さんの声めっちゃいいんだよ。



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いかがでしたか?

以上、2020年の良かった曲は44曲でした~。なんか音楽を聴く気力が失われた期間が何回かあった気がしてたんですけど、意外といっぱい挙げれてよかったです。すごい曲がたくさんあって、音楽作ってる人はまじですごい。逆にこんなにすごくなきゃいけないんですか?

たぶん思い出せずに挙げ忘れてる曲もある気がするし、流行った曲は結構判断が難しいところがあります。瑛人の香水とかもはや良いとか悪いとかの次元じゃなくなってるし。最初はGReeeeNとかヒルクライム的な流れを感じて、こういうのまたくるのか!?と思ったんですけど、確かに星野源や米津玄師じゃカバーしきれてない部分ってあるよなという感じもあり...。

今回挙げた曲以外にも、自分の知らない良い曲はほぼ無限にあると思うんですが、いずれ出会えたらいいですね。あなたの良かったと思う曲も教えてくれ~!

気が滅入る前に文章を最後まで書き終えられたので、今年の初めは音楽を聴く気力が失われずに済みそうです。


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