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書くときは、読み手にどう言ってもらいたいかをイメージする ─ 『伝わる・揺さぶる! 文章を書く』を読んで

文章術の指南本によく出てくるのは「具体的な読み手に向けて文章を書くこと」というアドバイスだ。

書籍『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の「文章の書き方」大事な順ランキングでは18位だった。

僕は、これがけっこう苦手なのだ。

情報を発信するときは、誰でも知っておくとよい内容だと思って書いているし、そうでないときは自分の思考をまとめるために書いている。いったいどうやって読み手を想像すればいいのだろうか。

長年悩んでいたのだが、書籍『伝わる・揺さぶる! 文章を書く』に書かれていたことが解決策になるかもしれない。

この本は、文章を書くための7つの要件を説いている。自分の意見、立場、論点、論拠、価値感、具体的な読み手、相手に望む結果。文章を書くときには、この7つを考えると伝わる文章になる。

相手に望む結果を説明する節に、こう書いてあった。

自分が書いたもので、読み手にどういう価値を提供したいのか、読み手や状況がどうなっていくことを望むのかが、明確にイメージできればよいのだが、慣れないと難しい。そこで、こんないい方法がある。自分が書いた文章を読み終えたとき、読み手に、どう言ってもらいたいか、その言葉で結果をイメージするのだ。

『伝わる・揺さぶる! 文章を書く』第2節 望む結果より

なるほど。これなら読み手の顔は想像できなくとも、具体的なイメージは固められそうだ。

他の内容も参考になったので、しばらく7つの要件を横に置きながら文章を書いてみようと思う。


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