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ABD「敵とのコラボレーション」 開催しました!

地元の千葉でアクティブ・ブック・ダイアローグ(以下ABD)という手法で読書会を行うコミュニティーの運営をしています。コミュニティー名はその名も「アクティブブック千葉ダイアローグ(ABCD)」です!

このABCDで3回目となるイベントを開催しました!!
本エントリーは、そのイベントレポートです。

※イベントページ

ABDとは?

ABDは簡単に言うと、

・1冊の本をバラバラにする
・一人一人が違う場所を読み、内容を紙にまとめる
・まとめた紙を順番にプレゼン
・内容について気になること、疑問点について対話

ということを行う読書会の手法です。

・短時間で読める
・読む・描く・発表するという多面的に成長できる
・共通言語化
・何より楽しい!

などのメリットがあります。

※詳しくはアクティブ・ブック・ダイアローグ公式ページへ!

対象本

今回のお題の本は「敵とのコラボレーション」。
この頃、対話や協働というキーワードをよく聞くようになってきました。
しかし、それこそ命を狙われるほどの「敵」と協働して成し遂げることがある場合はどうすれば良いのか?そんな内容が書いてある本です。

まずは練習

内容を紙にまとめるのをコ・サマライズ、順番に発表するのをリレープレゼンといいます。僕たちのコミュニティーでは、この練習から入ります。

「はじめに」と「序章」を一ページずつ読んで、一枚の紙にまとめ、プレゼンを行います。ABDの一連の流れを先に体感することで、スムーズに本番に臨むことができるのです。

今回の本は特に難解なので、「先に全体像を把握できていてよかった」という感想をいただきました。

コ・サマライズ~リレープレゼン

今回は人数が多いので2グループ平行で実施しました。
僕がいたチームの成果物はこちら。


リレープレゼンはタイマーで時間を区切って発表を回すことが多いのですが、今回は砂時計を一人一つ用意してゆるく時間を管理するようにしました。

■メリット
・全員が時間をはあくできるので管理がしやすい
・良い意味でゆるい雰囲気になる
■デメリット
・砂時計のセット、回収などでテンポが悪くなる
・砂時計が気になって発表に集中できないときがあった

まだまだ改善の余地がありそうですが、自分たちで時間管理をすることに可能性を感じました。

本の内容はザックリとこんな感じです。

・コントロール不能な場合、従来のコラボレーションでは成し得ないことがある
・その場合はストレッチコラボレーションが必要
・ストレッチコラボレーションには3つの軸が存在する
      -  対立とつながりを受容する
      - 多くの考えを実験する
      - 傍観者ではなく当事者となる

参加者の方々はこの3軸と、それを身につけるための練習法に特に関心があるようでした。

対話~チェックアウト

対話は、気になったこと、話してみたくなったこと、疑問に思うことをベースに行います。まとめた資料を眺めた後、2~3人で本の感想を言い合い、関心事が近い人たちでグループを組んで対話を行いました。

今回は「対立とつながりを受容する」軸を話すグループ、「多くの考えを実験する」ことについて疑問のあるグループ、練習方法について考えるグループに分かれました。

最後に今日の学びや感想などを一言ずつ発表しチェックアウト。
内容がほぼ全員が違う観点で話しており、こういう多彩な視点が難しい本をみんなで読む醍醐味なのかなと感じました。

「良い本っぽいのはわかったけど、もやもやするから本を買う」という声が多かったです。

おわりに

今回は正月終わりの日曜日ということもあり、参加者が集まるのか不安でしたが運営を含め22名の方にご参加いただきました!
仕事始めに向けてよい準備運動ができたのではないかと思います。

本自体も内容がかなり良さそうで、僕もその場で本をポチりました。
ABDで満足して終わる本と、買って自分で読みたくなる本の2パターンがありそうですね。

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このようなイベントを隔月くらいのペースで開催しているので、ご興味のある方はぜひコミュニティーのFacebookページをチェックしてください!


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