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転職をふりかえり、「期待」で成長したと感じた話

ふりかえり Advent Calendar 2020 の5日目です。

この記事では僕の転職をふりかえろうと思います。周りからの僕に対するプロフェッショナルとしての期待が自分の成長につながったというお話です。

転職の背景

僕は2019年5月に転職をしました。大雑把に言うと、世の中にモノやサービスを届ける事業会社から、事業会社のお手伝いをする会社への転職でした。

そのお手伝いはコンサルティングだったり、システム開発だったりするのですが、僕はソフトウェア開発をアジャイルという考え方で行うための手助けをする仕事をしています。具体的にはアジャイルでソフトウェアを作る方法を教えたり、実際にチームの中に入り、スクラムというアジャイルを実践するためのフレームワークをリードするといったことをします。

事業会社時代ではソフトウェア開発者をしつつ、社内に向けてですが同じような活動をしていました。しかし、それを自身の生業とし、社内外問わずいろいろな現場を良くしていきたいという思いから転職という考えに至りました。

一番変わったこと

IT業界内での転職ではあるのですが、上記の通り会社としてのビジョンやミッション、自身の職種も変わっています。様々な変化の中でも一番変わったなと思ったことは「周りからアジャイルのプロとして見られる」ということです。

転職前は社内でアジャイルについて詳しい人くらいの見られかただったのですが、転職してからは下記の様に見られています。

- アジャイルコーチ
- アジャイルの専門家
- アジャイル講師
- SCRUMエキスパート
- 経験豊富なスクラムマスター
- スーパーファシリテーター
  ※実際に支援先から言われた言葉です

こうした役割で現場の支援に入っているため当たり前ではあるのですが、自分の中ではとても大きな変化でした。

周りの期待が成長につながった

転職してから5つほど支援案件をこなしていますが、常に上記のような役割を期待される中で働いています。そうすると期待通り、あるいはそれ以上の成果を出すために頭をフル回転させたり、新たな学びを求めて研修やセミナー、書籍、コミュニティー活動から様々なインプットをしていきます。そしてそのインプットを実際の現場でアウトプットしていく。

そうしたサイクルが強力に回り、今までの人生の中でこの転職後の1年半が一番伸びたなと思うくらいの成長を実感しています。「ピグマリオン効果」という言葉を知ってはいましたが、こういうことなんだなと肌で感じました。

ピグマリオン効果

ピグマリオン効果というのは教育心理学で出てくる考え方です。期待されている子どもの方が、期待されていない子どもよりも成果を出すというものです。僕の成長も同じ効果があったのではなかと考えています。

周囲からの期待と、自分自身がやりたい仕事に就けたという2つの要素がモチベーションとなり、大きな成長に繋がったのではと思っています。

成長したいなら「期待」を生み出せばいい

こうした経験から「成長したいなら期待を生み出せばいいのでは?」というのが今持っている仮説です。その道のプロとして見られるような仕事や役割に就くということで外からの期待は得られそうです。

内の期待としては、自分自身にラベルを付けるというのがおすすめなのですが本題とはそれるので別途書こうかなと思います。

まとめ

周囲からの期待が成長に繋がったというお話しでした。

良い転職ができて良かった!来年もがんばっていこうと思います。

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