見出し画像

【書籍紹介】空想某省向け新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理支援システム設計・開発及び運用・保守一式ご提案書

技術書典という、主に技術書の同人誌をあつかうイベントが開催されています。今回は第11回目。前回に引き続き、今回もオンライン中心の開催です。

レビューと、ほんの少しだけゲスト出演した本をいただきました。とても珍しいテーマの本なので、気になった方はぜひ読んでみてください。

こちらの本は、何かと話題になった新型コロナウイルス接触確認アプリのバックエンドの業務管理システムに対し、著者ならどういう提案書を作ったか?という内容です。提案書そのものと、その記載内容の説明がなされています。

画像1

※書籍取り扱いページより。本気の提案書です。

対象読者は「提案について興味をお持ちの方、読者の提案書を書くスキルの壁打ちにしたい方」とされていますが、ぼくは、実際に手を動かしているエンジニアの方に読んでもらうと役に立つのではないかなと思いました。

ぼくは、2年前に今の会社に入ってからはプログラミングをしていないのですが、その前は10年以上プログラミングを仕事にしていました。その間、提案書にふれることは皆無でした。少なからずいると思われる、ぼくみたいな方が読むと、「提案段階でチーム編成まで考えているんだ。けっこう細かいなぁ」「確かに、リリース後の運用のことも事前に考えないとなぁ」とか、逆に「この段階ではアーキテクチャの大枠くらいしか決められないよなぁ」ということを感じると思います。

自分がしているプログラミングが、プロダクト開発のどの位置にいるのかを知っておくことは、プラスになります。開発には前提があること、開発しても終わりではないことを意識すると、日々のプログラミングの質も上がるでしょう。そうした全体感の把握は、プログラマにも必要だと考えています。

技術書典11は2021/07/25(日)まで。期間後も本は手に入るかもですが、興味を持った方はこの機会にぜひチェックしてみてください。他にも多くのサークルが本を出しているので、見て回るのもいいと思います。

『空想某省向け~』を扱っているサークルはこちら👇

ぼくが参加しているサークルはこちら👇(新刊あります!)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?