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隣の芝生はいつも青い


いつも良い方に向かって

たとえば、「幸せになりたい」とボソッとつぶやく時、それは「(今が心底幸せと思えていないから)幸せになりたい」と言外に言っているに等しく、今の、この置かれている状況を小さく否定して、打ち消してしまっている言い方であることにお気づきでしょうか?

同じように言うにしても、「(今は今で十分に幸せではあるけれど、今後はもっとそれが増すようにして)幸せになりたい」と言うべく、シンプルには「"より"幸せになりたい」というような言い方を選ぶのが良いでしょう。


これはまた、出会う人に対しても同じように言えることで、「良い人いないかな、良い人に出会いたい」と、友人や恋人、仕事仲間について求めることがあるかと思います。

ただ、この言い方では「(これまで出会った人はそうでもないので、今後はそうではなく)良い人に出会いたい」という意味合いも含まれてしまうわけです。

そこで、「(これまでも出会いもまんざら悪くはなかったけれど、今後はもっと感動の度合いがもっと大きくなるような)良い人に出会いたい」ということで、シンプルには「引き続き、良い出会いを重ねていきたい」と言うのが良いように思います。


これまでの、または、今の自分の状態を小さく否定したり、打ち消したりすることなく、かつ、これからに期待するのをさりげなく言えるように、普段から心がけていくのが良い気がします。


がっちり拝借していきながら

こういうのを、誰かのインタビューを読んでいて、「これは良いフレーズだ」というものを、そのまま拝借してみたり、少し手を加えてみたりするのが、楽しく取り組めるコツかもしれません。


たとえば、今年のような状況では「確かに、家にいる時間が多くなったから、家族と過ごす時間を大切にしているよ」とか、「これまでやろうと思っていたガレージの片付けをして、趣味に没頭できるように改造したよ」と、自分に取り入れられそうなものをピックアップしておくと良いでしょう。

「これまでは、ワールド・ツアーで家を空けることが多かったから、最近は(何人もの)ガールフレンドと過ごす時間が増えて、とてもハッピーだよ」や、「思いっきりハードワークして、あとは、余生を静かに過ごすという目標の、今は、後半の部分を先行して、念入りにやっている最中さ」というのもナイスです。

このあたりは、個人的にはメタル・ミュージシャンのインタビューを読んで参考になることが多いので、このような言い回しのものに多く感化されていきたいなと思っています。


足元を照らしていく

とにかく、「隣の芝生が青い」というように、どうしても他の人がやっていることがうらやましく見えがちですが、自分のところの芝生こそ青々となるように、丹念に手入れしておくのが良いでしょう。

誰かのことをうらやむ時、こちらからは「あの人は速く走れて良いな」と、自分の足の速さと比べてしまっていますが、逆に向こうからすれば「あの人はしゃべりが上手で良いな」と口の達者さで比べているかもしれません。

足の速さと、口の達者さで、どちらが"モテる"のかは比べようもなく、どちらともに良さがあって、ともに優れているということなのでしょう。


また、ひとりひとり、長所と短所と得意と苦手とが渾然一体となっているわけで、それぞれに個別であり、個性的であるととらえることもできるのではないでしょうか?

比べるのではなくともに補い合う、あるいは、ともに教え合って、ともに高め合っていくようにしていけば、その交流は有意義で&愉快なものになっていくはずです。

楽しく、楽しくやっているうちに、それぞれが、自分のところの芝生がより青くなっているようであれば、誰しも隣の芝生に気をとられることなく、それぞれの青さが際立ってくるだけのように思います。

その方が、あたり一帯青々として、それはもう愉快さここに極まれりということになっていくし、そうなっていくことを願うばかりです。


<参考>


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