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オールドレンズのマウント改造 Som Berthiot Cinor 35mm F3.5

Ercsam Camex Reflex8 マウントのレンズ

Ercsam Camex Reflex8 というムービーカメラがありました。主にフランス製レンズが搭載されていたようです。
その中で Som Berthiot (ソン ベルチオ)とP.ANGENIEUX(アンジェニュー)が主だったもののようです。ただ、マウントが専用で他に流用が効きません。また、アダプターも販売せれた形跡は見あたらないです。

Som Berthiot Cinor 35mm F3.5

Ercsamマウントの Som Berthiot Cinor 35mm F3.5 というレンズを入手いたしました。
同じスペックでCマウントもあるのかもしれませんが、ネット上でもはっきり同じと思えるレンズは見つかりませんでした。
有ったらごめんなさい。
そこで、このレンズをCマウントに改造できないか思案したところです。

ErcsamマウントのSom Berthiot Cinor 35mm F3.5

どうCマウント化するか

一番簡単な方法はレンズ側バヨネット部にかぶせるようにcマウントネジを切った筒をかぶせてホーローセットネジで止めするのが、一番簡単ではありますが、そうするとCマウントアダプターにレンズをねじ込んで、カメラに装着した時にトップが定まらないです。

そこで、一工夫して、あとから、回してトップ位置動かせるようにします。
写真のように
・リングA ・リングB ・スナップリング を作成します。

リングBをレンズにはめ込んで、スナップリングをレンズのバヨネット溝にはめ込みます。
ただし、レンズとリングBはある程度のトルクで回るように調整します。

リングAとリングBにはお互いに多条ネジが切っておりスナップリングを挟み込むように組み合わさります。
古いレンズにあるようなスピゴットマウントの要領です。
ただ、回って外れ落ちないように面に溝を切って、そこにネジを差し回転角を制限します。

マウント改造部分

組み立てると下写真のようになります。
リングAを固定して、リングBを緩めるとレンズ自体を回すことが出来ます。
レンズ本体を良い位置に回してリングBを締めれば固定されます。

組み立てた写真

実写

Sony Nex-5での実写
Sony Nex-5での実写

周辺光量の低下はありますがおおよそAPS-Cをカバーします。

最後に

これまで活用されてこなかったマウントのレンズにつきましても、一つ活用できるようになりました。


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