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“優しい回復の時間”を日常に届けたくて、「soar tea」をつくりました #soartea

こんにちは!soar代表の工藤瑞穂です。

12/6に、soar初めてのプロダクトである「soar tea」をリリースすることになりました!

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これまで3年間、soarはNPO法人として、「誰もが自分の可能性を活かして生きる未来をつくる」ことをビジョンに活動してきました。活動の軸は、ウェブメディア「soar」。「人の可能性が広がる瞬間」をテーマに、障害や病気、LGBTや貧困など、様々な困難や人との違いに対してのサポートや、当事者のみなさんの人生ストーリーを記事としてご紹介しています。

私たちはいつも、ときにつらいことがあっても、困難に出会っても、人が自分を大切にしながら自分らしく人生を生きるサポートをしたいと思っています。

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そのsoarが新たにみなさんにお届けしていくのが、日常に優しい回復の時間をつくるブレンドハーブティー「soar tea」です。朝に飲んでいただくことをイメージした「soar tea for morning」、そして夜には「soar tea for night」。この2種類のお茶でほっと安心できる瞬間をつくってもらいたいと思っています。

こちらは、伝統茶ブランド{tabel}とのコラボレーションプロジェクトとなります。


私たちがどんな想いを込めて、このsoar teaをつくったのか。ゆっくりと語らせてください。

よりよく生きる、心を満たす。様々な回復のかたち

私たちsoarが大切にしているキーワードのひとつに、「回復」があります。

辞書を引いてみると、回復には「前に戻ること」という意味になっています。

でも、回復の意味はそれだけではない。よりよい状態になること、失くしたものとは別のかたちで心を満たすこと、新しい生き方を編み直すこと、尊厳が生まれること。たくさんの要素を持っていると考えています。

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私たちは記事として病気からの治癒、精神的なショックからの回復、人との関係性の再構築など、様々な人の回復のストーリーを描くことで、読んだ人の回復をサポートすることをしてきました。

日々多くの人から届く、「記事を読んで安心したし、励まされた」「明日も生きていこうと勇気をもらえた」という声。

そのなかで、ときどきこんな言葉を言ってくれる人がいます。

soarの記事は、何度も何度も読み返す、お守りのようなものです。

思い返せば私もつらいことがあったとき、soarの記事を読み返し、そのなかで生きるひとたちに元気づけられ、ときに涙することがあります。お守りのようにいつも、soarがそばにいてくれる。誰かを支えているようで、私たち自身が救われているのだと思います。

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会社に向かう前に、帰り道に、夜寝る前に、一息つきたい時間に。様々な人がsoarを読んでくれています。

soarの記事が、誰かが毎日生きる励みになり、ほっと安心できる“優しい回復の時間”をつくっている。それが私たちにとっては大きな喜びです。

人はきっと、毎日小さく傷ついている

人は生きているなかで、きっと毎日、小さく傷ついています。

私たちはときに、自分の気持ちをごまかしたり、つらいのに平気なふりをしたり、涙をがまんしたり。生きるつらさや不安って、誰かにだけある特別なものではなく、誰にでもあるもの。

だからこそ、毎日にふっと気がゆるむような、いい時間をつくりたい。

がんばっていても、がんばっていなくてもいい。ただただ、あたたかく優しい、自分を大切だと思えるような時間。

体が無理をしていたら、おつかれさま、がんばってるね。ちょっとゆっくりしてみよう。と言ってあげられるような。

やる気に満ち溢れていたら、そんなあなたの気持ち応援するよ、頑張るためにからだにエネルギーをためよう、と言ってあげられるような。

そんな風に、少しでも日常のなかで和らげることができたら、きっと、もっと楽な気持ちで自分らしく生きていけるのだと思います。

目の前のことを頑張る毎日に、立ち止まって、ゆっくり自分のことを考える瞬間がほしい。

そう考えたときに、思いついたのが「お茶」でした。

記事を読むだけでなく、香りや味で、心もからだも優しさで包んでくれるような瞬間を、お茶で届けていこう。そう考え「soar tea」をつくることにしたのです。

お茶で日常のなかに優しい回復の時間を

そもそものきっかけは、昨年開催した「回復」をテーマとしてsoarのカンファレンス。私の友人である{tabel}の新田理恵さんにお願いして、休憩時間にみなさんが回復の時間を過ごせるようなお茶を出してもらいました。

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ふっと安らぐ香り。染み入ってくる優しい味。

一口飲んだ瞬間に、心が安心し、からだが喜ぶような感覚がありました。

実はもともと、{tabel}のお茶は2年ほど前から、私も愛飲しています。すでに私自身の日常に溶け込んでいるものだったんです。

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日々の一服に、慈しみの時間を

理恵さんがこんな素敵な想いでつくっているお茶はきっと、私だけでなく、日々たくさんの人を癒やしているのだと思います。

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きっとお茶であれば、日常的に飲むひとも多いし、古くから人の生活に根付いているもの。soarと{tabel}がお茶で、ともに、みなさんの毎日に回復の時間をつくっていくことができるかもしれない。

同じ願いを持つことができたので、soar teaの製作が始まりました。

心にもからだにも優しい、ハーブティーを

こうして完成した「soar tea」は、心とからだに優しい回復の時間をつくるブレンドハーブティーです。

朝起きてから、夜眠るまで。からだはいつも、自分を支えてくれています。

眠りから覚めて、一日がはじまる朝。そして寝る前に、今日の自分を振り返る夜。そんな朝と夜のシーンにぴったりの2種類のお茶は、安心してからだを安め、ゆっくり今日の自分のことを考える時間を届けてくれます。

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*soar tea for morning*

朝、起きた自分にごほうびをあげるように、お茶の時間を楽しんで。そんな優しい朝の時間を過ごせるエルダーフラワー、月桃、みかんの皮のブレンドハーブティーです。

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*soar tea for night*

夜、一日の終わりに自分をいたわるように、お茶の時間を楽しんで。優しい夜の時間を過ごせるはすの葉、ねむり草、カモミールのブレンドハーブティーです。

お茶を飲んでいる時間は、自分をゆっくりと大切に見つめる。自分をメンテナンスするように、お茶とともに朝と夜を過ごせてもらえたらとても嬉しいです。

また、身近なひとが悩みを抱えているとき、「この記事を読んでみて」とsoarの記事をメッセージやSNSで送っているひとが多いそうなんです。

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それだったら、誰かを想う優しい気持ちを、ギフトとして届けられたらいいな。私も、ゆっくりからだを休めて、自分のことを考えてほしいと願う友達に、その想いをかたちあるものでギフトとして贈りたい。

そんな願いも込めているので、ぜひプレゼント用にも選んでいただけたらいいなと思います。

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お茶と一緒に読んでほしい、回復のストーリーブック

実はこのお茶の箱の中には、一冊のストーリーブックが同封されています。

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1000文字で綴られた、「回復」のストーリー。これはsoarのメディアに掲載された、困難や人との違い、悲しみから回復のプロセスを歩んでいった方の記事をショートバージョンに編集したもの。

お茶を飲みながらこのストーリーブックを読むことで、誰かの生き方に出会ってほしい。何を大切に生きてきたのか、そのストーリーに触れてほしい。そんな思いがこもっています。

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初回にリリースするのは、2人の方のストーリーです。がんで妻を亡くされた木本努さん、摂食障害を経験したプラスサイズモデルの吉野なお(nao)さん。

みなさんはつらい経験のなかで、自分の生き方を悩み抜き、自分らしい歩み方を見つけてきた方ばかり。そのストーリーは、多くの人を励ましてきました。

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この中のお一人のストーリーがランダムに箱のなかに入っていますので、偶然の出会いをぜひ楽しんでいただけたらと思います。きっとストーリーブックに綴られた言葉たちが、みなさんの心を楽にしてくれるのではないかと考えています。

soar teaができるまで

このsoar teaが生まれるまでには、長いプロセスがありました。

初めてのものづくりに、途中何度もトラブルがありましたが(笑)、まず、ここまでこれたのはsoar tea製作チームのおかげ。

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パートナーである伝統茶ブランド{tabel}の新田理恵さん、soarの松田龍太、山根優花、太田圭哉、野田菜々と一緒に、何度も話し合いを重ねながら、この半年間、一生懸命製作に取り組んできました!

まずはお茶をつくりたい、そのためにはどうしたらいいか?を何度もメンバーで話し合いました。想いを確認しあい、イメージをはっきりとさせていく時間を、何度も重ねます。

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イメージが固まったら、数回にわけて、メンバーやsoarサポーターさんと試飲会を開催。理恵さんにいろんな茶葉を用意していただき、アドバイスをもらいながら進めていきます。

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どんなブレンドだと、飲んだ人の心が落ち着くだろう?自分たちの身体感覚や好きな香りなども確認しながら、茶葉を決めました。

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美味しい!毎日飲みたい!

私たちが心からそう思えるお茶に仕上がって、とても満足しています。

茶葉が決まったら、パッケージの製作をスタート!デザイナーは、soarのロゴを製作してくれた「Super Crowds」の田中研一くん。

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<本当は研一くんの写真を載せたかったのですが、なかったので、愛猫のみたらしを載せておきます(笑)>

お茶のパッケージですが、文章を読んで安心できる時間を過ごすようにお茶を飲んでほしいということで、デザインは本に見立ててくれました。

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当初はこんなに色の候補があったのですが、最終的に、朝はオレンジ、夜は薄いブルーのイメージ。何度も打ち合わせを重ねながら、お茶の香りや味にぴったりのパッケージにしていきました!

箱に同封するストーリーブックは、soarのたくさんの素敵な記事のなかから、迷いながらも3記事を選びました。

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お茶を飲みながらみなさんに読んでほしい、「回復」のストーリー。1万字近くある記事は、どれも宝物のような言葉ばかりで、1000字に編集し直すのは大変でした。。。

「あれも残したい!」「これも伝えたい!」の繰り返し。編集者の徳瑠里香さんと、思いを込めてつくっていきました。

最後は、soar teaのイメージ撮影です!担当してくれたのは、友人であるフォトグラファーのyansuKIM。ディレクションを新田理恵さん、松田龍太が担当してくれて、soarのオフィスや私の家をつかって撮影しました。

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撮影で使用するティーポットやティーカップのセレクトは、友人である桜林直子さんに相談させてもらいました。

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かわいいパッケージが、さらに素敵な写真になっていく様子に、私は感動が止まらずおおはしゃぎ!手タレ(手だけ写真に映るモデル)も理恵さんや太田くんが担ってくれて、イメージぴったりのものが出来上がりました。

他にも、たくさんの友人たち、soarサポーターのみなさんが、何度も相談にのってくれ、「素敵だね!」と励ましてくれました。

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NPO法人としてプロダクトを販売することには、不安もありました。非営利型のメディアを軸として活動している私たちが、ものづくりをするのは大きなチャレンジです。

でも周囲のsoarを支えてくれるみなさんが、こう言ってくれました。

メディアではなく、プロダクトだからこそ日常に取り入れてもらったり、癒やされる人がいると思う。私もほしい!

その言葉が勇気となって、製作を続けることができました。本当に本当に、ありがとうございます!

soarからあなたへ、心を込めた贈り物を

soar teaはこれから、価格は950円(税込)で、soarのECサイトで販売をしていきます。郵送でお家までお届けしますので、ぜひこちらからお申し込みください!

また、soarが開催するイベントでも販売しております。

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私たちはsoar teaを通じて、みなさんの毎日に優しい回復の時間をつくっていきたい。そして、自分を大切に自分らしく生きていくお手伝いができたらと思っています。

みなさんの日常に、そしてみなさんの大切なひとの日常に、soar teaが優しい光を差してくれますように。私たちの想いが皆さんに届くことを、心から願っております。

soarサポーターのみなさんからのご寄付は全額メディア運営に使わせていただいており、今回のsoar teaの製作費用は、イベント収益やその他の事業収益などから捻出しております。今後も、メディア運営とは別で、事業としてsoar teaの販売を続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

製作チーム:工藤瑞穂、松田龍太、山根優花、太田圭哉、野田菜々
パートナー:新田理恵(tabel
デザイン(パッケージ・ストーリーブック):田中研一(Super Crowds
撮影:yansuKIM
編集(ストーリーブック):徳瑠里香、工藤瑞穂
Special thanks!!
soar team、桜林直子天川 祐太朗とみこ


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