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soar編集部ってどんな人が働いてるの?メディアへの想いとsoarの日常をご紹介します

5月16日(水)に「soar編集部の日常」をテーマにsoar Facebook LIVEを配信しました!登場したのはsoar代表の工藤瑞穂と、編集部メンバーの馬場加奈子、野田菜々の3名です。今回は当日どんなことが話されたのか、中身を一部お伝えします!

工藤瑞穂(以下、瑞穂):今回は、編集部にどんな人がいるのか、どんなことをしているのかお話できればと思います!

馬場加奈子(以下、加奈子):編集部の馬場加奈子です。主にフォトグラファーをしています。soarのTwitterの運用もしています。

野田菜々(以下、菜々):野田菜々です。soarの編集部では、どのくらいの人に記事を届けることができているかデータを解析したりと、マーケティングにも取り組んでいます。

soarに関わるようになったきっかけは?

瑞穂:まず加奈子さんは、soarの扱っている分野に関心を持ったきっかけってなんでした?

加奈子:学生のころからジャーナリズムに興味がありました。報道写真の出版社や、国連の難民機関、人身売買被害のホットラインを運営するNPOでインターンをしていました。海外のジャーナリストのアシスタントや、写真を撮ったりもしていましたね。

瑞穂:ジャーナリズムを学んでいて感じた違和感みたいなものってありますか?

加奈子:活動していく中で、「過酷すぎて身近に感じられない」「深刻すぎて自分にできることは何もない」と思ってしまう方が多いなとは感じていて。無力感を感じさせてしまう伝え方から脱したいと考えていました。

瑞穂:そうだったんですね。

もともとsoarを始めるときに、写真をどうしようという話になったんです。私たちが対面する方は、それぞれ何かしらの困難があったりもするけれど、本当に素敵な方が多い。笑顔がすごく素敵だったり、働いている方と利用者さんとの関わりの空気感がすごくいい。それは、文章だけでは伝えられないとも感じていて、ぴったりのカメラマンがいると紹介されたのが加奈子さんでした。最初にsoarの話を聞いた時ってどう思いました?

加奈子:副代表のモリジュンヤから“社会的マイノリティ”を横断的に扱うウェブメディアを立ち上げたいという話を聞いて、新しい動きだなと感じ、絶対に写真をやらせて!と前のめりに即答しました(笑)。

瑞穂:soarの取材ではどんなことを感じていますか?

加奈子:最初の頃は、様々な人の話を聞けるだけで楽しい気持ちがあったんです。でも今は、その人の”今の姿”を10年後や100年後にも残していけるようにしたいと思いながら、写真を撮ってます。この時代にこの人たちがどう暮らしていたか、どう感じていたかということを残していくことには、資料的な価値があるなと思っています。

瑞穂:私も仙台で東日本大震災を経験した時に、記録を残していくことがすごく大事なんだと感じました。soarも100年後の人たちに、今の私たちがどうだったのかを知ってもらえる、資料のような存在になったらいいなと思いますね。

では、続いて菜々ちゃんのsoarに入るきっかけも教えてください!

菜々:初めてsoarを知った時、私はうつの症状があって。布団に引きこもって泣いている毎日を過ごしていました。前職が忙しくて、睡眠時間も取れなかったことが原因で、やる気や気力がない状態だったんです。

その時に夫がsoarの記事を紹介してくれて、東藤さんの記事を知りました。記事を見て、東藤さんの笑顔が本当に素敵だなと思って。その時に初めて、うつが治った時の未来の自分が頭の中でイメージができたんですね。それってすごいことなんじゃないかと感じて。soarの他の記事も読むようになって、素敵な活動だから参加したいとインターンに応募しました。

瑞穂:私は、読んでもらった人の人生がちょっとでも変わるというか、変わらなくても「明日も生きてみよう」と思ってもらいたいと思ってsoarを運営しています。それが本当に実現できるんだってことを、菜々ちゃんに出会って実感することができて嬉しいです。soarに入ってみて、自分の中で変化はありましたか?

菜々:soarは、新しいことにチャレンジして行く団体なので、すごくワクワクするんです。「あなたはどう思う?」と意見を聞いてもらいながらsoarを運営する中で、さらに自分の未来が広がっていく感覚があります。入った当初よりも、すごく元気になったというか、ポジティブな自分になれた気がしますね。

瑞穂:取材対象の方から元気をもらうこともすごく多いと思う。すごい感動して。それと同時に、これを皆さんに届けなくてはいけないという使命ができるんですよね。

だから、すごく時間をかけて記事を書いてます。あの時のいい空気感をどうすれば伝えられるかなといつも考えています。取材で感じている空気感をインターネットの上でどう出せるのかというのが鍵かなと、いつも思っています。

soarの活動の中で一番印象に残っていることは?

瑞穂:soarの活動の中で印象に残っていることはありますか?

加奈子:soarの活動で学んだのが、「自分と目の前の人をどれだけ大切にするか」ってことだと思っています。例えば、「tennbo」という社会課題をファッションで伝える試みをしているデザイナーの鶴田さんを取材した時。

ショーのモデルをすることになったハンセン病回復者のまきさんのために、「似合う一着を作るぞ!この人の笑顔のために!」という強い気持ちで向き合っているのを間近で見たんです。一方で、まきさんも鶴田さんや他のモデルさんのために、その人たちの笑顔のために頑張りたいと言っていました。こんなストーリーも写真を通して伝えていきたいと思っていますね。

菜々:聴導犬あみのすけの取材に、加奈子さんと一緒に行ったんですけど。聴導犬と一緒に暮らしている東さんが、聴導犬と暮らすようになって「葉っぱが擦れる音などの季節の音があることを知った」と、嬉しそうに話してくれて。その時に、聴覚障害のある方が急に身近になった気がして、嬉しいなと思いましたね。

これからsoarでチャレンジしたいことは?

瑞穂:最後に、これからsoarでチャレンンジしたいことについて教えてください!

加奈子:soarを冊子や本にして、みなさんのお手元に届けたいなという思いはすごくあります。全国の学校やご家庭、職場や病院などで、soarを手軽に手にとってもらえるようにしたいと思っています。

菜々:私はsoarカフェを作りたいです。美味しいご飯を食べて、美味しいお茶を飲んで、ホッとできる居場所を作りたいなと思っています。そこにsoarの雑誌を置いたりして、みんなが集まれる場所があるといいなと考えています。

様々な思いでsoarと関わっている編集部メンバー。現在はウェブメディアとしての活動がメインではありますが、今後は紙媒体やカフェなど、より多方面でのチャレンジをしたいと熱い想いを持って活動しています。

自分も4年前までうつでしたが、自分の活かし方を模索し始めてから「まだまだできることがある!」と世界が広がりました。
数年前に摂食障害に関する記事を読んだ時にsoarさんのことを知り、とても癒され元気をもらったことを覚えています。

など、参加者の方からもsoarの記事への思いについてコメントをいただきました!

当日の動画はこちらからも観ることができます☟ぜひご覧ください^^

ライブ配信⬇︎

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