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“なんとなく生きづらい” そんな思いをsoarが軽くしてくれた #私がsoarを好きな理由

不幸せではないけれど、なんとなく生きづらい

soarに出会う前、私はそんな風に思っていました。

普段、企業で人事として働いている私は、たくさんのもやもやを抱えていて、その気持ちのやり場のなさに、悩んでいました。特に新卒採用で多くの学生と合う中で、将来を不安に思っている子たちに直面しながら、そのもやもやは大きくなっていきました。

辛くても、苦しくても、明日に希望を見つけることができて、明日も生きてみようと思えていたなら、あの子の命はまだここにあったのだろうか。
もうダメだと言える瞬間や場所が少しでもあれば、あの子は自分のことを許してあげられるのだろうか。
どうせできないと現実を押し付けられることなく、やりたいことをやってみようと前を向けていたなら、あの子はもっとキラキラと笑えるのだろうか。

状況を改善するために、なにか自分でも出来ることがあるはず。そう思い、一人一人と向き合ってきましたが、自分だけでは限界があり、歯がゆさが残ります。「なにかしたい」という漠然とした思いだけがあり、それを自分でも形にできないでいたのです。

そんなごちゃごちゃした気持ちを救ってくれたのがsoarでした。

soarは、社会的マイノリティと呼ばれる方たちが、自分の可能性を開く瞬間を捉えていくウェブメディアです。

高齢者、障害、難病、LGBTなど様々な状況におかれた方たちが、今の自分と向き合い、前を向く姿がありのままに映しだされています。

苦しさや困難はしっかりと書かれているのに、記事を読んでいて、一切「可哀想」という感情が浮かんでこないことにとにかく驚きました。立場は全く違うのに、「特別さ」すら感じなかったのです。しっかり私ごととして捉えることができるその物語は、私のもやもやを解消するきっかけになりました。

私がしたいのはきっと、具体的な支援を誰かにしてあげることではなくて、soarが見せてくれた「誰もが無理せずに、自分らしく輝ける社会」を作ることだったのだと納得できたのです。私は、生きやすい世の中を作っていくための、価値観の共有がしたいのだと思います。

そう思い、私はsoarでの活動をはじめました。

今は、もっともっと多くの人に、soarのことを知ってもらいたい気持ちでいっぱいです。soarを介して共有される価値観がもっと広まっていくことで、確実に私たちの生活は豊かになっていくと感じています。

その理由は、キラキラと輝く笑顔の中に、自分の弱さを受け止める強さがあるから。ありのままの自分をそのまま許してあげられる、暖かさがあるから。

そして、どんな状況であっても、いつからだって、自分らしく前を向いて歩き始めることができると教えてくれるから。

だから、私はsoarが好き。

NPO法人soar 編集部 田中みずほ

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