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更年期障害の重症化の要因

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今日は先週に続き、「更年期」のお話です。
どんな場合に症状が重症化しているのかという調査についてご紹介します。

全ての女性が閉経する(ホルモンバランスが急激に変わる)ものなのに、症状が全くない人、軽度の人、重症な人など様々ですよね。
PMSも同じですが、不思議なものですね。

【産婦人科での更年期障害の定義】

更年期に現れる多種多様な症状の中で、
器質的変化*に起因しない症状を更年期症状と呼び、
これらの症状の中で日常生活に支障をきたす病態を更年期障害と定義しています。

*器質的変化:
器質的変化とは、組織や細胞が、変形、変性あるいは破壊され、元の形に戻らなくなるように変化することをいいます。
臓器そのものに炎症や癌などがあり、その結果として様々な症状が出現する病気や病態のことをいいます。

これまで、更年期障害が重症化するものとしては、
・抑うつ
・不安
・性格特性
 などが挙げられていいます。

近年、心身症は身体感覚や感情の気づきが低下している傾向が示されており、更年期症状の重症化した患者には、身体感覚にも偏りがある可能性が考えられようです。

【身体感覚増幅】

身体感覚増幅は、身体感覚をより強く、有害で支障のあるものとして感じる傾向のことです。

不快な身体感覚に対して関心が高まり、実はその頻度や程度が強くないのに、
特定の身体感覚へ注意が集中する傾向や、
出現した感覚を病的なものと感じる感情・認知面の傾向からなると考えられています。

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