見出し画像

洋服管理アプリがセルフケアの入り口になった

このnoteのサマリ

・洋服管理アプリを入れてみた
・服の管理やコーディネート検討のコストが減り、洋服を着る行為が楽しくなった
・登録の過程で自分を取り巻く課題が発見されセルフケアとなり面白かった

洋服管理アプリとは?

アプリに自分が持っている服を登録することで、洋服の管理やコーディネートの検討を行えるアプリのこと。複数のアプリが存在するが、私は友人に勧めてもらったXZ(クローゼット)を使っている

使い始めた理由

①買い物してもなんか幸せじゃない

 ちょこちょこと服を買っており、一着ずつの値段は大したことなくても積み上げればそれなりの金額になっており、クローゼットも圧迫されていた。特にクローゼットは毎日開けるので開けるたびに「あぁ、ぐちゃぐちゃしてる…」と小さく気が滅入っていた。
 一方で新しい服を手にしたら幸せかというとそうでもなく、購入時の一時的な高揚感はあるものの幸せは持続せず、買い物がストレス発散の手段になっていることに薄々気づいていた。
 そういう状態だったため、12ヶ月チャレンジ(1年間で購入する洋服類を12着におさめること)に興味もあったが「やるとしても、今持っているものとの組み合わせ考えたりする必要あるよなぁ」と二の足を踏んでいた。

②以前アクセサリーを整理して「可視化する効果」を実感していた

 洋服以上にピアスを買いがちなのだが、ごちゃごちゃしていた収納を一念発起して無印良品のアクセサリーケースに収納して一つずつどういうものを持っているか見えるようにした。

どんなものを持っているか見えることで、

  • 充分自分は素敵なピアスを持っていることを認識し、なんだか心が満たされた。

  • 選びやすくなることで、「今日はどれをつけよう?」と選ぶ心の余裕や楽しみが生まれた。(それ以前は大量に持っているくせに、同じフープピアスをつけっぱなしだった)

そんなことを考えている時に友人からお薦めされた。中でも友人の「服の稼働率の100%にしたいと思って使い始めた」がぐさっと心に刺さったのだった。

登録前にやっておいてよかったこと:なりたい自分のテイストの整理

 普段、TwiiterやInstagramなどを見ていると欲しいものが「流行っているもの」「他人がおすすめしてくれるもの・バズっているもの」など判断が他人軸になってしまい、系統はバラバラかつ自分がない状態になっていた。
そこでピンタレストで好きな服の系統をピックしていって、なりたい雰囲気を整理していた。

いざ登録

 友人から「最初の登録はそこそこ大変」と聞いていた。オンラインで購入したものは購入履歴を取り込んでくれたので楽だったが、問題はそれ以外の「写真を通らなければならないもの」。私は古着も着るのでそこそこの量があった。私は飽きっぽく集中力が途切れやすいので「楽しくできる単位でしからなやらない!」と決めクローゼットの中を4つのブロックに分けて、4日間に分けてやった。

登録結果

総数218アイテム…。そこそこ持っているとは思っていたものの、いざ数字にされると衝撃が大きかった。

発見たち

懐かしのアイテムとの再会

 クローゼットの中身を一度全て出したので「これ持ってたわ!」という懐かしいアイテムが続々と出てきた。
良い点でいうと、過去に「気分じゃないな」「似合わないかも」と思っていたものも歳を重ねて改めて見ると「いいじゃん!」とまた期待と思えるようになった💃
一方で「痩せたらまた着れるから…」としまっていた物とも再会し、大半がまだ入らないという現実を突きつけられた😭

自分の好みの把握

 写真でリスト化されるので、自分の好みを客観的に捉えることができた。私は「シンプル」「マニッシュ」「シャツ」がキーワードとして出てきた。事前にピンタレストで整理していたものとも合致する。そこに当てはまらないものはTPO上必要なものか、流行を追いかけて買ったけど自分には似合わなかったもののいずれかだった。
 ちなみに好みの把握というと聞こえはいいが、「もはや違いがわからない」ものも多くあった。特に白シャツは持ち主本人でもよくわからないレベルだった…。絶対にこんなにいらない。

今の自分の余裕のなさ

 登録する中で発掘される「これ全然着てないなぁ」と思う物はシャツ類がメイン。でも好みでなくなった訳ではなく、好きなまま。何がネックになっているのかと考えたら、アイロンなどのちょっとした手間が億劫で好きなものから遠ざかっていることに気づいた。アイロン作業自体が嫌いな訳ではなく、それをする心の余裕がないことに気づいた。
 振り返ると最近はクローゼットから着たいものを選ぶというよりも、一部の楽なものをローテンションしているだけであり、本来好きなはずのファッションを全然楽しめていないむしろ「めんどくさいもの」と捉えてしまっていた。

既にになりたいものへの手段は持っていた

 登録した内容を12ヶ月チャレンジの参考にしようと思っていたが、むしろ自分が今理想とする格好は、既にある組み合わせで十分可能なことに気づいた。当面、洋服は買わなくても十分過ごせそうである。
 服はあるのに着たい服がない問題から解放されたので、リストを見ながら、明日は何着ようかなぁと考える時間が今の密かな楽しみである。

毎日着たコーディネートを登録している

これから

洋服

今回は「登録しきる」ことを目標にしたので次は「断捨離」のステップに進みたい。

✅サイズがあっているかの確認
✅現在の年齢やなりたい雰囲気と合致しないものの選出
✅汚れの対応

手放したり処分することでよりクローゼットも気分もスッキリできたらいいなと思っている。

心の余裕

課題に気づいたものの、余裕がない原因やどう解決する?まで考えが至ってないので、切り分けて考えよう。

洋服を管理したいという悩みから入ったものの、自分の本当の悩みは別のところにあったんだなという発見が楽しかった。使い続けてどういう変化が生まれるかも楽しみである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?