時の王

訓練1

イビシアン
「僕に兄と姉がいたってどういうことですか?」
将軍
「あれは...何年前だっけ...おい」
将軍はそう言って秘書に何かを伝えた
秘書
「こちらの123ページでございます」
そう言いながら秘書は手帳を手渡した
将軍は秘書に渡された手帳を開いた
将軍
「そうだ。あれは今からちょうど13年前のことだ」
「我々は時の王を意図的に誕生させる研究をしていた」
「しかしなかなかうまく行かなかった」
「そこへ一人の魔法使いと名乗る者が協力を申し出た」
「名前は...」
そう言いながら将軍は手帳に目を落とした
「米田 魔夜歌だ」
「それからというもの研究は格段に早く進むようになった」
「そうして時の王の遺伝子と他の遺伝子を合わせた生物を作り出すことに成功した」
イビシアン
「その結果生まれたのが私と」
将軍
「私ではなく私達だ」
「まあ自覚がなくてもしょうがないがな...」
「そして生まれた4…3人の内一人だけが生き残った」
イビシアン
(なんで今将軍は言い直したんだ?4人って)
「なんでいま3人って言い直したんですか?」
将軍
「それは...今は関係ない。」
「ある時彼女に聞いてみたことがある」
「こちらに協力してなにかメリットが有るのか」
「と、そしたら彼女は」

魔夜歌
「寂しかっただけですよ。」

将軍
「とだけ答えた」

その後様々な話をしてイビシアンは将軍の部屋を後にした
イビシアン
「次は研究施設にいけ...か、めんどくさいな」

…3日後

「ふう...やっとついた....遠かったよぉー」
伸びをしながらイビシアンはそう叫んだ
※ここに来るために三日三晩ずっと車に揺られてました
すると研究所の扉が開いて中から初老のオジサンが出てきた
オジサン
「よく来たね。将軍から連絡はもらっているよ。」
「さ、早速中に入って話をしよう」
イビシアンはされるがままに応接室らしきところに通された

オジサン
「まずは自己紹介だ」
「私の名前はハンネス・シュナイダーだ」
イビシアン
「イビシアン・ハ・キリアンです」
ハンネス
「ちなみに私も能力者でな」
「昔は兵の訓練をしておった」
イビシアン
「どんな能力なんですか?」
ハンネス
「今から実践してもらおう」
「こっちへ」
そしてイビシアンはハンネスとともに訓練場に向かった
ハンネス
「さて...私の能力だが...」
そういってハンネスは手を合わせた
しばらくしてハンネスは手を合わせたままそれを上に上げた
ハンネス
「これだ」
するとハンネスの近くから明らかに敵意を持ったものが出てきた
「こいつを倒せ」
拳銃
「パンッパンッパンッパンッ」
ハンネス
「意外と強いんだな」
イビシアン
「意外とってなんですか...」
ハンネス
「じゃあこれはどうだ?」
するとそれは生まれた瞬間に後ろに下がった
そして弾が飛んできた
イビシアン
「クソッまたこれかよ...」
to be continued

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