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LIB世界速報(8/14)

おはようございます。
ESS(エネルギー貯蔵)市場も今後更なる成長が期待されますね。
電気を貯めて保存していくというのはカーボンニュートラル社会を目指す上でも最も現実的な策かと思います。

赣锋リチウム電池、年間10GWhのリチウム電池およびエネルギー貯蔵プロジェクト開始

広東省東莞市で重要プロジェクトとされる赣锋リチウム電池(東莞)の年間10GWhの新型リチウム電池起工式が開催されました。このプロジェクトは総投資額50億元で、主に鉄リン酸リチウム、半固体電池などの研究開発と生産を行います。プロジェクトが完成すると、年間電池容量は10GWhに達する見込みです。


河北亨旺、90億元でリン酸鉄リチウムの正極材料事業に進出

河北亨旺グループは、総投資額90億元で、天津経済開発区に新エネルギー本部を設立し、リン酸鉄リチウムの正極材生産基地を建設予定です。完成後、新エネルギー本部は年間30万トンのリン酸鉄リチウム正極材料を生産可能です。


博最能源、30億元のエネルギー貯蔵プロジェクトに契約

太倉市公式報道によると、江蘇博最能源科技有限公司がエネルギー貯蔵プロジェクトの契約に署名しました。このプロジェクトは博最能源が投資および建設を行い、総投資額は30億元で、2つのフェーズで構築されます。第一フェーズの投資は約12億元で、土地面積は75エーカーで、2027年に売上40億元を目指します。第二フェーズの投資は18億元で、土地面積は92エーカーです。第二フェーズのプロジェクトが完成すると、予想される年間売上高は100憶元に達します。


普利特と光莆電子が5-10GWhの電池セル生産で協業

普利特ホールディングスの子会社である江蘇海四达電源有限公司は、厦門光莆電子株式有限公司と「戦略提携」を締結しました。両社は、今後のビジネス協力として、5-10GWhの電池セルと新エネルギー材料の5-10GWh分の複合銅箔/アルミ箔、CCSの展開を目指すことに合意しました。


宁德時代と中国能建が合弁子会社を設立

能建時代新能源科技有限公司が設立されました。主な業務内容は、エネルギー貯蔵技術サービス、基本製造装置の製造、エネルギー契約管理などです。株式構成の詳細によれば、能建時代新能源科技有限公司は、宁德時代と中国能建の全額出資子会社である中国電力工程顧問集団有限公司、中芯慧创股権投資(平潭)合伙企業(有限合伙)によって共同で保有されています。


炭酸リチウムの先物取引LC2401、初めて20万元/トンを下回る

前週、上場からわずか3週間の炭酸リチウムの先物価格が歴史的な最安値を更新しました。8月14日の終値によれば、炭酸リチウムの先物契約LC2401は、初めて20万元/トンを下回りました。広州先物取引所の情報によれば、LC2401の最初の実物納入日は2024年1月です。


容百科技、海外顧客で着実な進捗

容百科技は、海外顧客開発において着実な進展を達成したことを発表しました。これは主に、2社の主要海外顧客の事を表しており、1社では足元毎月数百トンの出荷を達成し今後下期にかけて数千トンに増える予定。またもう1社は2024年か下半期から毎月千トンでの出荷を予定します。


🔳本アカウント及び筆者について

大手商社の化学品営業で10年程働く傍ら、Twitterで 国際情勢、経済時事から日常生活までを化学目線で考え発信するアカウント「そーなんだ化学」を運営しております。


休日や平日夜を活用し2020年より始めましたが、現在約1.5万人のフォロー様に支援頂いております。

いつも仕事上お付き合いのあるお客様にリチウムイオン電池・新エネルギー関連の情報を適宜配信しているのですが特に世界で話題の分野なので興味をお持ちの方・リーチできていない方も沢山いるのではと思いNoteでも配信できればと思っております。始めたばかりなので、試行錯誤しながらですが良いコンテンツを配信できる様に努めてまいりますのでよろしくお願いします。

リチウムイオン電池業界の行く末に興味をお持ちの方、ビジネスで関わっている方、これから同分野を勉強したいという方に有益な情報となる様な配信をしていければと思います。よければ良いね!orRTで応援頂けると嬉しい限りです!!引き続き、よろしくお願い致します。

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