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キックオフレシーブについての考察

みなさんこんにちわ!岸岡智樹です。

先日このように記事を見つけました。
といっても書いている側の人間ではあります(笑)

今回はこのキックオフレシーブの教科書というタイトルの記事について触れていきます。
その内容についての僕なりの考えを書いていきます。

まずは、この記事を読んでみてください!

※注意
この記事は考えるきっかけを与えてくれるものとなっていて、そのきっかけを与えたいという願いから作成されています。
あくまで筆者の考えです。
これがすべてではないので自分なりの考えを見つけるきっかけにしてください。


近年、キックオフレシーブからすぐにキックを選択するチームがとても多く感じます。しかし、構造的に考えてみるとキックオフレシーブからボールを持ってゲインをし続けることは可能です。さらに、得点後のリスタートはキックオフのレシーブから始まるのでもしかすると連続してトライを取り続けることもできるのではないでしょうか。そんな中、なぜ多くのチームがキックを選択するのか。また、本当にキックを選択するべきなのかということについて考えていきたいと思います。

という点が筆者が問いかける一番の問題提起部分になります。

ではなぜ構造的にはチャンスがあるにも関わらずそのチャンスを選択しないのでしょか?
その人間の構造や性質とも言えるところから考えてみましょう。


〇なぜチャンスを選択しないのか?

・意見その1

大前提としてチャンスを認識することができていない可能性があります。
これは往々にしてあり得ることだと思います。
この考えが一番初めに思い付いてことがこの記事を書くきっかけとなりました。
そのチャンスを正しく認識することができれば次のステップに行くことが出来ると思います。


・意見その2

2つ目の意見はリスクを考えていることです。
チャンスとリスクを天秤に乗せて考えた結果、その攻めるという事に関してはリスクが大きいと考えた結果であることがあると思います。
ラグビーの場合90%のチャンスがあっても10%のリスクがあればそのチャンスを見過ごすことがあります。
逆にチャンスが10%しかなくてもそれを選択することは往々にしてありえます。
文中に期待値という単語がでてきますが、ここが面白いラグビーの醍醐味といえると思います。
言い換えると駆け引きだとも言えると思います。


・意見その3

意見その2の応用にあたりますが、その期待値を利用してあえて攻めることをしていないパターンがあります。
ラグビーは引き出しの数で勝負をするスポーツでもあります。
なので、手の内を相手に知らせたくないという考え方をするのが一般的です。
なのであえてチャンスを選択していないという状況も考えられます。
ですが、いちそのチャンスが訪れるかわからないのでその駆け引きも重要になってきます。



〇チャンスの選択基準

上記でチャンスの認識をすることが出来たと思います。

ラグビーの試合で「あ!チャンス」と思う場面は数多く存在します
ですが、そのすべてのチャンスを活かすことはできません。

なぜなら、チャンスの裏側はピンチなのです。

AT側がチャンスと思っていてもDF側はピンチだと思っています。

先日このようなツイートしました。
一連のコメント等をみていただけると感じることがあると思います。

このキックオフの攻防もこの話の中の一つの事象にすぎませんが、その一つのチャンスを手にすることができるかどうかは試合の勝敗を左右するほどでしょう。


すこし前振りが長くなってしまいましたが、チャンスの選択基準について書いていきます。


僕の中での選択基準は

1.エリア
2.ゴール

の2つがあります。

説明していきます。


エリア

とても単純な考え方ですが、心理的背景から物事を考えるということを行います。

人間がピンチと思うときはいつでしょうか?
それはラグビーの場合、失点につながる場面を指します。
言い換えれば失点につながる可能性が低ければ低いほどピンチと認識しづらいのです。

さきほどのツイートの話を思い出してもらいながら考えてください。

となると、DF側のピンチと思いにくいエリアはどこでしょうか?

そうです。敵陣にいるときですね。

AT側に言い換えると、自陣にいるときです。

この時ほどチャンスが転がっているのです。

その攻め方や構造の話が一番初めの記事に書かれています。

また、自陣にいれば100%チャンスということではなく、ピンチとチャンスは紙一重であったり、表裏一体という言葉があると思いますが、自陣にいるということはDFの方がボールを持ってはいないものの得点チャンスは大いにあります。

ターンオーバーからのカウンターや、ペナルティ獲得からのPGなどが考えられます。

そのチャンスにおける期待値を考えてほしいというのがこの僕の書く記事の一番のミソです!!

なので、チャンスはあるが期待値が低いため、キックを選択することも場合によっては最適解でしょう。



ゴール

チャンスの選択基準と書きましたが、その判断基準の2つ目はゴールです。

ラグビーにおいて言い換えると、プレーが切れるタイミングです。

ノックオン、スローフォワード等のミスでもいいですし、ペナルティなどの反則と取られても良いです。
また、ボールの保有権が切り替わったタイミングでもいいです。

なにか、継続されているプレーにある一定のラインにおいてゴールを設定します。

そのゴールの後のスタートで優位に立てるかどうか?が2つ目の判断基準です。


おそらくなんのことを言っているの?


と思う方がほとんどでしょう。
あえてすんなりと理解しにくい書き方をしています。

考えたい!と思う方向けな内容になっています。
僕の書いている内容について100%理解ができたという方がいれば連絡してください。
その方はとても意見交換がしたいです!!


例を挙げると

この場合キックオフなので、キックオフをした側がサイドボールを保持する場面をゴールと設定しましょう。
そのゴールからのスタートで優位に立てているのはどういう場合でしょうか?

キックオフキャッチ後タッチに蹴り出し敵陣10mでのラインアウトで再開した。
これは明らかに優位な状況ですね。

考え方はこんな感じです。

キック処理のためにBK3が下がっているから、キックオフキャッチ後外のスペースを攻め、ボールをつないでトライをした。
この場合も明らかに優位にたてていますね。

極端な例ではありあますが、参考考えてみてください。
正解はないでの、考えれば考えるだけ選択肢は増えると思います!



〇最後に

最後にということで僕自身の伝えたいことを書いていきます。

これを真剣に読み、考えてくださった方は頭が痛い思いをしたのではないでしょう?

それがあるべき姿なのだと僕は強く思います。

この記事の中に正解はひとつも書いていません。

その正解のための考えるきっかけを書いています。

なので、自分自身で考えてみてより場面にあった正解はなにかを考えてみてください。

そうすることでラグビーがもっと面白くなります。



すこし難しい話が多いと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございます。

岸岡智樹

いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。