YC W22でYCが投資したweb3関連スタートアップ
こんにちは、Skyland Venturesでアソシエイト/インターンをしているゴーマン蒼です。
今回は、Y combinator winter22でY combinatorが投資をしたweb3関連スタートアップを紹介します。3/29にYCによって公開されたばかりで、ほとんどの会社がランディングページしかないような状態のため、会社一つずつを一、二文で軽く説明するような形になります。今後国内のweb3領域での事業アイディアに繋がればと思いまとめました!
1. SimpleHash
全てのNFTデータを最小限のコードでクエリできるAPI。マルチチェーンに対応。
2. NFTScoring
NFTを見つけ、分析し、トレードできるプラットフォーム。どのNFTプロジェクトに’クジラ’が投資しているかなど分析できる。
3. Remi Labs
NFTコレクションを始めたいブランドやビジネスを支援する会社。クリプト決済のセットアップ、コミュニティ運営のサポート、ユニークな商品・体験・アクセス・メンバーシップを提供できるNFTプロジェクトの立ち上げをサポート。
4. Poko
“web3用のslack”。従来の会社に近いDAOを安く、早く簡単に設立できるサービス。
5. GoSats
クレジットカードを使うとビットコインが還元されるというインド発プロダクト。
6. Cashmere
DAO、スタートアップ、NFTプロジェクトなどのビジネス用Solanaウォレット。
7. Chaingrep
ブロックエクスプローラ(Ethercan)のノンテクニカルなユーザーにとっても使いやすいバージョン。
8. Winter
NFTをクレジットカードや銀行システムで購入できるウィジット。クリプトウォレットを持っていない人でもNFTが簡単に購入できるようにするサービス。
9. Decent
ミュージシャンがファンを通じて直接音楽を収益化、アーティストとファンのインセンティブの合致、資金調達、IP保護できるようにするマーケットプレイスとインフラを提供。
10. Yatima
web3用のプログラミング言語をzero knowledge proofに基づいて作っている。
11. CypherD
一般ユーザーにも使いやすいマルチチェーンウォレット。ウォレット内で仮想通貨をUSDに変換し、そのお金をmastercardのデビットカードを使ってIRLで使用できる。
12. Courtyard
オフライン上に存在するコレクティブ(トレーディングカード、スニーカー等)を預かり、金庫に保管してそのコレクティブの3DモデルをNFT化するサービス。
13. Payourse
アフリカの人々がよりweb3・クリプトにアクセスできるようにインフラやツールを開発している。
14. Argo
世界中のビデオグラファーがショートフィルムを載せられるプラットフォーム。作成者は、サブスクリプション、広告、NFT販売でマネタイズできる。
15. Finnt
世界初の家族向けDeFiアプリ。家族と一緒にお金を預けて、earnできる。
16. Tradezi
東南アジア版Robinhood。株式や仮想通貨投資の民主化がミッション。
17. Botin
ラテンアメリカをターゲットとした、米株や仮想通貨に投資ができるモバイルアプリ
18. earnJarvis
仮想通貨のトレードとイールドマネジメントを自動化するプラットフォーム
19. Magna
web3スタートアップやDAO向けトークン管理ツール(トークンベスティング、マネジメント、ディストリビューションなど)。エクイティ管理ツールのCartaのweb3版。
20. Soon
口座内のお金を自動で仮想通貨に投資し、そのリターンが口座に毎週入ってくるというサービス。
21. Liquifi
“Carta for crypto” web3スタートアップやDAO向けトークン管理ツール(トークンベスティング、マネジメント、ディストリビューションなど)。Magnaと似たサービス。
22. Arda
フィンテックプラットフォームにDeFiプロダクトを埋め込めるAPI。
23. OnScale
クリエイター向けビジネス銀行口座で、クリエイターの財務タスクを自動化している。今後、クリエイターが収入をクリプトで受け取れるサービスをローンチ予定。
24. Blocknom
イールドファーミングを楽に、安全にできるサービス。3クリックでいつでも預け入れと引き出しができる。ロックイン期間が無く、いつでも無料で引き出せることが魅力。
25. Bloom
東アフリカの若者をターゲットとしたスーダン発スタートアップ。Bloomでアメリカのステーブルコインとして資産を保管することで、ハイパーインフレーションによる影響を受けなくなる。
もうすでに様々なweb3プロダクトが存在しますが、まだまだクリプトに興味が無いマジョリティにとって、これらのサービスは障壁が高かったり、そもそも使う必要が全くないという状態です。例えば、竹下通りにいる私世代(2001年生まれです)の女性が使いたくなる(サービスの魅力>始める障壁)ようなweb3サービスは現状存在しないと思います。私は、こういった課題がある限り、新しくてポテンシャルのある事業は永遠に立ち上がると考えています。これほどポテンシャルがある(しかない?)領域であるWeb3は非常にワクワクしますね。
👆こちらの記事を参考にしました。
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