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「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし」(6月エッセイ①)

 仕事が最近うまくいっていなかった。職場の雰囲気も最悪で、誰も助けてくれなかった。というか、俺が「助けてください!」と言えなかった。全てを自分1人で抱え込み、事が大きくなって、どんどん巨大化していくモンスターを目の当たりにしたときのように「もう無理だ……」という状態になってしまった。いつもそうだ。

 絶望の淵まで追い込まれていたとき、転機が訪れた。詳しいことは説明できないが、今は大丈夫だ。本当に苦しいとき、誰かが助けてくれる。当たり前ではないけど、鬼滅の刃で炭治郎が「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし」と言っていた。実際、劇中だけでなく現実でもそうだと思う。

 俺は優しいと言ってもらえることがあるが、実際はそうではない。自分が一番大事。誰かのために自分を犠牲にしたくない。でも、炭治郎の言葉を信じてみようと思う。刀鍛冶の里編を一気見する時間があってよかった。あと甘露寺蜜璃さん、可愛すぎる。彼女のマインドで生きていきたい。広く許容・肯定する心、人のために怒れる熱い心。あと素直に感情を表現しているのも可愛い。でもちゃんと色々考えて悩んで生きている。みんなから愛されるキャラクターだと思う。

 ドラマ「だが、情熱はある」を毎週見ている。2人のテレビやラジオ、エッセイが大好きなのでこのドラマを見ていると熱い思いが込み上げてくる。2人を見ていると、20代の時は苦しいものなんだなという気がしてくる。あと、占いによると俺は30代になった頃に大成できるらしい。大成というか、やっとその頃には人並みに仕事ができる人間になっていてほしい。辛くて当たり前、でも辛いのは苦しい。けど、乗り越えなければいけない。

 今の俺には全てがある。家族に友達に彼女に仕事の仲間、恵まれている。自分でできること・やらなきゃいけないことは自分でやって、苦しい時はみんなに頼って、1人じゃないことを実感していきたい。頑張れ、20代。

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