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元旅行者の視点から

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社会のどこにも所属しない長期旅行者(バックパッカー)として数年間を過ごした経験から見える社会問題について書いてみたいと思います。
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記事一覧

2050年、瞬間移動できるようになったら、旅行は…

 1990年代には、今のスマートフォンの出現や、それで連絡を取るどころか、ネット検索やネット…

左京草六
7か月前
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この20年で変わったこと

2000年に帰国したので、正確には23年。 以前していたバックパッカー的旅行は、もうしていない…

左京草六
9か月前
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元旅行者の視点から(0)

長い間旅行したことによって、確かに視野は広がりました。 で、広がった視野で何をするのかと…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(1)~引きこもりについて

元旅行者(長期)独自の視点から見た社会問題について書いていこうと思い、その第1弾のテーマ…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(2)~愛国心について

今、圧倒的な兵力を誇るロシアの侵攻に対してウクライナが予想外の抵抗を見せているそうで、そ…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(3)~引きこもりについて②

長期旅行者・バックパッカーと引きこもりとの共通点に「所属していない」ことがある、と前回書…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(4)~環境問題について

(写真)北パキスタン・パスー氷河・1997年10月 延べ約5年に及ぶ旅行の中でその行き先のほとんどは日本よりも不便な生活が日常である所で、 つまり、停電や断水があったり必要な物が手に入らなかったり雨で道路が冠水したり舗装道路がぼこぼこだったりバスや列車が来なかったり車がすぐ壊れたり道路に信号や横断歩道がなかったり、などが当たり前な所の方が世界的に見ると圧倒的に多く、 それが現代日本人にとっては新鮮な経験だったのですが、やがて、全世界が日本や欧米先進国と同じような生活水準

元旅行者の視点から(5)~情報とは

今、日々、日本の中で生活していると、 身の回りにテレビやネット環境が常にあって、 否が応…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(6)~仕事について

旅先で人と会うと、話の入り口として、(仕事は)何をされていますか?、と、現地の人からも、…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(7)~仕事について②

長期にわたる旅行の契機となった3ヶ月のインド・ネパール旅行(1994年4月~7月)では帰国後に新…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(8)~時間の流れ

海外では列車やバスが時間通りに来ません。 インドでは昼12時の列車を夕方5時まで待ったり。 …

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(9)~時間の使い方

僕が数年単位で日本を離れて旅行していた90年代は、まだ、成人男性は、社会人は、こういう風に…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(10)~荷物について

このブログで、長い期間旅行をしていた自分を、 どういう言葉でくくるのか、は悩みの種の一つ…

左京草六
2年前
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元旅行者の視点から(11)~貨幣価値

何年もの長期間旅行ができた最大の要因は、日本と、旅先の主な国々とで、貨幣価値の差があること。これに尽きます。 為替レートは需要と供給のバランスで決まるので、資源や工業製品やサービス等の価値が高いとされている国の通貨に対してそうでない国の通貨は同じ単位でも価値が低くなり、 結果、現在、先進国と呼ばれる国々とそうでない国々の貨幣価値には差があります。 その差は理不尽なほどであり、僕が旅行していた90年代当時、 例えば、インドを旅行して1泊ホテルへ宿泊する。100ルピーも払えば