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【ネ タ バ レ】【ライブメモ】tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪” at 2023.11.11 名古屋Electric Lady Land

tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪”
2023年11月11日(土)@名古屋Electric Lady Land
開場16:45 / 開演17:30

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪”〉ツアー日程
01. 10月29日(日) F.A.D YOKOHAMA
02. 11月3日(金・祝) 西川口Hearts
03. 11月4日(土) 仙台ROCKATERIA
04. 11月11日(土) 名古屋Electric Lady Land
05. 11月12日(日) 大阪umeda TRAD
06. 11月18日(土) 東京キネマ倶楽部


会場周辺について

先週は夏日だと騒いでいたのに急にぐっと気温が下がって寒い。東京の最高気温は18度くらいらしいが、風がめっちゃ強いので体感はもっと低そう。ずっと暑かったのに急に上着やコートが必要な気候。この季節にいつも何を着ていたのか思い出すための時間がもっと必要。

東京駅は相変わらずの混雑っぷり。インバウンド観光客とか元気な老人の集団とか。

名古屋も風が強い。開場時間はこれまでより15分早い16:45。仙台公演くらいのコンパクトなハコもよいけど、E.L.Lほどのサイズ感とステージの高さがあるのもよい。






以下、ネタバレ














セットリスト ※ネタバレ※

01. 遊戯(2023年miniAL『YUGE』)
02. デッドエンド(2022年AL『singularity』)
03. 冒険衝動(2020年Sg)
04. 金糸雀(2023年配信Sg)
05. 夜明け前(2016年『HEAD ROOMS』)
06. ディスコード(2023年miniAL『YUGE』)
07. ナニユエ(2023年配信Sg)
08. JADITE(2011年AL『sheeptown ALASCA』)

〜グッズ紹介〜

09. 幽霊のいない街(2015年AL『LOCUS』)
10. ordinary day(2018年Sg)
11. 諦める喉の隙間に新しい僕の声が吹く(2017年miniAL『新しい森』)
12. aranami(2020年Sg)
13. アロン(2022年AL『singularity』)☆
14. 人鳥哀歌(tacica 2009年「人鳥哀歌e.p.」)
15. 荒野を行く(2023年miniAL『YUGE』)

en01. ぼくら(2023年miniAL『YUGE』)
en02. DAN(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)★

17:30開演、19:01本編終了。19:17終演。
仙台からの変更点としては、アロンaranamiの後ろへ移動。
アンコールラストは本ツアー初披露のDAN!黒のグレッチではなく、白いギターで演奏。

感想など

猪狩さんは黒のTシャツ、黒のパンツ。小西さんはカーキっぽいオーバーオールに白×黒のロンT、白っぽいキャップ。

遊戯からの、ギターをジャーンからの、デッドエンドがかっこよすぎるんだよな。E.L.Lは来るたびにライティングが豪華だと思う。遊戯からデッドエンドにつながるときに、真後ろから白色の強いライトを一直線で照らして、逆光っぽくなるのがかっこよかった。

「4公演目だけどファイナルのつもり、かつ初日のつもりでやります」という猪狩さんのひと言から始まった。

『YUGE』収録曲以外の子たちは、「日常」がテーマなのではとほんのり感じた(そういうことがテーマな曲が多いtacicaではあるけれど)。なんというか、ordinary dayを筆頭にコロナ禍を経て戻ってきた「日常」を歌っているような。そういう日常を過ごす「街」とかもキーワードになりそう。妄想。JADITEとか幽霊のいない街とかaranamiとか。

「いい音」。何をもって「いい音」なのか。理屈じゃないところ。長年やってきているチームで「いい音だね」と言い合っているときに、「いい音ってなんですか?」とか言っちゃう人が苦手になった、と猪狩さん。そうじゃない感じ、わかるな〜なんとなく。そういった流れで、「いちばんいい音で録れた曲やります」と言って始まったディスコード

ナニユエは涙腺を刺激するナニカがある。歌詞かな、やっぱり。〈常に心配性だよ いつも吐き出しそうだよ〉に共感しちゃう。

小西さんのグッズ紹介。猪狩さんと中畑さんがほんのりBGMを奏でていた。

サコッシュの説明で、小西さんが年末年始の“きしょう”でも使える云々と言ったことに対して、猪狩さんがまず「きしょうは指摘しておかないと」というと小西さんはすかさず、「でも伝わったよね??(だからいいよね?)」と返すも、猪狩さんは「会場みんながそこに触れてくれないとここから出られない!って思ってるはず」とさらに返す。こういう攻防がtacicaっぽさ。仲良いな。ちなみに僕は「帰省」と言いたかったことは文脈で理解したよ。

アロンが移動していて、よりスムーズな流れになった感がした。

人鳥哀歌の小西さんソロパートで、中畑さんがスティックと指で小西さんをちょいちょいちょいと指さすやつ最高。

「なにか話せば」と話を振られた小西さん。曰く、デビュー以降、音楽で生活をしている。ふつうに就職して会社行って、ということとは違う人生を歩ませてもらっている。みんなのおかげ。これまで感謝してなかったわけじゃないけど、今回あらためて感じている。と訥々と語ってくれた。猪狩さんから「真面目っ!」と言われていたけどいいよね。フォローっぽくつっこんだ猪狩さんもまたいいなって思った。

「なんかしらないけど単独ライブをやりまくってる。みんなも来たいな〜と思ったときにまた来て欲しい」と最後のMCで猪狩さんが語った。

アンコールラストはなんとDAN。白いギターだったからアースコードだと思ってそのつもりで身構えていたのに、〈何度でも〜〉と始まってびびった。黒のグレッチじゃない。ツアーで歌うのは、即席で思い出す限り、aranami tourの岡山公演ぶり!?(自信は無い) めーーーっちゃ大好きなので来て良かった!!!って何度も思った。

最後、ギターがギャーーーーンと唸っているまま猪狩さんがギターをフロアに置いて去っていって、かっこよーーー!!って拍手して終わって振り返ったら、物販コーナーに既に猪狩さんの姿があった。忍びか、あるいは悟空だった。

新幹線でおいしいビールが飲みたい!