【ライブメモ】tacica猪狩翔一『2022 クロッシング歌い納め』at 2022.12.25 新代田Crossing
概要
「2022 クロッシング歌い納め」
猪狩翔一(tacica) / 雲居ハルカ(ハルカトミユキ) / Live Drawing：近藤康平
2022年12月25日（日）
18時開場／18時半開演
有観客&配信有り（アーカイブ付き）
※チケットソールドアウト
セットリスト
01. 夢中 ※彼奴の背を推す強い風が〜
02. 僕ら ※細胞からやり直して〜
03. 冒険衝動（tacica 2020Sg）
04. ターナーの汽罐車（原曲：山下達郎）
05. 東へ西へ（原曲：井上陽水）
06. GLOW（tacica 2022年AL『singularity』）
07. ペトリコール（新曲・初披露） ※時間の底で明日を待ってる〜
08. ダンス（tacica 2022年AL『singularity』）
en) ホワイトランド（tacica 2018年Sg）
猪狩さんは二番手。19:30〜20:40まで。弾き語り曲、カバー曲、tacica曲、
そして新曲。とても贅沢なライブ納めのセットリストだった。
感想など
hoshioto camp '22（＠岡山）で近藤さんと共演した際に、ライブハウスの名前こそ言わなかったものの、「12月25日にまた二人（猪狩さんと近藤さん）でやります！」とこっそり漏らしてくれていたその公演。
これまでにないくらい椅子がぎっしり並べられていて満員。Crossingでこんなに人が多いのは初めてかも。
ステージ下手（いつもグッズ売ってるあたり）が近藤さんのスペース。グッズはsingularityのCDと缶バッジ、動物達の遊戯のステッカーが売られていた。
スクリーンには近藤さんの絵が映し出されていた。サンタとトナカイが満月を駆ける姿を、猪狩さんと対バン相手のハルカさんがギターを抱えている姿。スクリーンはステージバックだけでなく、ステージの側面（道路側）にも設置されていた。
猪狩さんの服装は、チャンピオンのライトグレーのパーカー、デニム、ニューバランス1500（？）。
珍しく立って演奏。びっくりした。
ここのところ、夢中と僕らは固定で歌っている気がする。弾き語りライブを始めて以来つくられた曲の中でも歌われる回数が多い曲だけど、まだtacica曲になっていない子たち。これはもう弾き語り専用曲なのかな。
ギターのメンテナンスをお願いしている人にお子さんができて、「予定日が猪狩さんの誕生日に近いんですよね」と言われていたら、なんと同じ日に生まれたそう。そんな縁のある人と雑談しているなかで、猪狩さんが「雨の日の匂いっていいよね」っていう話をしたら、「ペトリコールですね」と言われ、曰く、雨がアスファルトに当たって立ち上る匂いを指す言葉とのこと。「かっこいいなと思って曲を作りました！」といって始まった、新曲ペトリコール。どうしても今日やりたかったから、昨日完成させたそう。「今後いろいろ変わるかもだけど」と言っていた。そういう過程が見れるのが弾き語りライブの醍醐味だ。
最近、井上陽水にハマっているという猪狩さん。だから先日の名古屋の弾き語りで傘がないを歌っていたのか。「あんまり僕らの曲でこういうのはないから」ということで選曲された東へ西へ。
今日は驚きが二つあって、まずひとつめ。猪狩さんが「singularityのアルバムのなかで一番好きな曲」で、「こういう曲がまだ書けることが嬉しかった」と言った時点で、まさかまさか……いやでもそんなはずは……と思いながら歌い出すのを身構えていたら、やはりGLOWだった！！！弾き語りで初。まさかと思った。信じられなかった。めちゃくちゃ良かった。CDだと後半パートのボーカルが重なるけれど、メインパートだけ歌う感じがアコースティックバージョンであがった。
思えば京都の弾き語りに行った際、鴨川を眺めながらGLOWを聴いて諸行無常に抱かれていた思い出。曲の展開がとても特殊で独特。それを弾き語りで聴けるのは本当にレアだ。
驚きのふたつめ。「冬っぽい曲」「東京にいる士別の友人がしんどそうにしている時期に作った曲」でピンときて、ホワイトランドを披露！弾き語りライブとしては初めて。ずっとずっと聴きたかったので最高だった。声の良さとメロディの良さがともに際立つ曲だと思う。
ライブ後に近藤さんが、これまでやってきたライブペインティングのカバー絵を集めていつか個展を開こうと思っていると言っていてとても楽しみ。
これにて2022年のライブ納め。クリスマスまで稼働させてしまって（？）ごめんなさいというお気持ちもありつつ、ありがとうございますという感謝の気持ちが深い。ちなみに猪狩さんは昨日、モスチキンを食べたと言っていた。「ケンタッキーじゃないんだよね」とのこと。
新幹線でおいしいビールが飲みたい！