【ライブメモ】tacica猪狩翔一『「退屈」への処方箋』 佐々木健太郎(Analogfish)/猪狩翔一(tacica)/大平伸正/KEEWO/ O.A 山合圭吾』 at 2022.10.06 someno kyoto
概要
someno kyoto 5th Anniversary
『「退屈」への処方箋』
佐々木健太郎(Analogfish)/ 猪狩翔一(tacica)/ 大平伸正 / KEEWO /
(O.A 山合圭吾)
※有観客&配信有り
※当日券有り
18時開場/19時開演(〜21:40終演)
セットリスト
01. 僕ら[新曲]※細胞からやり直して〜
02. 冒険衝動(tacica 2020年Sg)
03. ハイライト(tacica 2011年AL『sheeptown ALASCA』)
04. ordinary day(tacica 2018年Sg)
05. 人間賛歌(tacica 2022年AL『singularity』)
06. ダンス(tacica 2022年AL『singularity』)
猪狩さんの出番はオープニングアクトの方の2曲の後、本編トップバッター。19時オンタイムスタートで、35分間ほど。
感想など
椅子ありで、30名ほど。下北沢440のような感じで、3名ずつごとにテーブルもあり。
入場早々、物販になるやんさんと猪狩さん(!)が立っていてびびった。なるやんさんから「物販は会場中の時間帯のみで、終演後はありません〜」という告知が。開場から開演まで1時間あったのと、平日の18時ということもあってか入場する人はゆるやかだった。
猪狩さんの服装は「染乃京都」と書かれた白のTシャツ、黒のパンツ、グレーのVANS。
僕らの貫禄よ。転調するところが好き。細胞からやり直してぇ。冒険衝動の後半、畳みかけるように歌う姿がゾーンに入って鬼気迫る様相で心奪われっぱなしだった。
昨日は歌わなかったハイライト。ここ最近、tacicaとしても聴く機会のある曲。個人的に思い入れのある曲なので、やっぱり生で聴けると嬉しい。有りそうでそんなに無い気がする猪狩さんの裏声が聴けるのもいい。
出番の前に「この持ち時間で何曲できるかな」とオープニングアクトの方と話していて、「5曲か6曲……6曲できる人はできると思います!」と返されて、そりゃできる人はできるよなと思った、と猪狩さんは冷静につっこみ。このMCが後の出演者全員が引用して話すフレーズになったことを、猪狩さんはきっと知らない。
ordinary dayを歌った後に、「〈君がいる今日と(京都)〉って歌ってたね、なんで歌ってたんだろうね」と発言。じわじわきた。お茶目。
someno kyotoはちょうど一年前の4周年記念ライブぶり。猪狩さん曰く、それ以来呼ばれなかったので、あーハマらなかったのかな…と思ったら今回の5周年で呼んでもらえたので、逆にハマってたんだな!と喜んでいた。
人間賛歌。歌い出しの〈あなた〉の強さよ。どの曲にも言えるけど改めて歌い出しの第一音が強いと思った。特に〈あ〉は、倍音が綺麗に出る音なのかも。目をつむって歌うことの多い猪狩さんだけど、アカペラのところで会場を見渡すように視線を送っていたのが印象的だった。
最後にダンス。〈灯台の灯りを消したのは昨日までの友達だったかも知れない〉とは、何か重大な過ちを犯してしまうことは自分の友達だという可能性もある、ってことなんだろうと解釈している。歌うたびに熟成されていくし、聴くたびに解釈が深まったり迷走したり。でもだから、いい。
****
全ての出演者が終わったのが21:40ころ。猪狩さんはまさかのトップバッター。最後から二番目くらいだろうかという予想は外れた。新幹線の終電が21:38発なのでそれまでに帰るのだろうと思ったけど、出番が終わってすぐに会場を発ったような雰囲気だった。
同じ弾き語りでも、演者によってそのスタイルがぜんぜん違うってことを再認識したライブだった。
そしてそして、配信の映像もとても綺麗。数あるライブ配信の中でも一番綺麗なのでは。ぜひ観て!
おまけ:京都観光メモ
学生時代、修学旅行の行き先が京都ではなかったので、京都でライブがあるたびに、あのころを取り戻すように観光地を巡っている。今回も今回とてノープランで行ったけどなんとかなったし、想像以上に楽しめた。ひとつ失敗があったとすれば、長袖を持っていかなかったこと。めっちゃ寒くて涙目だった。
下鴨神社
下鴨茶寮
六曜社珈琲店
京都市京セラ美術館『アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO』
蓮華王院 三十三間堂
The Millennials
新幹線でおいしいビールが飲みたい!