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【ライブメモ】tacica猪狩翔一『hoshioto Camp '22 猪狩翔一(tacica)×近藤康平』 at 2022.10.22 葡萄浪漫館(岡山県)

概要

hoshioto Camp '22
岡山県井原市 青野町 葡萄浪漫館
猪狩翔一(tacica)×近藤康平(ライブペインティング)
2022年10月22日(土)
出演時間:17:55〜18:50

セットリスト

リハ:Silent Frog(tacica 2008年AL『parallel park』)
01. 僕ら[新曲]※細胞からやり直して〜
02. 冒険衝動(tacica 2020年Sg)
03. ハイライト(tacica 2011年AL『sheeptown ALASCA』)
04. ordinary day(tacica 2018年Sg)
05. LEO(tacica 2014年Sg)
06. キャスパー(tacica 2013年Sg「HALO」 C/W)
07. ダンス(tacica 2022年AL『singularity』)

会場のことなど

シャトルバスで山奥に連れてこられ、15時過ぎに会場着。広い駐車場の下に会場が広がっていた。メインステージがすぐ見えて、会場のさらに奥、林道を進んだ先に、また別のステージが二つ用意されていた。

猪狩さんはメインステージ。スタンディングエリアの後ろにチェアやシートを敷いて見られるエリアがあり、通路を挟んだその後ろにテントを張るスペースが設けられていた。

天気が崩れたときの考えて上着とかタオルとかは準備していたけど、シートを持って行かなかったのは盲点だった。座れる場所がないので、あると便利だった。

感想など

昼間は快晴で青空が広がっていたのだけど、陽が落ちるとグッと気温は下がった。17:15頃、前のステージが終わるとなるやんさんが現れ、ステージに機材を運んだりしてセッティングが始まった。ステージのバックには近藤さんの絵を映し出す用の白い布が張られた。

考えてみれば屋外で絵を投影するわけだから、必然的に暗くならないと(夜じゃないと)だめだったわけなので、出演時間はタイムテーブルが出る前からある程度予想できたよなと、このときに気づいた。

猪狩さんの服装は、黒のセットアップ(デッドエンドのMVと同じ?)に、白のTシャツ、グレーのVANS。水のペットボトルと、どこかで調達したらしきドリップコーヒーのカップ。

サウンドチェックの延長でひたすらギターでインストを奏でていた。そのままsilent frogをリハで演奏。マイク位置を調整しつつ。弾き語りでは珍しく、スタンディングでの演奏。

一度ステージから降りて、17:55の定刻になると再び登場。セッティングを始めた頃はまだ明るかったのに、演奏が始まったときにはすっかり暗くなっていた。

近藤さんとのコラボならではの、演奏する曲のタイトルを先に発表するスタイル。弾き語りライブの代名詞のような曲、僕らから。冒険衝動で〈天井はいつも満天の星空〉と歌ったときに猪狩さんがふと星空を見上げていた、ような気がした。夜空は一番星の金星のほか、いくつか星が見えていた。

あと、僕ら冒険衝動は、曲の後半で近藤さんの描く絵ががらりと変わってドラマチックだった。完成形はもちろんなんだけど、できあがるまでのプロセスがおもしろくて、音楽と同じくその場限りのパフォーマンスなのだよなと改めて感じた。

そして、キャスパー。弾き語りではおそらく初!繊細な演奏と裏声が素敵だった。野外で、しかも夜で、生と死のはざまをゆらゆらしている曲が聴けたのは特別だった。あとアカペラのところはこれ以上ない!ってくらい贅沢な心地がした。そして考えてみれば、tacicaの曲は「星」が出てくる曲はそれなりにたくさんあるのだよな。

最後はおなじみのダンスで締め。これはもう今後もずっと揺らぐことはないんだろう。

MCのメモ

猪狩さんも近藤さんも、「いいね」「気持ちいいね」と確かめ合うように何度もくりかえしていた。近藤さんが運営側から「誰と出たいですか?」と聞かれて「猪狩さんと!」とリクエストして今回の共演が実現したそう。猪狩さんも過去に出演した人から「すごくいいフェス」と聞いていたので、出演は念願だったよう。

これまでの弾き語りライブで音源化される前の新曲を近藤さんとコラボしているから、「あ、そういうふうに捉えられたのか」と第三者の視点が加わって、音源化される過程でいい影響を受けてます(要旨)と語っていたのが印象的だった。

キャンプの話題。猪狩さんはコロナ禍前に道具を一式そろえたものの、たぬきちを飼い始めたこともあって(知らない場所に行くのを怖がるらしい)、行けるかどうかはたぬきち次第らしい。

満天の星空ってわけではなかったんだけれど、風に吹かれたり小さな虫が飛んでたり、虫の音が聞こえるなかで弾き語りライブを見られたのはいつもとは違う特別な体験だった。

終演後、テントでの物販にも立っており、終始ファンが途切れることなく訪れていた。いつもとは違って時間にもゆとりがあったので、ひと組ひと組とゆっくり応対していた印象だった。

とにかく移動が大変なライブだったけれど、がんばって行ってよかった。




おまけ〜Road to hoshioto camp〜

とにかく会場に行くのが大変だったのでメモ。

新幹線〜JR〜ローカル線〜シャトルバス

  • 新幹線は東京駅〜福山駅(岡山と広島の間に位置する駅で、住所的には広島県)

  • 福山駅からJRで、神部駅という小さな駅へ。@20分ほど

  • 神部駅から井原鉄道という車両1両のローカル線に揺られて、井原駅(岡山県)へ。@15分ほど

    • ICカードが使えないので、券売機で買うか、駅員さんがいる窓口で切符を購入。後ろから乗って、前から降りるスタイル。

  • 井原駅から、イベント側が用意したシャトルバス@500円で15分ほどで会場着。

    • タクシーも停まっていたので、いざというときに使えそう。

  • 不安になるほどの山奥だけど、スマホの電波は問題なく使えた。

シャトルバスの時間を事前に要チェック

  • 井原駅と会場を結ぶシャトルバスは頻繁に設定されているわけではないので、あらかじめ時間を確認しておくのが重要。ローカル線も1時間に1本しかなかったりするので、乗り継ぎでミスると大変なことに。

  • 今回、猪狩さんの弾き語りの終了予定時間の5分後にシャトルバスが設定されていたのだけど、見事に5分押しで終了したため乗りたかったバスに乗れなかった。遅れたのが悪いのではなく、バスの時刻をもう少しゆとりを持って設定してほしかった(井原鉄道の時刻表にそろえているわけでもなさそうで、なぜあの時間に設定されていたのか謎)

  • その次のバスが2時間後。しかも井原駅発の電車への乗り換えに5分ほどしかゆとりがなく、結果、バスが駅に到着したのが数分遅れたため、電車がホームに入ってくるのと同時に駆け込むかたちになった。

  • いずれにせよ、会場と駅の移動は、前もって練っていったほうが良さそう。

福山駅はそれなりに栄えている

駅前にホテルがたくさんあり、地元の人が行くような居酒屋もたくさん軒を連ねていた。駅の目の前には福山城があるので、観光も手軽。コインロッカーもたくさんあったのでホテルにチェックインできない場合に使える。

新幹線でおいしいビールが飲みたい!