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【ネ タ バ レ】【ライブメモ】tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪” at 2023.11.04 仙台ROCKATERIA

tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪”
2023年11月4日(土)@ 仙台ROCKATERIA
開場17:00 / 開演17:30

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈tacica TOUR 2023 “物云わぬ物怪”〉ツアー日程
01. 10月29日(日) F.A.D YOKOHAMA
02. 11月3日(金・祝) 西川口Hearts
03. 11月4日(土) 仙台ROCKATERIA
04. 11月11日(土) 名古屋Electric Lady Land
05. 11月12日(日) 大阪umeda TRAD
06. 11月18日(土) 東京キネマ倶楽部


会場周辺について

東京夏日25℃。2009年以来らしい。新幹線もなかなか混んでる。ホームが大混雑。インバウンド客も多数。仙台は曇り空でやや肌寒い感じ。長袖が似合う気候。

初めてのライブ会場ROCKATERIAは、仙台駅から徒歩で10分ほど。MACANAやDarwinも近い。

16:40過ぎたあたりからにわかに人が周辺に集まりだした。15分前くらいからライブハウスのスタッフさんの姿も。

16:50ころから整列だったものの、いきなり「お客様同士で番号を確認して整列を」というタイプ。スタッフが音頭を取って整列させないと効率がわるいし、なにより基準がないと並びようがない。スタッフの方が慣れていない感じだったけどざわざわっとした。入場の整列は本当にライブハウスによって運用が違う。

かなりコンパクトな箱。最近リニューアルしたようで、きれいめ。ステージとの間には柵があり、そこから2メートルくらい離れてマイクがある感じ。ステージも奥行きがある。


以下、ネタバレ














セットリスト ※ネタバレ※

01. 遊戯(2023年miniAL『YUGE』)
02. デッドエンド(2022年AL『singularity』)
03. 冒険衝動(2020年Sg)
04. 金糸雀(2023年配信Sg)
05. 夜明け前(2016年『HEAD ROOMS』)
06. ディスコード(2023年miniAL『YUGE』)
07. ナニユエ(2023年配信Sg)
08. JADITE(2011年AL『sheeptown ALASCA』)

〜グッズ紹介〜

09. 幽霊のいない街(2015年AL『LOCUS』)
10. ordinary day(2018年Sg)
11. 諦める喉の隙間に新しい僕の声が吹く(2017年miniAL『新しい森』)★
12. aranami(2020年Sg)
13. 人鳥哀歌(tacica 2009年「人鳥哀歌e.p.」)
14. アロン(2022年AL『singularity』)★
15. 荒野を行く(2023年miniAL『YUGE』)

en01. ぼくら(2023年miniAL『YUGE』)
en02. HERO(2007年miniAL『Human Orchestra』)☆

17:31開演、18:56本編終了。19:14終演。
西川口からの変更点としては、アロン諦める喉〜の位置が変更。
アンコールラストの曲が、HEROに戻った。

感想など

猪狩さん白のTシャツ、黒のパンツ、アディダス。
小西さん茶色のオーバーオール、白のツアーロンT、ブーツ、黒のキャップ

デッドエンドに終始、鳥肌が立ってた。遊戯のアウトロ、音が響いておさまった後に少しだけ間を置いて、ギターをジャーンと鳴らして、「争いごとや」とはじまって全身鳥肌。頭っから終わりまで大好きだ!!と思って聴いていた。

ナニユエ。歌詞がいい。や、もちろん曲もいいんだけど。聴くたびに沁みる。

ordinary day、最後の盛り上がりがすごい。深いところから湧き上がる感じ。立ち昇っていく感じ。照明も相まって、とてもよかった。

アロンの中畑さんやばやば。ずっと見ちゃってた。うねうね動く小西さんと猪狩さんの左指こそ、物怪だった。

人鳥哀歌で猪狩さんの音が出ず、やり直し。

ホテルでぼーっとしているときに「物云わぬ物怪といいつつMC多めだなと思って、今日は控えめにするかも」とかなんとか言ってたけど、結局最後には「物云いまくる物怪だった」と猪狩さんが言っていた。

小西さん、サコッシュの説明を詳細にしてくれた。素材はポリエステル100%。撥水加工の技法なども解説してくれた。そしてなんと「終演後、久々に物販に立ちます」と宣言して、なるやんさんと立っていた。ブラザーズ。なかなかレア!

中畑さんから小西さんへの質問。「グッズ紹介のときに邪魔そうにしているのにベースを下ろさないのはなぜ?」と問われ、手持ち無沙汰になる、落ち着かない、鎧みたいなもの、ということで猪狩さんも共感していた。

「旧譜からもいくつもやってて、当時の曲の作り方とかの流行があったりしてとても楽しいです。一番長いタイトルの曲をやります」と言って、諦める喉の隙間に新しい僕の声が吹く。

このライブハウスは自分の感覚だと、音がめちゃめちゃ良かった。雑味がなくクリア。ボーカルもまっすぐ聞こえる。someno kyoto的体験だなーと感じた。

あと、ライティングが素晴らしかった。スクエアのステージの三辺、囲むように照明があって、コンパクトだからなのかとても効果的に感じられた。逆光になったり、ピンスポット当てたり、フラッシュしたり。さらに曲の構成を理解した上での演出がとてもとても良かった。

ぼくらで中畑さんがリップシンクしてて良かった。

猪狩さんのMCで印象的だったのは、SNSとの距離感について。知りたい情報だけ取ることは難しい。そういうビジネス本も読むけど、そんなことできない。知りたくない情報も入ってきちゃう。ライブは「原始的なもの」の最たるもの。例えば、人鳥哀歌で音が出ないとか、DVDだとカットしちゃうでしょ。そういうのが見られるのも原始的なライブだから(といいつつ自分を慰めてます、と)、という良い話(雑にまとめてすみません、、)。

それから「僕らはつくりたいからCDつくって、ライブやっている」と言っていて、僕も聴きたいからCD買ってライブに行っていて、お互いがやりたいことをやっている先で出会っていて、それってなんて幸せなんだろうと思った。やらないでいられない事し続けよう。ナニユエ根性でいこう。


新幹線でおいしいビールが飲みたい!