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10年日記帳 「日事記(ひじき)」、始めました。

10年日記帳「日事記(ひじき)」を購入してみた。

「日事記」とは? 商品の説明文にはこうある。

10年日記帳の「日事記(ひじき)」は、1ページに10年分の「今日」を書き留めておけるA5サイズの10年日記帳です。1ページごとに日付が書かれていて、日記をつける段が10段あります。今日の気分や出来事などを記しておいて、1年後の今日のページを開くと、そこには、去年の今日の出来事が書かれています。そうやって10段重ねていくと、10年分の「今日」が、そこに綴られていきます。

1日1ページ、10段。それが、365日分ある。つまり、10年分の日記帳というわけ。まずそのコンセプトに惹かれた。『日本書紀』や『古事記』を連想させるそのネーミングも秀逸で、一つの国の歴史ではなく、あくまでも一個人の私的な歴史を綴るものであること。それから装幀が良い。豪華な革張りのハードカバーで文豪の全集のような品のある佇まいと、手にしたときの重量感。紙にもこだわっており、文字を書くのが憚れてしまうほどしっかりとした紙厚がある。

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ページ上部に日付が書いてあり、あとは10行分の罫線が引かれているだけ。「10年分の1行日記」という機能に特化したデザインが美しい。

あとメモページなどが一切設けられていないのも潔いし、ハードカバー本によく付いている「栞紐(しおりひも)」が無いのも個人的には良いと思った。あの紐って、けっこう毛羽立つから経年による劣化が際立ってしまいがち。それはそれで"味"とも捉えられるけど、必要最低限まで削ぎ落としてデザインされているのが、この商品のコンセプトをより強いものにしていると思う。

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ちょうど表紙の色合いに近いので、マッコウクジラのポストカードをしおり代わりにします。

早速、今年一週間分を書き込んでみたけど、立派な装幀の日記帳に文字を書くのはちょっとした緊張感が漂った。筆記具にもこだわりたくなり、お気に入りのペンで一文字一文字、丁寧に書こうという気持ちになった。

1日1行だから書き続けるハードルは低いし、「去年は何をやっていたのか」を横目に見ながら書くことになる2年目以降が楽しそう。あと10年といわず、直近の一週間に何をしていたかを端的に振り返るのにもちょうど良いと思った。

2021年、2022年、2023年、2024年、2025年、2026年、2027年、2028年、2029年、2030年。こうやって数字を羅列するだけでも気が遠くなるが、今日までの10年間も何気ない日々の積み重ねであったはずだ。これからの10年をどう生きるのか。毎日ほんの数分間、今日あったことを振り返り、その日々の営みを1行で記録していく。2021年からの新たな習慣。なんだか楽しそうだ。

Amazonでも購入可能。デザイナーさんのインタビューは下段のリンク先にありました。

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