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存在しない日本人

ふと、思ったんです。

例えば今の世界の子供たちに「日本のこと知ってる?」って聞いたらなんて答えるのかなって。

今の20代や30代はアニメ文化を知ってる人が比較的多いです。50代60代の方々には電機メーカーや車のメーカーが有名です。

ありがたいことに日本食はどの年代も共通の素晴らしい文化として褒められます。誇らしいです。

「高度経済成長」と呼ばれる時代に多くの先人が死に物狂いで努力したおかげで、「日本」という努力家で、真面目で、謙虚で、作るものの質が高いというブランドが出来ました。

しかし、それは30~50年ほど前に作られたもの。
現在も持続しているそのブランドを今を生きている人が背負ってるだけにすぎません。

その頃に出来たインフラは今年を境に寿命を迎えたり、様々な分野で変化が起きると言われる2020年問題があるなど、大きな転換期を迎えているのは間違いないようです。

そのタイミングで世界が一時停止している今、改めて考えなければいけないことが2つ。

それは「自分が一体誰で、何がしたいのか」と「これからどういう未来を迎えたいか」です。

僕たちは島国から一歩出れば、日本は東アジアという括りの少数派。中国人と思われることがほとんど。

実際、世界では約5分の1の人口が中国の人なので、そう思われて仕方のないことなんです。

と同時にいきなり日本代表にもなります。

なぜなら僕たちは日本で育ったり、ルーツがあるから。
海を渡った先の人たちにとって、僕たちが初めての日本人の知り合いになることは少なくありません。

その時、その日のあなた自身が彼らにとっての"日本人"のイメージになります。

でも心配しないでください。無理して繕うことはありません。多かれ少なかれ、あなたに日本人らしさは間違いなくありますから。

これはアメリカで活躍されているアイスホッケー選手の三浦優季さんのnoteです。

これを読んで僕も更にハッとさせられました。
チームと個人の単位で「日本人らしさ」の必要性が変わってくるということ。

余計に「あなた」という人は誰なのか。何をしたいのか。が、大事になると思います。
そこがあって初めて魅力と価値が生まれます。

その魅力と価値を存分に発揮して、自分が納得する楽しい日々を送ればそれだけでいいと思うんです。

もしくは楽しい日々って何だろう?と理想を描いてから、出来ることを見つけても大丈夫です。順番は問題ないと思います。

輝き続ける人がたくさんいる国というのが、新しい日本の姿ではないのでしょうか。そしてどこに行っても輝ける人、というのが新しい日本人なのではないでしょうか。

僕はそれをサッカーの世界から示せると思っていますし、示していきます。
出来ない理由が見つかりません。

これからも日本が世界に居続けるために。

これまで存在しなかった日本人になるために、僕は毎日戦っていきます。

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