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YZK
2021年7月23日 00:44
花屋敷で行われた婚活イベントに参加したことがある。そのイベントでは、数人のグループに分けて閉園後の花やしきで宝探しをする、というものだった。そう聞くと、楽しそうと思うだろう。そう思う人は、リア充である。僕は、非常に憂鬱であった。知らない人と訳分らん事するなんてどうかしとるわ、と思ってしまうのである。コミュ障で非リア充というのはそういうものである。そのため、僕は非常に憂鬱であった。
2021年7月18日 22:34
孤独に彼女を見ている。ツイッターの向こうのすました彼女。彼女の、明るい笑顔を思い出す。子どものようなあどけなさがその時は現れる。明るく元気に見える彼女に深い闇を感じることがある。僕は、明るい人ほど、その裏にある闇の部分を見出すように思う。それは、僕が道化を演じながら虚ろな目で世界を見ているからではないだろうか。人はみんな多面的な存在で、いろいろな性質を持っている。こうして、暗い部屋でひとり
2021年7月17日 12:02
「髪を染めたい」と加奈子は言った「えー、不良じゃん、やめときなよ」とゆきが返す。僕もなんとなくイヤな気はしたが、何も言わなかった。「だって、かわいくなりたいもん」「髪染めてもエリカちゃんにならないよ」「なるもん。」ニシハラエリカは、近所の不良の先輩だった。加奈子もゆきも、小さい頃はニシハラエリカに遊んでもらっていた。僕も、一度だけ会ったことがある。金髪でイケイケな美人だった。怖くて、一