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私と発達障害、感覚異常とは?の話。

発達障害、特に自閉スペクトラム症(ASD)を持つ人には感覚異常(過敏、鈍麻)が多いようです。

専門家の中には、感覚異常こそASDの根幹ではないかと主張している方もいます。この本↓の著者だったり。

難しい事はともかくとして、感覚異常(特に過敏)が生活に支障をきたすレベルの方もいますし、ずっと抱えて来た不快感の原因が感覚異常だった!と大人になってから気付く方もいると思います。

私自身はASDの診断が下ったもののそこまで酷くはないとは思いますが、色マニアで微妙に違う色を見分けるのが得意だったり(視覚過敏?)心身の調子を崩すと全ての音がうるさく感じたりする(聴覚過敏?)くらいでしょうか。
……ですが、最近考えている事があります。

偏食と感覚異常は関係あるのか?

私の場合、いい大人になっても食べ物の好き嫌いが多く、レトルト食品などはメニューごとに食べられるメーカーが決まっていたりする(味や食感が違うため)のです。
こう言うのって味覚や触覚の感覚異常と関係があるのでしょうか?

例として挙げると、私は瓜の類が基本的に嫌いなのですが。
ゴーヤー(苦瓜)は30歳で食べられるようになりましたが、べちゃべちゃした食感になると避けたくなります。シャキシャキなら大丈夫。
シブイ(冬瓜)は食感が独特で柔らか過ぎて、味も好みではありません。
ナーベーラー(糸瓜へちま)は……大嫌いですね。チャンプルーや汁物に入っていたりすると独特の味が料理の全てを支配するんですよ!!特にワタや種を噛んでしまった時の感触が駄目なんです!!せめて種は取り除いてくれ!!

要するに、瓜の食感が駄目なんでしょうね。これが感覚異常(過敏?)に当てはまるかどうかわかりませんが。
水分が多くてワタや種まで丸ごと食べる事が多いからかな?(ゴーヤーは基本的にワタを取るので食べられるのかも知れません)

そう言えばキュウリやトマトも苦手(ケチャップやトマトソースは問題なし)だな……。
茄子は最近ちょっとだけ食べられるようになりました。

また、発達障害を持つ方はキノコが苦手らしいと聞いた事があります。
私の場合は……あの真ん丸すべすべの傘をそのまま噛む感触が大嫌いですね、シメジとかナメコとかエノキダケとか。椎茸は切って汁物に入れたら何とかなります(椎茸から出る出汁の味は嫌いじゃないです)。

感覚異常は苦労の一つ

視覚過敏や聴覚過敏は少しずつメジャーになって来た感じがありますが、感覚異常には他の感覚(嗅覚、触覚その他)もありますし感覚鈍麻で大変な想いをしている方もいます。

特に触覚過敏では制服が着られなかったり(そもそも着られる服の素材や形が限られていたり)、味覚過敏では給食が食べられなかったりして、子供の頃は「単なるわがまま」と捉えられやすいです。
逆に感覚鈍麻だと暑さがあまり感じられず熱中症で倒れてしまったり、病気や怪我の痛みが酷くなるまでわからず悪化させてしまうケースもあるそうです。

もちろん、わがままではない。
だけど、わかりやすい病気でもない。
それでも本人は、悩んだり嫌な想いをしたり健康に支障が出たりして程度の差はあれど困難を抱えるものなんですよね。



※ヘッダー画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借り致しました。ありがとうございました。

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