カラメテ考察

MeseMoa.10thシングルのカラメテ、MV含め今までの考察三部作や真逆の糸と絡むのかと思いきや、まさかのオタクとアイドル説でてきた。

というのも、武道館発表のとき会場の雰囲気が「もしや解散……?」となってからずっと、推しがいない世界を考えていた。
推しがいなくなるとか無理、でも推しがいなくても生きていかなきゃいけない。……あれ?「次の季節は一人でもとまらない」?
その心持ちで聞いてみると、まるで推しを失ったオタクソングに聴こえてくるのだ、不思議と。
確信に変わったのは卒業発表からだった。改めて聞くとあまりにしんどすぎて泣いた。ライブで場違いな部分で号泣するオタクになってマジできつかった

せっかくだからこんな感じかなって考察を文章に書き留めておこうかなと思いましたのでもし良かったら最後まで見ていただけると嬉しいです!
あわよくば一緒にライブで泣いてくれ


(敬称略)

カギ括弧の中以外は基本オタク側からの言葉。
基本卒業メンバー推し視点。

ジェラートのように 溶けてほどけた
冷蔵庫が壊れた
大事に凍らせた思い出が 次々に崩れた
もう止まらない

冷凍庫=Mesemoa.
ジェラート含む食べ物を示す言葉=思い出
Mesemoa.の現メンバーの卒業が決まる。
今までの思い出が、解凍されるかのように次々と思い出される。

急いで晩御飯にした
残さず噛んで飲み込んだ
次々に涙が もう止まらない

駆け込みでイベント行くオタクの図にも見える。
思い出を懐古しながら、発表を噛み砕いて納得し、溜飲を下げる。

「ねぇ知ってた? 君が恋した人は必ず死ぬんだってさ
じゃあ僕はその最後の人だね
さぁ買い物しよう 今日は何を食べよう」

君=オタク
恋した人=アイドル
アイドルはいつかアイドルとしての生涯に終わりを告げる、つまり必ず死ぬということ。
自分が最後の推しだよね、今日はどんな思い出を作ろうか、という推し側からのメッセージ。

絡めた手は 二人が同時にほどかなきゃ離れないから
僕は指先に微熱を込めた
凍てつけ涙 愛した日々も全て
でも徐々に徐々に 君の指だけが
ジェラートのように 溶けてほどけた

絡めた手という言葉がどこか握手会を想起させる。
推しがいなくなっても自分が好きでいる限り、アイドルとしての推しは消えない。第二の死を迎えることはない。
(ここでいう第二の死は、生者の記憶から消え去り、生きていた証がなくなることを示す。)
この瞬間で時が止まってほしい、涙も思い出も全部凍らせてしまいたい。
それでもアイドルの推しは、自分の前から、自分の記憶から、ゆっくりと消えていった。

冷蔵庫を直した
君は居なくともお腹は空く
どんなに美味しく出来ても もう埋まらない

例え卒業するメンバーがいたとしてもMeseMoa.は続く。
推しがいなくとも思い出は欲しくなるし、他の推しを探そうともあの日のMeseMoa.との思い出と同じようには満たされない。

最後の日
「僕なんかで良かったの?」なんて聞かないでよ
君じゃなきゃ幸せも知らなかった
ねぇ手を繋いでよ 起きたらどこに行こう

そのまま。
こうしてオタクはお金も時間もかけて推しに会いに行ってるし、それを推しも理解してるからこそ、「僕なんかで良かったの?」となるし、オタク側からすれば、推しが好きで、推しが推しだからこうして追いかけてるんだよ、唯一無二の推しに出会えて、たくさんの幸せを知ることができたんだよという気持ち。
握手会しよう、全国ツアーしよう。オタクまだまだやりたいこといっぱいあるよ。

離れた手を片っぽが掴めば また握り返す気がして
僕の手は今も空っぽにしてるけど 無理だ無理だ
君の手のひらは ジェラートのように すくっても落ちた

推しの手は離れたけれど、いつかまた帰ってきてくれる気がして、新しい推しを作ることもせず待ってしまう。
でも、推しは消えていったし、思い出もいつまでもとっておくことはできない。

最初の言葉 最初の夜中 口溶け甘く 濃厚な氷菓
祈る氷点下 それでもいつか 雪解け淡く 消えるなら

最初に交した言葉、最初に推しを思いながら寝た夜、どの思い出も思い出すだけで甘く濃い思い出である。
思い出は消えないでほしいと祈るけれど、それでもいつかゆっくりと忘れていってしまうのだろう。

触れた心は 二人が同時に忘れなきゃ消え去りはしない
君の唇に微熱を当てた

推しとオタクとの関係は決して一方通行ではなく、2人の心は触れ合っていた。
推しとオタク両者が忘れなければ、推していた日々がなくなることはなく、アイドルとしての推しが第二の死を迎えることもない。
推しがオタクとの日々を忘れなければいつまでもアイドルとしての推しは存在してるよねっていう希望。

絡めた手は 二人が同時にほどかなきゃ離れないから
僕は指先に微熱を込めた
凍てつけ涙 愛した日々も全て
でも徐々に徐々に 君の指だけが
ジェラートのように 溶けてほどけた
こぼれて消えた

1サビと同じく。
こぼれて消えたは推しが卒業した、つまり目の前から消えて推しに触れられなくなった瞬間のこと。

冷蔵庫を壊した
大事なものはここにあるから
次の季節は 一人でも止まらない

いつまでも思い出に縋りつくことをやめる。
オタクだった間の、その瞬間その瞬間の感情を大事に生きていく。
推しがいなくとも、次の季節はやってくる。


自分の中でも解釈がかなりブレてて、

冷蔵庫が壊れた=むすめん。がいなくなる
冷蔵庫を直した=MeseMoa.に改名して存続
冷蔵庫を壊した=MeseMoa.が現体制でなくなる

冷蔵庫が壊れた=MeseMoa.のメンバー卒業決定
冷蔵庫を直した=MeseMoa.が新体制で存続決定
冷蔵庫を壊した=MeseMoa.が現体制ではなくなる
の辺りとかは特にぶっれぶれ。
でもこれって、いつからのオタクかとか、誰推しかとかでかなり解釈変わってくるかなと思うし、それぞれの見方になってしまうのかなぁとか思ったりする。

考察厨なので他の方の意見も聞いてみたい。
Twitterでもnoteにでもコメントいただけると嬉しいです!

駄文長文ここまで読んでいただきありがとうございました!

オタク、最後の瞬間までみんなでオタクしような。

ありさ

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