そんなだから敗北するのだ(J・リベラルの勘違いについて)
(https://twitter.com/izumi_akashi/status/1745983035097674141より引用)
もう何度も書いた気がするんで今回は手短にしますけど。
選挙で負けるということは、有権者から支持を受けていないからです。
単純ですね。
……こういう風に書くと、
投票していない人が多いからだ!皆!投票に行こう!
と威勢よくJ・リベラルの人は声を上げそうですけど。
例えば民主党とか共産党とかれいわって支持率低いわけじゃないですか。選挙でも負けてますし。
で、不利な勢力にシンパシーを感じる人って、積極的に投票に行くと思うんですよね。だって自分の推しが不利なら応援するでしょ。
なので、投票してない人が大挙して投票したら、現状と同じような結果が出るか、愉快犯的投票でポピュリズム政党が躍進するだけだと思うんですよね。
少なくとも、大勢に影響があるとは思えません。
まあこれは今回の本題から外れるので置いておきます。
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では、J・リベラルさんの支持政党がなぜ大衆には支持されないかといいますと、まあいろんな要素もあるとは思うんですけど、あえて一つ答えを述べるなら
実行する実務的能力がないから
です。これに尽きる。
この手の人たちは大いなる勘違いをしていますが、
凄い政策を掲げるのは全く凄くないです。
口だけなら何とも言えるので。
政権与党に求められるのは、政策を掲げる能力ではありません。
というかそんなの有って当たり前です。求められるのはそれを実行する能力です。
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J・リベラルの皆さんは、自分達のスンバらしい政策、ジャスティスな思想が国民に伝わっていないのだ、とか思ってそうですけど、それは違います。 私たちは国民の味方チームだ!私たちが政権を取った暁にはこうなります!国民の味方チームに投票して政権交代!と言っても、まず確実に投票されないでしょう。
ていうかですね、少し想像してみてください。
私が社長になった暁には!
新規開拓で売り上げ倍増!
業務効率改善で残業ゼロ!
増加した利益は社員に還元!
全部私にお任せあれ!
と言われたら信用しますか?
まともに社会人をしていれば、その新規開拓とか業務改善とかの具体的な作業こそが大変だということが分かるわけです。
だから口だけの人は信用を得られない。
まあ、それでも威勢が良ければ一回くらいはやらせてみるか、となるかもいしれませんけど
……その一回はもうやらせてしまったからね。
民主党政権のときに目玉政策を何一つ実現できず実行能力のなさを露呈したわけです。
一応言っておくと、民主党がマニュフェストを実現できなかった件については
震災は関係ないです。
震災の前に鳩山政権は倒れてますからね。
ていうか、やっていることがマニュフェストを掲げた2009年と変わらんでしょ。
J・リベラルの皆さんはこの政策を実現させる実務能力をどうにかしないといけないんですよ。そこが最大の疑義が向けられているところなんですから。
J・リベラルのセンセイのナラティブでは、国民は愚かだったり、深く考えず投票している。
だから現状が維持され邪悪な自民党が勝ち、正しい自分たちは負けているということになってるんでしょうけど。
あいにくと国民はそこまで愚かではありません。
口先だけで実行能力がないことを国民は見抜いている。
だからどんなご立派なことを行っても選挙では勝てないわけです。
実行されない政策は絵にかいた餅ですから。
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ていうかですね。
野党のままならご意見番気取りで、復興が遅いとかなんとか言ってればいいですけど、仮に与党になったら自分たちで陣頭指揮をしないといけないんですよ。
(https://twitter.com/TeamSugioHideya/status/1746333702211469634より引用
政権を担う、ということは自分達が「遅い!」と言われる立場になるってことですよ。
その辺分かってるんですかね。
それとも、自民が無能でカスだから手間取っているんだ。
有能な自分達がやれば迅速復興、拍手喝采、万歳三唱とか本気で思ってるのかな。
他の記事でも書きましたけど、優秀なリーダーが颯爽と正しい命令すれば何もかもすぐにうまくいくなんてことは無いと思うんですけどね。
ともあれ、J・リベラルのセンセイ方がこの
「政策を実現させる能力」
についてどう思っているのか興味深い所ではあります。
自分達にはある、国民が分かってないだけ、と思ってるのか、そもそもそんなこと考えてもいないのか。
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