見出し画像

苦手なものを習慣にした話

今日は久しぶりに月4回通っているジムのプールで泳いできた。泳いでいると、もやもやした気持ちが少しずつ流れ出ていき、思考が整理されてポジティブな気持ちになることができる。

今は泳ぐことを気持ちいいと感じているが、元々は泳ぐことが苦手だ。そんな私が、プールに通うことを習慣にしている話をしようと思う。


泳ぐことが苦手

中学生のときの体育のプールの時間が嫌いだった。嫌いな原因はわかっている。クロールの息継ぎが苦手なのだ。

息継ぎをすると、水が入ってくる。フォームがいけないのか、動画を見たり、父と一緒に市民プールに行ったりしたのだが、スムーズな息継ぎを習得することができなかった。

そんな私が編み出した方法は、最小限の息継ぎで泳ぎ続けることだった。最小限の息継ぎで泳ぎ続けるのは、限界があるので最長で泳げても50メートルだった。

他の泳ぎ方もどこかしっくりくることなく、学生時代のプールの思い出は苦手なクロールのイメージだった。

苦手なのにプールに通い始めたきっかけ

そんな泳ぐのが苦手な私がプールに通い始めたのは2022年の5月からだ。きっかけは、体力のなさを仕事中に痛感したからだった。

当時、夜勤のある仕事をしていたので16〜9時の16時間勤務をしていた。仮眠や休憩はあるが、16時間も仕事をしていると終わりに近づくにつれて、どんどん自分の体力がなくなることを実感していた。

自分よりも30歳以上も上の先輩がずっと歩き回って仕事をしているのに、タイミングがあるとすぐに椅子に座ろうとするぐらいには体力がなかった。

「先輩はあんなに元気で動き回っているのに、まだ若い自分が、こんなに体力がないなんてこれからどうするんだ!」

そう思った私は運動習慣をつけることを決めた。

運動習慣といってもさまざまある。その中でプールで泳ぐことをを選んだのには理由がある。結論から言うと消去法だ。

学生時代から腰痛を患っていたので、腰に負担をできるだけかけず、体力をつけることができる有酸素運動はプールしか思いつかなかった。

苦手を習慣化できているワケ

そんなプール苦手族の私が、体力をつけるために通い始めたプールだったが、これが意外にも習慣化できている。

先ほど、ジムのマイページを確認して、利用履歴を見たのだが、2年前から通い始めて、月に3~4回は行っていた。ケガをした月や仕事が忙しかった月は2回になることもあったが、辞めることなく現在まで続けることができている。

苦手なプールを習慣化できているのか自分なりに分析してみた。理由は主に2つあると思った。

1つ目は、泳ぎが苦手な私でも心地よく泳ぎ続ける方法を見つけ出したこと。
2つ目は、良い実感を得ていること。

1つ目の理由として挙げた、心地よく泳ぎ続ける具体的な方法とは、平泳ぎと背泳ぎを繰り返しながら25メートルを10本泳ぐという方法である。これなら息継ぎが苦手な私でもなんとか泳ぐことができたのだ。5本目と10本目を背泳ぎにすることで、10本泳ぎ続けることができているのだと思う。

2つ目の良い実感はたくさんある。まず、通い始めた目的である体力がついていることを仕事中に実感することができたのだ。夜勤終了間際でも動き回ることができている自分がいた。

思いもよらぬ良い実感もあった。泳いでいるときは必然的に、携帯をみたり、音楽を聴いたりすることができない。その環境に身を置きながら身体を動かすことで、モヤモヤを流し、思考を整理することができている実感を得ることができた。

最後に

私はやめたくなったらやめればいいかなという軽い気持ちで始めたが、苦手なことに取り組むには勇気がいると思う。けれど、苦手なことの中でも、自分がサステナブルにできる方法を見つけて、良い実感を得ることで習慣にすることもできる。

苦手なものからの良い副産物を得ると、想像以上の喜びがある。


誰かに伝わることを願って🌕

#100本毎日noteチャレンジ
#DAY18

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?