見出し画像

不倫相手との出会い、始まり方

こんばんは。「30代、女子、SnowMan大好き、不倫している」ことこです。
早速、本日の次のお話。

私と不倫相手との出会いについて、寝る前に少しお話を。


私が一方的に不倫相手のことを知っていました。声がとても好きだったのと、何より「考え方」が共感できて、いいと思うこと似ているな、これがだめったらこうしたらいいじゃんという機転、などなど、その人の「考え方」が好きでした。ある日、お互い顔を合わせる時があって、今の不倫相手にきれいな二度見をされたことは今でも鮮明に思い出されます。


ある日、ふと「ファンレター書こ」と思い、サラリーマンにファンレターを書いたわけです。(笑っちゃう)

2週間ほど経って、その人から律儀にお手紙でお返事をいただけて、最後の一文に「出張でいないこと多いから、メールください」と書かれていました。

私がファンレターを書いた理由は、その人とお近づきになりたいという気持ちはさっらさらなく、その人と「一緒に仕事がしてみたかった」からです。声は好きでしたが、その人が結婚していることは知ってますし、家族を大切にされていることもなんとなく分かっていたし、ましてや私はピチピチ恋愛適齢期と言いますか、結婚するぜ!彼氏いつかできるかな!うきうき!みたいな、可愛いらしい心が当時はまだありましたから。

それからすぐに、クリスマスがやってきました。すると当日「今日はクリスマスだね」とメールがきました。「お、なんや」と思いましたが、なるほど、この人はまめな人なんだなと悟りました。今思うと、ことこに彼氏がいるのかどうかの探りだったのでは?とひねくれた考えを持っています。

そして、お正月。またメールが来るわけです。ほんとまめ男やなーと思っていたら、お食事のお誘いでした。「え!行きます!」と返事し、場所予約しておきましょうか!何がお好きですか!といつか部下になる夢を見て、いろいろ気を使ったところ、「気使わなくていい、俺が決める」と言われ、当日。待ち合わせをして、居酒屋さんに連れて行ってもらいました。たくさん私が好きな仕事の話を聞いて、うきうきしていたら、なんかの話をしている時に首を摘まれて、ナチュラルに触ってきたなと思いました。その後、2軒目に移動してまた、たくさん仕事の話を聞きました。終電で帰る時に、「ことこちゃん、ちゅーは?」と言われ、おーおっさん!と思いましたが、「また今度会ったときに^^」と苦笑いで交わしました。

「今日は本当にありがとうございました。まだまだお話聞きたかったのに、明日仕事なんで・・・仕事なかったらホテルに泊まってでも、お話聞きたかったです!」みたいなお礼のメールをしたところ、「おー泊まると思ったもん」みたいな返事が返ってきて、あ、完全に勘違いしてんなこいつ。と思いました。私は、終電逃して、ホテル取ってでも、仕事の話聞きたかったぜ!というつもりだったんですけどね。うん?ホテルに泊まるのはもちろん、私だけですよ。相手の家の最寄駅で食事してましたからね。

2回目に二人で会うまでは、そこから半年程たった頃です。この日は本当に終電がなくなって、その人は出張でホテルをとっていたので、私もその人と同じホテルで別の部屋を取ろうと思い、ついて行ったところ、フロントに行くんだと思ったら、あれよあれよとその人の部屋に着きました。でも、相手は既婚者で、年齢も離れてるし、別に私が寝なきゃいい話かと、物分かりのいい私は、コテっと大人しく椅子に座って、またその人のお話の続きを聞いていました。

すると話の途中でいきなり、ばっ!と立ち上がり、「ちょっと落ち着きたいからぎゅーしてくれ」と言われました。手を広げられたので、私は条件反射的にぽふっとおさまりました。こんなに幸せそうな人でも、こういう時があるのかと思った私は「なんか寂しいんですか?」とぽんぽんした記憶があります。

いっときして、開放され、何事もなかったかのように、また続きの話をしゃべりだしたので、へーほーと聞いていました。

正直、ここまできても私は相手の感情に、本当に何も気づいてませんでした。今となっては、どれだけ、鈍感なんだよ、何も考えてなさすぎだろと自分にびっくりしますが、本当に何も・・・だって仕事も成功して順調で、家庭も幸せそうで、そんな人が不倫するなんて想像もつかなかったし、私にそれほどの魅力があったなど全く思えないし、私はなんてったって子どもですからね、その人から見たら。

そしたら、また急に、ばっ!と立ち上がるわけです。お、トイレか?私もトイレ行きたいな、というか喉乾いたなといろいろ思っていたら、ベッドにぽふっと寝転び、「おいで」と言われました。

「いや、眠くないです。私。」

「おいで」

「いや、眠くないです。眠くなったら、ここで寝るんで大丈夫です。」

「おいで」


お、このおじさんなんだ、ひたすら勧誘するつもりか。待てよ、さっきのハグがやらしく思えてきたぞ、なんだおい、あ、私眠すぎて、話聞きながら半分寝てたからかわいそうに思ったのか、あ、それかそうかそうか。と、なぜかすぐ折れた私は、ベッドに横になった次第です。


それが、私とその人の「不倫」の始まりです。


ことこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?