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資本主義がわかるNetflix作品6選

世界人口の1%の超富裕層が世界全体の約半分の富を独占していると言われている現代。

彼らのような富裕層を生み出す仕組みである「資本主義」に対してネガティブなイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。今回は、そんな資本主義を様々な切り口から暴いた作品を紹介します。

紹介する作品は僕が観てきた中でのオススメ、かつNetflix上で視聴できる作品のみをチョイスしました。週末のおうち時間のお供に是非。それでは紹介していきます!

①マネー・ショート〜華麗なる大逆転〜

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『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(The Big Short)は、2015年にアメリカ合衆国で公開。監督はアダム・マッケイ、主演はクリスチャン・ベールが務める。本作はマイケル・ルイスのノンフィクション『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』(2010年刊行)を原作としている。(wikipedia)

キャスト陣の豪華さ脚本の秀逸さもさることながら、特筆すべきは空売りで巨額のリターンを得たにも関わらず、出演者たちがアメリカ経済の犠牲者になった罪なき人々の存在に心を痛める心理描写が素晴らしいところ。「どうしてこんなことが起きてしまったのか」と言わんばかりに、マネーゲームには勝ったはずの主人公たちが資本主義の不完全さに困惑・幻滅していく様子には考えるものがあります。

②チャイナ・ブーム〜一攫千金の夢〜​

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『チャイナ・ブーム〜一攫千金の夢』(英題:The China Hustle)は、米国株式市場に上場している中国企業の数十年及ぶ組織的不正を暴いた金融ドキュメンタリー。

中国企業がアメリカの資本市場と米中間での制度の違いを利用して不正にマネーを集めていた様子は、資本主義の不完全さについて『マネー・ショート』とは別の角度から理解することができます。

③インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実

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『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』(原題: Inside Job)は、2010年のドキュメンタリー映画。第83回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しており、リーマンショックを始めとする世界金融危機の実態を専門家や政治家へのインタビューを通して暴いていく。(wikipedia)

テクニカルなワードが多く出ますがその分詳細に金融危機や資本主義の仕組みについて理解できる作品です。マネー・ショートを見てからこちらの作品を見てみると実態がよくつかめるのでオススメ。

④汚れた真実

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『汚れた真実』(Dirty Money)は、企業犯罪を扱ったアメリカ合衆国のドキュメンタリー・テレビシリーズ。製作総指揮としてアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞の受賞経験があるアレックス・ギブニーが参加している。(wikipedia)

題名の通り、誰もが知る大企業が裏で行っていた汚れた真実を明るみに出したドキュメンタリー。資本主義の元では企業は利潤を出すことが目的になるが、それ故に起きてしまう不正について2シーズンに渡って描かれている。ちなみにシーズン2の3エピソード目にはトランプ大統領の娘婿のジャレド・クシュナーの行う不正についても描かれている。

⑤ロバート・ライシュ〜資本主義の救済〜

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『ロバート・ライシュ〜資本主義の救済〜』(Saving Capitalist)は、Jacob KornbluthとSari Gilmanが監督した2017年のドキュメンタリー映画で、元労働長官でロバート・ライシュ教授が経済システムの現状について語る姿を追いながら、「資本主義を救う」ためのアイデアを提示している。(wikipedia)

富裕層の富が献金などの形で政界に流れ、法律の決定にも影響を及ぼし、彼らにとって有利なルールができ貧富の差の拡大が加速する、という悪循環に陥っている資本主義の現状を明快に理解できる作品。

⑥ビリオンズ

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ビリオンズ(Billions)はアメリカのテレビドラマシリーズ。ストーリーはニューヨークのヘッジファンドに対する司法捜査と訴訟合戦であり、検察官プリート・バラーラとファンド代表者スティーブ・コーエンの争いを大まかに基にしている。(wikipedia)

5シーズンに渡って続く大人気ドラマ。資本主義の権化のようなヘッジファンドの代表と資本家の不正を許さないニューヨーク州検事のいたちごっこを描いている。資本主義vsアンチ資本主義の構図とも捉えられるが、資本主義の権化を糾弾する検事の方も資本家である父親のコネクションを利用するなど、資本主義から逃れられないジレンマなども描いており深い心理描写などがクセになる。

6作品から何が言えるか?

以上6作品を紹介しましたがいかがでしたか?

紹介したすべての作品において不正や不況、破綻などネガティブな側面に焦点が当てられていたのが印象的でした。

確かに「資本主義」は不完全で誰かが不利益を被る仕組みであることは間違いありません。しかし現代に生きている以上、資本主義の元で生きていくことが求められます。ネガティブな側面に対してただ不平不満を言うのか。仕組みを理解して資本主義をうまく活用して生きていくのか。それは個人の裁量に委ねられています。

お金を増やすというよりもまずは資本主義が不完全なもの、と認識しそれらが原因で被る不利益から自分を守れるように心がけることから始めるのがいいのかもしれません。

参考情報

この記事を書いた人

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Shawn(ショーン)
学生時代は3社のスタートアップでインターンを経験した後に外資コンサルに新卒入社。大学では経済学専攻。趣味は旅行とDJ。好きな映画はデビッド・フィンチャーの「Fight Club」。

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