見出し画像

2022.11.26

秋は間伐の季節です。本当は葉が落ちている秋と冬が間伐に適した季節なのだけれども、僕は林道を除雪できるような重機を持ち合わせていないので、秋がその季節と言うわけで。

具体的には10月の下旬から12月の頭くらいまで。雪が遅い年だと12月の下旬まで。その頃が自伐による原木調達の勝負期間となるわけです。

はじめての頃は手際も悪く、体力もなく、遅々として進まなかった間伐作業も、慣れてくれば、軽トラ1台分の原木も1時間もかからずに集められるくらいのところまでは来れて。1日に山と栽培ハウスを3往復する日も。いまは栽培の方が忙しくなったので、基本的には1日に1往復しかしていないけど、割と時間に追われることなく楽しく間伐できていたり。あの頃に頑張ってくれた自分に感謝だなと。

それでは、あの頃の僕は何を頑張っていたのかを考えると、チェーンソーの「目立て」かなと。「目立て」とは刃を研ぐことで、定期的に必要なこと。切れなくなったときも必要だけど、はじめての頃は切れなくなったことすら気づかないので、親方さんの言うとおりに、給油の度に研ぐ毎日を。

おかげで間伐のスピードもUP。もちろん、木の倒し方や道の付け方などなど、いろいろと習得したスキルはあるけれど、一番に役立ったものは「目立て」だったかなと。頑張って良かったと。スキルの習得は楽しいと。そこだけを見ても就農して良かったなと。

そんなことを思う今日この頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?