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2024.01.30

先日、町のスキー場へ行ってきました。僕を誘ったのは、今年からスノボをはじめる予定の長男。学校の授業で滑る機会があるらしく、その前に上手くなっておきたいからとの理由で。ときは土曜の午後から。自宅から車で5分の場所にあるのは、新得山スキー場。この日はオープン初日ということで、無料のリフト代。そのため、駐車場とリフトはすこし混雑気味。それでもゲレンデは快適で、久しぶりのスキーとなりましたが、とても楽しむことができました。

身近な場所にスキー場がある暮らしは、それだけで幸せです。関東在住の頃は、スキーをするにも事前に予定を立てて、少なくとも1日はそれで潰れます。『日帰り弾丸スキー』とはよく言ったもので、あれも20代だから出来たこと。交通費だけでも、そこそこ掛かります。それに比べれば、今のスキー環境はお手軽。ボーリングに行くくらいの気兼ねでスキーをできたりするので、本当に幸せだと。それを長男はどう感じているのか。案外、比べるものが無いので、それが当たり前だと感じているのかも知れません。

北海道への移住を決めた理由のひとつに、子供たちの故郷を作ってあげたいことがありました。というのも、以前の僕は短期転勤族。長男が生まれたのは茨城で、幼少は北海道と東北で過ごし、幼稚園に入ったのは奈良県。小学校は大阪の南部と北部に2ヶ所をはしご。一体、生まれと育ちは何処なんだろうと。それはそれで経験として良い部分もあるとは思うのですが、悪い部分があるのも確かだと思います。どこまでいっても本人次第だとは思うのですが、親としては後ろめたい部分もあったので、転職移住による定住を後押しした部分もあったと思います。

とはいえ、子供たちにとってそれは良かったのか、もしくは悪かったのか、その答えはわかりません。きっと、この先も分からないと思います。少なくとも、この日のスキーは楽しかったです。長男も楽しかったらしい。でも、そこに移住の是非は関係なかったのかも知れません。たまたま、その対象がスキーとスノボだっただけで、他所でも他所なりに楽しくやっていた気がします。大切なことは、ここでも楽しめたこと。そう考えれば、どこでどう育めたかは分かりませんが、ちゃんと成長しているみたいです。お互いに。

そんなことを思う今日この頃です。



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