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2024.01.26

※これは公式サイトに載せる文章の下書きです。

先日、誕生日を迎えました。プレゼントは鉄のフライパン。数年前からIHのコンロを使いはじめて、フライパンもコーティングされたものに買い替えたのですが、あまりしっくり来なかったので、再び鉄のフライパンへ戻りたく、今回のプレゼントとなったわけです。

手を抜くと、新品でも焦げついてしまう鉄のフライパン。日々のお手入れが必要な道具。油のなじみ具合は使い手によって決まります。『鉄のフライパンは育てるもの』と言われていますが、ほんとその通り。ついついコーティングされたフライパンと同じ使い方をしてしまい、さっそく焦げ付かせてしまいました。

慣れないうちは丁寧に。そんな使い方も楽しく。おかげさまで油の馴染み具合も良い感じに。食材を焦げ付かせてしまうことも無くなりました。そして椎茸も。フライパンで作れる椎茸料理は多くありますが、あえてシンプルに『塩しいたけ』を作ってみました。

椎茸は足と傘を切り分け、傘はそのままに、足は縦半分に切って筋切りをしておきます。よく熱したフライパンに油をひき、傘は内側を上にして、足は切った断面を下にして焼いていきます。蓋をして中火~弱火で5分ほど。傘は返さず、足は途中でひっくり返します。傘の内側に水滴が出てきたら少々の塩をふって完成です。

味見のために作ることが多かった『塩しいたけ』。味付けの塩は旨味を引き出すためのもの。口に広がる旨味は濃くて甘みを感じるほど。食べ終わった後も風味は口に残ります。醤油やバター、チーズを乗せるのも良いですが、当農園のグルタミン酸由来の旨味の強い椎茸なら、この食べ方が一番おもしろい。食べ方として届けたい料理はこれでした。

フライパンで作る『塩しいたけ』、おすすめです。

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