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教職志望の方へ④ー非担の一日

 高校の教育実習は、クラス経営も含みますので、普通は一年担任を持っている教員が受け持ちます。
 しかし、実習生が同じ教科に数人来て、たまたま教科で担任がいなかったり足りなかったりした場合は、非担任の教員が受け持って、クラスだけ別の教科の担任の指導を受けることがあります。
 つまり、教科指導の教員が非担(副担か学年団に入っていない)場合を考えてみます。

【副担の場合】
①出勤
 担任と同じですが、育児休暇を取っている場合は朝1限目には出勤していないと思います。机上に提出、になるかも知れません。

②授業と空き時間
 学校によって持ち時間が違う(学校規模と加配の多寡による)のですが、他の方の記事にもあるように担任17時間、非担18時間の学校もあったと思います。
 今、国が決めたカリキュラムの規定によって7時間目を作らないと科目が時間割に嵌まらなくなっています。他方、学校クラス数で何人配置というのが決まっており、一人あたりの授業持ち時間は増えているかも知れません(1クラス減になると教員定数は2人減らされました)。
 また、公立は国の方針で学校週5日制です。非担18÷5=3あまり3になり、週5日のうち、3日は1日4時間になります。
 そこへ分掌の当番があれば、大職員室か教科室のその先生の座席は温まる暇もなく、空き時間にはほぼ席にいないと思ったほうがいいでしょう。
 例外は教務部だった場合で、空き時間には大職員室にいると思います。教務部の仕事場所は大職員室だからです。

③放課後
 クラブの主担をしていたり、主担でなくても担任兼主担の代わりに、グラウンドや体育館にいたりする恐れがあるので、放課後の居場所は、あらかじめ確認しておく必要があります。
 進路指導部などは6月ぐらいからかなり多忙なので、進路指導室にいて、そこでは話をするのも難しいはずです。
 実習ノートを見てもらうために預けたら、いつ(どこに)取りに行ったら良いか、渡す時に聞いておかなければならないでしょう。

【学年団付きでない場合】
 学年団に入っていないということは、学年の職員室や、大職員室の学年団のところに机がない、ということを意味します。
 大職員室に教員全員の机が入る学校もありますが、それは比較的歴史の浅い学校です。古い学校は敷地の狭さや学校の考え方が違うために、分掌の部屋や教科室を持っています。それは特別教室と準備室を持つ社会や理科だけでなく、国語や数学でもです。
 一人の教員が、分掌と教科室のそれぞれに机を持っていることもよくあるので、どこにいつ実習ノートを受け取りに行けばいいのかは、毎回サラッと確認しておいた方がいいと思います。
 分掌の部屋は、例えば生徒会指導部のように、生徒が出入りできる場合があるので、指導関係の細かい話は、別の場所で話すことになるだろうと思います。

 次に説明するとしたら、……まあ、いろいろあるので、もしご希望があれば、コメントして下さい。
 今は採用試験結果発表が出たぐらいの時期なので、人によって聞きたいことが違うでしょうから。


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