見出し画像

【通信制高校】入学して2カ月 

通信制高校は全日制高校に比べ
登校日数、履修科目、必要なことをぐっと減らせます。
そして、その限られたことをきちんとこなしていくことで、
自己肯定感を高められるのではないかと思います。

先日、通信制高校に入学した娘の
第一回目のレポート締め切りが無事終わりました。
娘は、ようやく、
「自分も頑張っている」
の実感を得られたのか、
表情が明るいです。
入学して2カ月間、
少し慣れてきたところの様子を綴ってみます。


通信制高校での生活

久しぶりの無遅刻無欠席



まずは体調を整え、エネルギーをためて
次の進路に繋げたいという思いで
入学しました。
娘も家族も一致した思いです。

娘の学校は週2回のスクーリング、授業はすべて午後からです。
決められた時間割があり、
今期は一日1~2コマ(50分授業)です。
起立性調節障害の診断も出ている娘にとって
これだとなんとか全うできます。

真面目で頑張り屋だった娘。
中学の時は、
いくら今は休んでいいと言われても
たまに行けても午後から、
課題は出せない、などで
やはり罪悪感はなくならないようでした。
中学校の理解はあり、
恵まれた環境でしたが、
エネルギーはなかなかたまりませんでした。

枠組みを変えれば、
無遅刻無欠席、課題を期日内に出せます。
これが思ったよりもよいようです。
逆にこれができないことが
娘にとって本当につらいことだったことが
よくわかります。


少ないけれどある、人との関わり

娘は、エネルギーが少ない中でも、
できれば人と関わる場を持ちたい、
少しでも対面で授業が受けたいとの思いで
週2回登校の学校を選びました。

実際、人との関わりは、少ないながらもあるようです。
入学式前後にオリエンテーションや
同級生とペアワークをする特別授業もありました。
特別授業やわからないことを聞きたいときなどは
近くの席の子と話もしているようですが
必要がなければ会話もなくただ授業を受けて帰る、
という日もあります。

もともと内気な娘です。
連絡先を真っ先に交換して
友だちを作るタイプではありません。
ただ、自分のペースで過ごしている子も多いので
学校の雰囲気は居やすいとのことです。

積極的に声をかけてくれる子や
楽しくおしゃべりしている子たちもいれば、
かなりおとなしめの子
話すのが苦手と公言する子
もいるとのことです。

クラスがないので、授業によって会う人はまちまちです。
必修科目を中心に時間割が組まれるので、
自ずと同級生の子と同じ授業になることが多いですが、
他学年の先輩と一緒のときもあるそうです。
「体育で着替えてると、今日転入してきたっていう2年生の子がいて、授業のこときかれちゃった。ちょっと話したわ。」
ということも。

5月にはクラブの体験会や
有志(120人中の20人くらいの募集)の交流会があったようです。
娘は参加見送りです。
知らなくて申し込みそびれているわけでは
ないので、
まだ余裕がないのかなと思います。

入学前はクラブや委員会にも興味をもっていたので
本人のタイミングで参加するようになるかもしれません。

2カ月たって思うこと

少ない登校機会をきちんとこなし、
GoogleChatなどをつかった学校からの発信を
家で毎日チェックすることで、
娘は学校に対する親しみを持ち始めたように思います。
この親しみの感覚がでてきたことが
ぼちぼち慣れたと言える理由です。

ゴールデンウィーク頃に
慣れたかときかれたときは
「どうでしょう。まだこれからですかね…」
という感じでした。

入学するにあたり、
選んで入学したのに行けなかった
中学時代がよぎりました。
馴染めるのか、
1時間の通学時間はどうか、
引き続き家庭のウェイトが大きいのかなぁ
(うまくサポートできるだろうかという親側の心配)
など不安もありました。

でも、娘は今、
ゆっくりじっくり自分のペースで
積み上げていると感じます。

お家の時間は長いけれど、
できそうだ、と
自分で取り組んでいることを
応援する形なので
心穏やかな気がします。

高校でのことは伝聞、推測調になってしまいます。
書いていて改めて思うのですが
高校での体験は娘のもの。
いろいろなことを感じていると思います。

慣れたらまた違う問題も起こってくるかもしれません。
私は、
先回りせず伴走に徹する
とつぶやきながら
また暮らしていきます。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?