こんな日によりそう世界をひらいて
そうだ。きっとこんな日だ。
物語をよまなくても、人はいきていける。
それなのに、本屋さんには物語の本がたくさんある。いまもなお、文豪とよばれるほど、語り継がれている物語がある。
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たまに訪れる、身体のしんどい日。
目の奥のツンツンとした痛みとか、首の付け根とか、咳のゴホゴホとか。
そんなとき、寂しさをぐっと味わうことがある。心細さくるその寂しさは、傷口がヒリヒリしているとこをこすられたような痛みがある。
みんなそれぞれに生活がある。
そう分かってしまった日から。
ねぇあのね。お話しきいてっていうのが言えなくなってしまった。
みんな、ちゃんと生きてて。
働いたり、家事したりしている。それぞれ大切にしている今がある。
だから、言えない。
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いつもなら気にしないことにグタグタと考えて。最後のちからを使ってしまう。
こういうときは、あったかい湯船でほんわりした方がいい。ふかふかっのお布団にくるまって、ぬくぬくしたほうがいいのに。
どうしてもそうできずにいる。
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そうだ。こんなとき。
物語は、こんな人のためにあるんじゃないかって。そっと語るように、寄り添うようにある物語があったらいいなって。
そんなことを思ったから、また物語をかこうかなって思うんだ。
いつも読んでくださり、ありがとうございます♡