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1話完結短編*お休みエンドロール

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日曜日更新*お休みの日、眠りにつくまえにいうときの「おやすみ」が笑顔でありますように* お休みがおわりかけたときにだけ聴くことのできる、ショートストーリー。
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#毎日note

お休みならいつだって、カレンダーに花丸を。

ラッシュ終わりの座れる電車。コツンコツンとヒールの音がはっきりと聞こえるくらい、静かな美…

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いつでも全力で一生懸命な君におくる休日。

目を覚ますと、やさしい光が窓からもれていた。ひいたままのカーテンのほんの少し向こうに大き…

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おおきな自然のなかで、ちいさなココロがふくらんでく。

バスに揺られながら、夜の街並みをながめる。そっと窓から外をみれば、空がどこまでも続いてい…

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お休みを、休むだけの日にしない歌がある。

お休みの日の夜。 お休みがおわってしまう寂しさとか。 明日からの日がゆううつさとか。 そん…

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親しき仲でも、伝えたいことは文字にして。

すこしずつ暑さがやわらいできて、二度寝にぴったりの時期になってきたようだ。 一度起きて、…

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信じることから、つくりあげていく素敵さ。

きっかけなんて些細なことだったな。 いつも仕事をサポートしてくれる先輩に書類を渡しにいっ…

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未来を変えることは、この瞬間を変えていくこと。

きっかけなんて、些細なものだった。 ほんとに小さなことで、人のきもちは簡単にかたむいてしまう。良い方にも、良くない方にも。 ほんとうは、その方向は簡単にかえていける。自分のチカラで、だれでも。 ★ たしかあの日は。 お昼休憩がおわり、午後の仕事をはじめようかとしていたとき。後輩が書類をもってきてくれた。さしだされた書類にそえられた手をすいよせられるようにみた。 彼女の指先が淡いコーラル色でそめられて、とてもステキだったから。思わずステキねって声にだしてから、書類を

恋するけんかは、運命の赤い糸のせい

くたりと天井を見あげる。いつもは居心地のよいこの場所がとても苦い。 あたま、いたいなぁ。…

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気づかないフリしてた心と身体とすごす時間

大好きなソファでこてんと横になって、どのくらいたっただろう。テーブルのうえには、まだ朝食…

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7日にひとつずつ、重ねていくこと、見据えること

トントン。トントン。 9つの数字から数字をうっていく。 ペラ。ペラ。 片手はちいさな紙をめ…

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今よりもっとステキをまとって、ひるがえして

場違いかな。 誰かに何かを言われたわけではないのに、そわそわしてしまう。 色とりどりのか…

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ひんやりは、起きたくなる朝をさそう

まだ、朝の余韻がのこるお昼まえの時間。窓からのカーテンをとおして入ってくる光は、もう熱を…

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袖をとおす瞬間に、今日への期待を高めてく

服は、福をつれてくるみたい。 気分はちょっとスキップしちゃいそうなくらい浮かれていた。 …

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今から遊ぼうよからはじまる、大きなこどもの約束

窓からはサンサンとした太陽がふりそそいでくる。ジリジリとした暑さが今はちょうどいいくらい。 キンキンとした冷たさを身体にとりこんでしまったのだから。 ★ ムンとした熱気を感じて、リモコンのスイッチをいれたのを覚えていた。すこし汗ばんだ身体をくねらせて、エアコンからの涼しいかぜを肌でかくにんして。そのまま、もういちど、まぶたを閉じてしまって。気づいた時には、時計の針は両方とも高いところにならんでいた。 まだ眠れそうだけど、スマホをたぐりよせて、ブックマークをおす。わたし