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メトロ車の小田急新宿行に乗車する

2022/6/29

小田急線の急行で新宿に向かっていると、経堂駅で新宿行の行先表示を掲げる東京メトロ16000系を発見。
JRのE233系や東京メトロの16000系は通常代々木上原~新宿間には入線しませんが、ダイヤ乱れの際には臨時に入線することがあります。

この日は帰巣の途中。時間に余裕があり、折角なので急行から乗り換え、経堂から新宿まで乗車してみることにしました。

16000系の車内案内。新宿行に違和感。

メトロマークをバックに小田急新宿行の表示を掲げる姿には違和感を感じます。
ただ、代々木上原までは通常でも各駅停車として走る運用がありますので、行先以外は特に普通の感じ。

代々木上原駅。新宿方面の4番線に入線。

列車は代々木上原駅に到着。ここで列車は4番線に入線しました。
代々木上原駅は2・3番線が千代田線綾瀬方面、1・4番線が小田急線新宿方面となっています。
代々木上原駅を出るとすぐに千代田線方面の線路は地下へ高度を下げ始めてしまうため新宿方面には渡り線が無く、配線の都合上3番線から新宿方面や4番線から綾瀬方面には走行できません。

つまり、16000系が通常4番線に入線することは無く、珍しいものになります。
停車中にはしきりに千代田線方面に行かない旨を放送していました。
車両でどこに行くのか判断する人も居そうですもんね…

そして列車はここから臨時急行に種別変更。
新宿駅までの途中駅は全て通過し、次は終点の新宿です。

車内の案内も急行に。代々木上原始発の表示になってますね。

写真はありませんが、参宮橋ではE233系の回送列車とすれ違いました。
この列車と同じように新宿行として運用された後なのでしょう。
臨時として新宿行で運用されることはあっても、折り返しで運用されることはなく、回送になります。

新宿駅に到着。各駅停車の発着する地下ホームに入ります。

列車は新宿駅、普段各駅停車が発着する地下ホームに到着しました。
優等列車が発着する地上ホームはいつもひっきりなしに列車が発着しており、折り返し回送となる列車を入れる余裕はないため、こうした列車は地下ホームに到着することがほとんどです。
地下ホームを発着するのは基本的に各駅停車のみで、日中は9番・10番ホーム(10番ホームは降車専用ホーム)のみを使用しているため、7番・8番ホーム(7番ホームは降車専用ホーム)は空いていることがほとんどです。
こうした空きがダイヤ乱れの際などに力を発揮するのですね…
朝のラッシュ時の一部優等列車やツアーの団体列車にも地下ホームを離発着する列車があります。

折り返しは回送として発車を待ちます。

小田急の新宿駅に千代田線の車両が止まっているのは違和感でしかないですね…
夕方の帰宅ラッシュにも差し掛かろうかという時間、物珍しさから通りながら写真を撮っている方もいました。

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