他人よりも近く、特別よりは遠い

ある意味で特別ではあるのかもしれない、とは自惚れているけれど。

キミの機嫌が悪くても、一緒に夕飯を食べることは出来る、ということが判った。プラスでもマイナスでもないってことだけど、たぶんそれは、僕がいても邪魔とは思われていない──と思いたい。
他人の期待に、あるいは、要望に応えるような子だから、どこまで本心を表しているのかが今ひとつ把握できないけど。

でも、ひとつ今日予想外だったのは。お互い明確に「じゃあ、ご飯に行こう」という台詞なく、一緒に帰ったこと。

……あとキミの月の日を明確に教えられるとは思わなかった。ここら辺の扱いって、どうなんだろうな。人に寄るのだろうけれど、伝えても気にしないのか、そうでないのか。扱いが難しい。

ふとしたことで、キミの手に触れた。柔らかいなということと、傷付けさせたくはないなって。

ひとつ憂慮は見えてしまったけれど隠してしまう。


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