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まさに逆転の発想!自衛官夫に考えさせられた”幸せレベル”の話

”幸せ”と感じる度合いって人それぞれだと思うんです。

想像してみてください。どんな瞬間が「あ~自分は幸せだな~」と感じますか?

今日は以前に自衛官夫から聞いて「なるほどね~」って強く感じ、心に刺さった幸せレベルの話です。

そもそも、「幸せレベルって何?」って感じですよね。
夫曰く、幸せレベルとはその人が「ああ、幸せだ」と感じるボーダーラインのことだそうです。

幸せレベルと聞いて、何のことだか理解した方はあまり多くないのでは無いでしょうか。当然だと思います。私もそうでしたから。

自衛官は”幸せレベルを下げることがいい”と常々言われているそうなんです。

幸せレベルが低い=善

ならば、必然的に

幸せレベルが高い=悪

となりますよね。

この話を聞いた当時、幸せレベルが低い方がいいなんて言われると、「贅沢をしてはいけないという意味なのか」とか「幸せになってはいけないという意味なのか」とか、私の中で理解不可能でした。

”幸せレベルを下げるといい”と言われるとその人は不幸せなのではなか。なんて思いませんか?

夫から日常で起こりうる具体的な例を出してもらったら、内容がすっと入ってきて、捉え方次第だと思いますが、私も幸せレベルが低い人の方が幸せだと感じました。

朝食を具体例にイメージ

イメージしやすいように具体例として朝食を題材に極端な話をします。

Aさん(朝食を食べられることが当たり前となっている)
「朝から、食後にデザートが食べられて幸せだったな~」

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ということは、Aさんは朝食を食べることが0値なので、朝食+何かがないと0値からプラスにはならないのです。つまり、食後にデザートが食べられなかったら幸せだとは感じないのです。

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Bさん(朝食は食べるものの冷たいご飯のときもあるらしい)
「朝から、温かい御飯と味噌汁が食べられて幸せだったな~」

ということは、Bさんは冷たくても何か口にすることが0値なので、温かいご飯と味噌汁が食べられただけで、0値からプラスになるのです。

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Cさん(朝食があることが当たり前ではないらしい)
「朝から、何か口にすることができて幸せだったな~」

ということは、Cさんは温かくても冷たくても、和食でも洋食でも

何か口にすることさえできれば、幸せだと感じるのです。

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Aさん、Bさん、Cさんそれぞれの幸せレベルをみてどう感じましたか?

ものすごく極端な言い方ではありますが…

わかりやすくするための具体例ですのでご了承ください。

Aさんの方が華やかで水準の高い生活をしているように感じます。

一方でCさんは質素な暮らしかもしれませんが、

小さなことに幸せを見いだせる暮らしだと感じます。

自衛官の幸せレベルは低くあれ!
自衛官がなぜ幸せレベルが低いほうがいいと言われているのかが、なんとなくわかりましたよね。

過酷な中で活動する彼らの士気を高めるためのメンタル術でもあるのかもしれないですね。

「冷たくて硬いご飯だなー」=不幸せ

ではなく、

「今日も食事にありつけた!」=幸せ

というマインドで物事に対峙すれば

辛いことも辛くなくなるよ!という究極の精神論なんでしょうね。

自衛官から習うことってたくさんあります。私はこの幸せレベルの話を聞いてから、

「〇〇なんだから、○○して当たり前でしょ!なんでやってくれないの?」=怒

というマインドから、

「〇〇してくれたのね、ありがとう。」=喜

というマインドに変換するように心がけています。

そうすることで、イライラする事も減りますし、言った方も言われた方も嫌な気持ちをすること無く、穏やかに暮らすことができます。

その結果夫婦仲が良くなります。

何をもって幸せだと感じるかは人それぞれなので、一概に幸せだとを下げることが良いことだとは言いませんが、心を穏やかにするためには幸せレベルを下げてみることも時には良いかもしれません。

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